gretl (グレーテル)は経済学分野での利用を主に想定したオープンソースの統計解析ソフトウェア・パッケージである。名前の gretl は、「 Gnu Regression, Econometrics and Time-series Library 」から来ている。

gretl
Screenshot of gretl
開発元 The gretl Team
初版 2000年1月31日
最新版
2021d / 2021年9月30日 (3年前) (2021-09-30)
最新評価版
CVS参照
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語
対応OS Cross-platform
対応言語 多言語対応 (10言語)
サポート状況 Active
種別 統計学
ライセンス GPL
公式サイト gretl.sourceforge.net
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gretl にはGUI を備えており、 X-12-ARIMATRAMO/SEATSR の各ソフトウェアを合わせて使うことができる。

ソフトウェアとしてはC言語で書かれており、GUIウィジェットのライブラリとして GTKを、プロットするための外部プログラムとして gnuplot を使っている。GUI による操作を補完するために コマンドライン操作もできるようになっている。

gretl の解析結果は LaTeX 形式で出力することができる。

gretl は英語だけでなくバスク語ドイツ語フランス語イタリア語ポーランド語ポルトガル語ロシア語スペイン語トルコ語にも対応している。

学術雑誌にも取り上げられており、Journal of Applied Econometrics (en) には gretl の紹介記事がいくつかある[1][2][3]。 また Journal of Statistical Software (en) でも紹介されている[4]

サポートするデータ形式

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gretl にはまず、gretl 独自の XML ベースのデータ形式が定義されている。

それに加えてプレーンテキストCSVdatabank (en)EViews (en) (場合による)、ExcelGnumericGNU OctaveJMulTi (en)OpenDocument SpreadsheetPcGive (en)RATS 4 (en)SPSSStata の各データ形式を読み込むことができる。また GNU OctaveR、CSV、JMulTi (en)PcGive (en) の各形式に出力することができる。

関連項目

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脚注

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関連書籍

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  • 「gretl(グレーテル)で計量経済分析 」 (加藤久和 (著) 、日本評論社、2012年8月9日)

外部リンク

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