FreeRDP
FreeRDPは、Remote Desktop Protocol(RDP)のフリーかつオープンソースなソフトウェアである。RDPを利用したリモートデスクトップクライアントとサーバ機能などを提供する。Apache License でライセンスされ、Unix系(Linux、Solaris、FreeBSD、MinGW など)、macOS、Microsoft Windows、Android、iOS で動作する。
開発元 | FreeRDP チーム |
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最新版 |
2.2.0
/ 2020年7月20日 |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C言語 |
対応OS | Unix系、Windows、macOS、Android、iOS |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | マイクロソフトのリモートデスクトップのクライアント |
ライセンス | Apache License |
公式サイト |
www |
対応状況
編集FreeRDP は2009年に rdesktop からフォークし、コードのモジュール化をし、様々な問題を修正し、新しい機能を実装した。0.9 までは rdesktop フォークコードを利用していたため GPL だったが、1.0 からは一から書き直され、Apache License となった[1]。
1.0.2 現在、RDP 8.0 の大部分を実装していて[2]、以下の機能を実装している。
- ビットマップ・キャッシュ
- ファイルシステム、オーディオ、シリアルポート、プリンタポート、クリップボードのリダイレクト
- 大部分の各国語キーボードのマッピング
- ストリーム圧縮と暗号化
- 自動認証
- スマートカードサポート
- RemoteApp (シームレスモード)
- RemoteFX
- ネットワークレベルでの認証
- デスクトップ コンポジッション
- リモートデスクトップゲートウェイ
- マルチタッチ
- USBデバイス リダイレクト
用途
編集リモートデスクトップサービスの動作している Microsoft Windows に接続するのに使われる。対象となる Windows は Windows NT 4.0 以降である。Android 版のクライアントは aFreeRDP として Google Play に登録されていて[3]、iOS 版のクライアントは iFreeRDP として App Store に登録されている[4]。Linux ベースのシンクライアントでも使われている。FreeRDP を利用したUNIX系のフロントエンドとしては、Remmina(英語: Remmina) [5]などが存在する。
クライアントだけでなくリモートデスクトップサーバも開発している。