ジョン・R・ギリス(John R. Gillis、[ˈɡɪlɪs]1939年 - )は、アメリカ合衆国歴史学者ラトガーズ大学歴史学名誉教授である[1]

ギリス、2010年撮影。

経歴

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1960年アマースト大学を卒業し、1965年スタンフォード大学で博士号を取得、1966年プリンストン大学の助教授となり、1969年から1970年にかけてイギリスオックスフォード大学で研究に従事した[2]。その後、ラトガーズ大学に移り、1976年に教授へ昇進した[2]

ギリスは、ドイツの歴史への関心から研究生活に入り、次いでイギリスの歴史に関心を転じ、さらに広く様々な時代の社会史、文化史について研究を展開するようになった[1]

ラトガーズ大学退職後は、カリフォルニア州バークレーに居を構え、夏場はメイン州の島で過ごす生活を送っている[1]

おもな著書

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単著

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  • The Prussian Bureaucracy in Crisis, 1840-60 (Stanford, 1971) ISBN 978-0804707565
  • Youth and History: Tradition and Change in European Age Relations, 1750-Present (Academic, 1975) ISBN 978-0127852621
    • 日本語訳:北本正章 訳、<若者>の社会史 : ヨーロッパにおける家族と年齢集団の変貌、新曜社、1985年
  • Development of European Society, 1770-1870 (Houghton Mifflin, 1977)
  • For Better, For Worse: British Marriages, 1600 to the present (Oxford, 1985) ISBN 978-0195036145
    • 日本語訳:北本正章 訳、結婚観の歴史人類学 : 近代イギリス・1600年~現代、勁草書房、2006年
  • A World of Their Own Making: Myth, Ritual, and the Quest for Family Values (Basic, 1996) ISBN 978-0465054145
  • Islands of the Mind: How the Human Imagination Created the Atlantic World (2004) ISBN 978-1403965066
  • The Human Shore:Seacoasts in History (2012) ISBN 978-0226922232
    • 日本語訳:近江美佐 訳、沿岸と20万年の人類史 : 「境界」に生きる人類、文明は海岸で生まれた、一灯舎、2016年

編著

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  • The Militarization of the Western World (Rutgers 1989)
  • The European Experience of Declining Fertility, with D. Levine and L. Tilly (Blackwell, 1992)
  • Commemorations: The Politics of National Identity (Princeton, 1996)
  • Becoming Historians, with James M. Banner, Jr. (University of Chicago, 2009) ISBN 978-0-226-03658-8

脚注

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  1. ^ a b c Department of History, John R. Gillis”. Rutgers School of Arts and Sciences. 2021年5月2日閲覧。
  2. ^ a b 北本正章「<解説>にかえて」『<若者>の社会史』、413-414頁。