IceWMは、X Window Systemスタック型ウィンドウマネージャの一つ。Marko MačekによってゼロからC++で書かれた。メモリ使用量とCPU使用率が比較的低いのが特徴である。テーマをサポートしており、Windows 95、OS/2、Motifなどのユーザインタフェースに似せることができる。

IceWM
IceWM with Xeyes on Debian Buster
作者 Marko Maček
初版 1997年
最新版
3.7.0 / 2025年2月23日 (4日前) (2025-02-23)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C++
対応OS Unix系
種別 ウィンドウマネージャ
ライセンス GNU GPL および GNU LGPL
公式サイト ice-wm.org
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IceWMプロジェクトの主な目標は、よいルック&フィールを提供しながらも同時に軽量であることである。またもう一つの重要な特徴として、ポップアップなどでユーザを妨げない操作感が挙げられる。

IceWMの設定は、ユーザのホームディレクトリに置かれたテキストファイルで行うため、コピーやカスタマイズが容易である。また、設定ファイルの編集のためのGUIプログラムも存在する。

IceWMには組み込みのタスクバーがあり、メニュー、タスク表示、ネットワーク・CPUメータ、メールチェッカ、カスタマイズ可能な時計などが置かれている。

ちなみに、開発者曰く「(IceWMという)名前はとても暑い日に決めた」とのこと。[1]

採用例

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IceWMはAbsolute LinuxantiX[2]などの一部のLinuxディストリビューションで既定のGUIとして使用されている。

スクリーンショット

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関連項目

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脚注

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  1. ^ icewm 1.0.4 readme”. 2000年6月12日閲覧。
  2. ^ antiX-23.2 released – antiX Linux”. antixlinux.com. 2025年1月13日閲覧。

外部リンク

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