Gee
Gee(ジー)は、2009年1月5日に韓国で発売された少女時代の1stミニアルバム、またはそれに収録された楽曲。KBSの音楽番組『ミュージックバンク』にて史上初の9週連続1位を獲得する[1] など、韓国で大ヒットを記録した、少女時代の代表曲である。また2010年10月20日には同名の日本語版シングルが発売された。
「Gee」 | |||||||||||||||||
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少女時代 の シングル | |||||||||||||||||
初出アルバム『Gee( 韓国) GIRLS' GENERATION( 日本)』 | |||||||||||||||||
リリース | |||||||||||||||||
規格 | シングル、デジタル・ダウンロード | ||||||||||||||||
録音 | 2008年、2010年 | ||||||||||||||||
ジャンル | K-POP、ダンスポップ、エレクトロポップ | ||||||||||||||||
時間 | |||||||||||||||||
レーベル | SMエンタテインメント | ||||||||||||||||
作詞・作曲 | イー・トライブ、中村彼方(日本語詞) | ||||||||||||||||
プロデュース | イ・スマン | ||||||||||||||||
ゴールドディスク | |||||||||||||||||
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チャート最高順位 | |||||||||||||||||
詳細は下記参照 | |||||||||||||||||
韓国 年表 | |||||||||||||||||
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概要
編集初めて恋に落ちた女性の気持ちを表現したファストテンポの曲[2]。タイトルの「Gee」とは、「まあ!」「びっくり」といった意味の英語の感嘆詞である[2]。
韓国版
編集2008年9月から活動が停滞していた少女時代だが、2009年1月に復帰すると発表され[2][2][3][4]、 ソウル市の各所に広告ポスターが貼られた。2009年1月5日にミニアルバム、デジタルシングルとして発売されると[5]、当日にはサイワールド毎時音楽チャートで首位を獲得し、2日以内に6つの異なる音楽チャートの首位を獲得した[6]。
発売の1週間後にKBSの音楽番組『ミュージックバンク』で首位を獲得。そこから9週連続で1位を獲得し[1]、ジュエリーが2008年に打ち立てた7週連続1位の最長記録を更新した[7]。しかし少女時代の『ミュージックバンク』への出演が中止となった為、所属事務所SMエンタテインメントとKBSとの確執が噂された[8]。
SBSの音楽番組『SBS人気歌謡』でも首位を獲得[9]、Mnetの『M Count down』でも8週連続1位を獲得し、記録を更新した[10][11][12]。
販売アナリスト会社ハンによると、発売から10日以内に3万枚以上の売上があったという。SMエンタテインメントの発表によると店頭への出荷は10万枚以上である[13]。
ミュージックビデオ
編集SHINeeのミンホ演じる店の従業員が店を閉めた後に、店内に置かれたマネキン(少女時代)が動き出すという内容。このビデオは発表当日に100万以上の再生回数を記録し[14]、YouTube上で3,200万以上のアクセスがあった。またダンスのみのバージョンが店内・白い背景の2種類公開されている。ミュージックビデオ内でメンバーが着用していた白のTシャツにカラフルなスキニージーンズ姿は、アジア全域で人気が広まった[15]。2009年6月にYouTube公式チャンネルに公開されたこのMVは、2013年4月、公開から3年10ヶ月目にして再生回数が1億回を超えた。これは韓国のアイドルグループとしては初の記録である[16]。
トラックリスト
編集# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
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1. | 「Gee」 | E-TRIBE | E-TRIBE | E-TRIBE |
2. | 「힘 내! (Way To Go)」 | Kenzie | 김정배(キム・ジョンべ) | Kenzie |
3. | 「Dear. Mom」 | 노태륭(ノ・テリュン) 김태성(キム・テソン) | The Lighthouse | 노태륭(ノ・テリュン) 김태성(キム・テソン) |
4. | 「Destiny」 | James Read | 최갑원(チェ・カプウォン) 김영환(キム・ヨンファン) | 안익수(アン・イクス) |
5. | 「힘들어하는 연인들을 위해 (苦しむ恋人たちのために、Let's Talk About LOVE)」 | 김영후(キム・ヨンフ) | 김영후(キム・ヨンフ) | 김영후(キム・ヨンフ) |
日本版
編集「GENIE」に続く日本での2ndシングルとして、2010年10月20日に発売された。2011年5月18日には韓国ライセンス版も発売された。日本版のミュージックビデオは2010年10月6日に公開。SHINeeのミンホは従業員ではなく客、少女時代のメンバーはマネキンではなく従業員を演じている[17][18]。
2010年11月1日付のオリコンシングルランキングで初登場2位を記録。海外女性グループとしては、ノーランズの「ダンシング・シスター」以来、史上2組目のトップ3入りとなり、アジアの女性グループとしては史上初の記録を達成した[19]。Japan Hot 100の2010年末チャートでは57位に入った。
Pizzicato Oneの小西康陽は「あれを聴いて、ほんと久しぶりにすっごい悔しかったんですよ。『これは自分の書きたかった曲だ!』って感じで」と絶賛した。[20] またhotexpressの武川春奈は「楽曲からアートワークまで前作とは一変したキュートさ・乙女らしさを放っている。フェミニンな雰囲気漂うフワリとした柔らかいサウンド、“Gee Gee Gee Gee Gee〜”と頭から離れないキャッチーなメロディ、恋する女の子の心情を明るく綴ったリリックと、いちいち可愛くて、いちいち聴き手をドキドキワクワクさせる。」と述べた[21]。「リッスンジャパン」は「うれし恥ずかし、初恋のキモチをキャピキャピと歌った超乙女チックなナンバーで勝負。名前にふさわしく“少女時代”特有の可憐でスウィートな魅力が満載となっている。」とコメント。特記すべき点として"日本語詞の秀逸ぶり"を挙げ、「ガールズトークをさらに片言に崩したような、ある意味、彼女たちの等身大の歌詞が妙にリアルで、恋する女の子なら共感必至。そして、そのたわいなさそうな言葉の羅列も、アップテンポなメロディに載せ、少女たちの口から少々たどたどしく発せられることで、絶妙にいじらしく、男子の心も狙い撃ち。」と批評。また、サビのキャッチーな朝鮮語は聴覚を刺激するなど、「確信犯ともとれるその抜かりのないアイドルっぷりに脱帽」とした[22]。
2012年11月度発表にて、日本レコード協会は着うたフルでの75万DLを認定[23]。先に達成していたPC配信25万DL[24] と合わせ、フル配信ミリオンを達成した。韓国アーティストとしてはKARA「ミスター」以来2例目。(ただし同協会では、KARAを洋楽、少女時代を邦楽扱いとしている。)
2014年1月、日本レコード協会は音楽配信認定の「着うたフル(R)」と「PC配信(シングル)」の2つのカテゴリを「シングルトラック」に統合した。これにより「Gee」がミリオンに認定された。[25]
収録曲
編集# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
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1. | 「Gee[26]」 | Kanata Nakamura | E-TRIBE | E-TRIBE |
2. | 「Gee (Korean Ver.)」 | E-TRIBE | E-TRIBE | E-TRIBE |
3. | 「Gee (Without Main Vocal)」 | E-TRIBE | E-TRIBE |
DVD
- Gee (Original ver.)
- Gee (Dance ver.)
特典
編集- 豪華初回限定盤
- CD+DVD
- 撮り下ろしフォトブック
- トレーディングカード封入
- 期間限定盤
- CD+DVD
- 先着購入者に「Gee Frontジャケットver. ステッカー」封入
- 通常盤
- CD
- 先着購入者に「Gee Backジャケットver. ステッカー」封入
各チャートの最高順位
編集チャート(2009/2010年) | 最高 順位 |
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韓国 ミュージックバンク | 1 |
韓国 SBS人気歌謡 | 1 |
韓国 Mnet毎時音楽チャート | 1 |
日本 オリコン週間 | 2 |
日本 オリコン月間 | 7 |
日本 オリコン年間 | 49 |
日本 Billboard Hot 100[27] | 2 |
日本 Billboard Adult Contemporary Airplay | 1 |
日本 RIAJ有料音楽配信チャート | 1 |
売上と認定
編集チャート | 売上と認定 |
---|---|
オリコン フィジカル売上[28] | 134,303+ |
日本レコード協会 フィジカル認定 | ゴールド (100,000+)[29] |
日本レコード協会 着うたフル | トリプル・プラチナ |
日本レコード協会 PC配信 | プラチナ |
日本レコード協会 着うた | ダブル・プラチナ |
日本レコード協会 シングルトラック | ミリオン |
発売日一覧
編集地域 | リリース日 | 規格 | レーベル |
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韓国 | 2009年1月5日 | CD、デジタルダウンロード | SMエンタテインメント |
シンガポール | 2011年1月12日 | CD | ソニー・ミュージックエンタテインメント(シンガポール)、ロックレコード(シンガポール) |
マレーシア | 2012年12月24日 | CD | タワーレコード(マレーシア)、EMI(マレーシア) |
タイ | 2013年11月2日 | CD | SM True |
マカオ | 2014年4月1日 | CD | 棋人娯楽 |
インドネシア | 2015年10月10日 | CD | ユニバーサルミュージック |
日本 | 2010年8月11日 | 着信音 | ユニバーサルミュージック |
2010年9月 | ラジオ | ||
2010年10月20日 | CD | ||
フィリピン | 2010年11月11日 | CD | |
シンガポール | 2012年8月10日 | CD | ソニー・ミュージックエンタテインメント(シンガポール)、ロックレコード(シンガポール)、ユニバーサルミュージック |
マレーシア | 2013年7月17日 | CD | タワーレコード(マレーシア)、EMI(マレーシア)、ユニバーサルミュージック |
タイ | 2014年6月14日 | CD | SM True、ユニバーサルミュージック |
マカオ | 2015年11月19日 | CD | 棋人娯楽 |
インドネシア | 2016年5月16日 | CD | ユニバーサルミュージック |
脚注
編集- ^ a b Kim, Hyeong-woo. 소녀시대 뮤뱅 9주 1위에 슈주 감동 깜짝축하 (Girls' Generation Music Bank 9-Week #1, Touched by Super Junior's Surprise Congratulations). Joins.com March 13, 2009. Retrieved March 13, 2009.
- ^ a b c d Kim, Hyeon-woo and Jee, Hyeong-joon. 소녀시대가 돌아왔다! “9개월만에 컴백, 몸 근질근질했다”(인터뷰①) (Girls' Generation Has Returned! "Comeback After 9 Months, We're Excited" (Interview Part 1)). Joins.com/Newsen. January 6, 2009. Retrieved January 5, 2009.
- ^ Choi, Dae-han. 소녀시대 gee, 이 트라이브가 작곡해 화제 (Girls' Generation "Gee", E-Tribe is Writer, (and becomes a subject of) Discussion). Today Korea. January 2, 2009. Retrieved January 5, 2009.
- ^ Shin, Su-jin. 소녀시대, 다음달 7일 미니앨범 ‘Gee’로 컴백 (Girls' Generation, Next Month on the 7th, Mini Album "Gee" Comeback. Dailian/ebnews. December 29, 2008. Retrieved January 5, 2009.
- ^ Lee, Soo-hyeon. 소녀시대 신곡 '지', 공개동시 싸이월드 실시간 1위 (Girls' Generation's New Song "Gee" Tops Cyworld's Hourly Chart After Release). MoneyToday. January 5, 2009. Retrievd January 5, 2009.
- ^ Park, Young-woong. 소녀시대, 'Gee' 공개 2일만에 음원 차트 '올킬' (Girls' Generation's "Gee" Does Chart "All-Kill" 2 Days After Release). MyDaily. January 7, 2009. Retrieved January 7, 2009.
- ^ Kim, Hyeong-woo. 소녀시대 뮤뱅 8주 연속 최장기간 1위 대기록 ‘가요史 다시 썼다’ (Girls' Generation Music Bank 8-Week All-Time Record #1, "Have Set Another Music Record"). Joins.com March 6, 2009. Retrieved March 6, 2009.
- ^ Lee, Jeong-hyeok. '소녀시대', KBS와 갈등?...2주 연속 출연 안해 (Girls' Generation, KBS Conflict?...Two Weeks of No-Shows). Sports Chosun. January 16, 2009. Retrieved January 16, 2009.
- ^ Kim, Hyeong-woo. 소녀시대 인기가요 1위 소감 “창피한줄 모르고 눈물 펑펑 쏟았어요” (Girls' Generation Top Songs #1 Reaction "Without Feeling Shame, Tears Freely Flowed"). JoongAng Ilbo/Newsen. January 19, 2009. Retrieved January 19, 2009.
- ^ Lee, Su-un. (뮤직클럽)소녀시대 ‘Gee’ 원더걸스 기록 깰까? ((Music Club) Girls' Generation's "Gee" May Break Wonder Girls Record?). ETNews. February 10, 2009. Retrieved February 11, 2009.
- ^ Lee Soo-oon. (뮤직클럽)카라, 단숨에 2위 소녀시대 'Gee' 누를까 ((Music Club) Kara, Second in Moments; Can They Overcome Girls' Generation's "Gee"). ETNews. February 25, 2009. Retrieved February 24, 2009.
- ^ Lee, Kyeong-ran. 소녀시대, 최장기 1위…8주 기록 경신은 쭉~ (Girls' Generation, A Strong #1...8-Week Record, Credulity High~). Joins.com. March 3, 2009. Retrieved March 3, 2009.
- ^ Kim, Hyeong-woo. 소녀시대 ‘Gee’ 열풍에 1집 앨범도 덩달아 판매 급상승 (Girls' Generation "Gee" Blast Causes 1st Album Sales Increase). JoongAng Ilbo/Newsen. January 20, 2009. Retrieved January 21, 2009.
- ^ Kim, Hyeong-woo. 소녀시대 ‘Gee’ 성적, 원더걸스 ‘노바디’ 보다 빠르다 (Girls' Generation "Gee" Results Better than Wonder Girls' "Nobody"). Joins.com/Newsen. January 14, 2009. Retrieved January 16, 2009.
- ^ http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2010101309044741740
- ^ 少女時代「Gee」K-POPアイドル初の再生回数1億回突破! kstyle 2013年4月2日
- ^ (Shoujo Jidai’s (SNSD) ‘Gee’ album cover revealed (UPDATE: MV Teaser!) SM Town Japan. September 30, 2010. Retrieved October 1, 2010.
- ^ Girls' Generation (SNSD) - Gee (Japanese MV Teaser) YouTube. September 30, 2010. Retrieved October 1, 2010.
- ^ “RIAJ Digital Track Chart: Chart issue October 26, 2010”. 日本レコード協会. 2010年10月29日閲覧。
- ^ http://www.houyhnhnm.jp/feature/2011/06/konishi-interview-5.html
- ^ 武川春奈 (2010年). “Gee” (日本語). レビュー. hotexpress. 2010年12月25日閲覧。
- ^ “少女時代/Gee” (日本語). 新譜レビュー. リッスンジャパン (2010年). 2010年12月25日閲覧。
- ^ https://web.archive.org/web/20130116015946/http://www.riaj.or.jp/data/others/chart/w121220.html
- ^ https://web.archive.org/web/20110623034913/http://www.riaj.or.jp/data/others/chart/w110620.html
- ^ レコード協会調べ 1月度有料音楽配信認定
- ^ UHA味覚糖 「e-maのど飴」CMソング (「少女の晩餐」篇)
- ^ Billboard JAPAN チャート Anap 2010年11月1日
- ^ “オリコンランキング情報サービス「you大樹」”. オリコン. 2010年11月10日閲覧。 (予約のみ)
- ^ SNSD Riaj 2010
関連項目
編集- G.G.佐藤 - 元プロ野球選手。千葉ロッテマリーンズ在籍時に本曲を登場曲としていた[1]。
外部リンク
編集- 少女時代公式サイト
- 公式ミュージックビデオ - YouTube
- 日本語版ティーザー - YouTube
- Girls' Generation 소녀시대_Gee_Music Video (JPN ver.) - SMTOWN OFFICIAL CHANNNEL (YouTube)
- ^ “選手登場曲更新情報”. 千葉ロッテマリーンズ. (2013年8月15日) 2018年2月11日閲覧。