FMきりしま
株式会社FMきりしま(エフエムきりしま)は、鹿児島県霧島市および姶良市の各一部地域を放送区域として超短波放送(FM放送)を行う特定地上基幹放送事業者である。プラスきりしまの愛称でコミュニティ放送を行っている。
本社スタジオ | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒899-4332 鹿児島県霧島市国分中央3丁目33番34号 大山ビル2F |
設立 | 2012年11月15日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 1340001016118 |
事業内容 | 放送法に基づく特定地上基幹放送事業 |
代表者 | 代表取締役 家村信弘 |
外部リンク |
plakiri |
株式会社FMきりしま | |
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愛称 | プラスきりしま |
コールサイン | JOZZ0CD-FM |
周波数/送信出力 | 76.9 MHz/20 W |
本社・所在地 |
〒899-4332 |
設立日 | 2012年11月15日 |
開局日 | 2013年6月27日 |
演奏所 | 本社に同じ |
送信所 | 霧島市国分上小川3819(城山公園) |
中継局 | 横川(設置者は霧島市) |
放送区域 | 霧島市、姶良市の各一部 |
ネット配信 |
FM++ モバイルアプリケーション |
公式サイト | http://plakiri.com/ |
概要
編集霧島市は2005年(平成17年)に1市6町の合併で発足したが、住民は自身が居住する合併前の地域以外には無関心な傾向があった。 そうした現況を改めようと、プラスきりしまは市内各地域の情報を提供することで霧島市の一体化を図り、防災情報の提供も実施するコミュニティ放送局として開局した。
愛称のプラスきりしまを略した「プラきり」も公式サイトのアドレスや番組名(プラきりイブニング)などで使用されている。
送信所は霧島市国分の城山公園にあり、周波数76.9MHz、空中線電力20Wで送信し、霧島市内の92.5%の世帯が放送区域に含まれている[1]。旧横川町(市北西部)の大部分が放送区域から外れていることから、2022年度に霧島市が受信障害対策中継局(ギャップフィラー)を整備し大隅横川駅周辺が放送エリアに加わった[2][3]。
スマートフォン向けの専用アプリケーション「FM++」(エフエムプラぷら)[4]が公開されており、直接受信が出来ない地域でもアプリを利用することで、インターネット上でプラスきりしまの放送を聴取することが出来る。
番組
編集24時間放送ではあるが、一般番組は主に7時から22時までの間に放送。全番組が自社制作である[3]。平日の朝・昼・夕方は生放送、その他の時間帯は収録番組と再放送、音楽放送(フィラー)となる。土曜日は収録番組と再放送、音楽放送、日曜日は再放送と音楽放送となる。また、霧島市の行政情報が朝と夕方の1日2回、告知される[5]。
2022年より鹿児島県内のコミュニティ放送局では初めて「AIアナウンサー」を導入しており、局内が無人の時(夜間や土日など)にも自動で避難情報などを放送できる体制となっている。一例として、同年9月の台風14号(鹿児島県で初めて特別警報が発令された台風)接近時には数十分おきに最新の気象情報を提供している[3]。
プラスきりしまカード
編集2013年6月の開局にあわせて、協同組合情報タウンきりしまが発行していた従来の「縄文きずなカード」(ポイントカード)をリニューアルする形式で「プラスきりしまカード」の発行が開始された。2013年6月現在の加盟店数は約150店、会員数は約3000人である。
前身となった縄文きずなカードは、市町村合併前の国分市において1998年(平成10年)11月に運営が開始された。「縄文」は市内にある上野原遺跡にちなんで名付けられたものであった[6]。
沿革
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 総務省ホームページ「コミュニティ放送局に予備免許」 コミュニティ放送局の概要 FMきりしま放送区域概略図
- ^ 鹿児島県霧島市におけるコミュニティ放送の難聴解消を支援 -霧島市に民放ラジオ難聴解消支援事業の補助金交付を決定- 九州総合通信局、2022年6月2日。
- ^ a b c d e 『南日本新聞』2023年6月23日15面。
- ^ FMきりしま of using FM++ - スマートエンジニアリング(アプリ制作会社)公式ウェブサイト。鹿児島県内では他に鹿屋市役所(FMかのや)が導入している。
- ^ 記述内容は公式サイト(番組表)霧島市ホームページ(知っとく情報クロスきりしま)2013年7月時点に基づいている。『広報きりしま』2013年6月号にも番組表(タイムテーブル)が掲載されているが、開局までに一部変更がなされている。
- ^ 赤塚恒久「「縄文きずなカード」に望みつなぐ-合併後の霧島市民のきずなカード事業-」『月刊地域づくり』地域活性化センター、2010年9月号(第255号)
- ^ 取得日は、無線局等情報検索結果 平成27年8月8日現在(総務省電波利用ホームページ(国立国会図書館のアーカイブ:2015年9月2日収集))による。
- ^ 『つながる横川 開局特番』放送エリア拡大記念 FMきりしま公式サイト、2023年3月31日公開。
参考文献
編集- 「いいコト加わる、プラスきりしま〜霧島市民のラジオ局開局〜」『広報きりしま』霧島市秘書広報課、2013年6月号(第166号) pp.2-5
- 霧島市の商店街カード一新 FMと連携、活性化に「プラス」」南日本新聞 2013年6月25日 17面。
- 中心市街地活性化協議会支援センター「商店街と市民をつなぐ地元FM局(鹿児島県霧島市)」
- 「パーソナリティは高校生 -FMきりしま-」(県立福山高校ホームページ)南日本新聞 2017年1月7日。
- 九州総合通信局 九州における情報通信データブック2020
- 日本農業新聞 “農Tuber”は家畜人工授精師 「畜産業の広告塔に」 2021年8月18日。
- 南日本新聞 「子どもが憧れる職業にしたい」 人目につかない仕事の認知度アップへ。「林業男子」はラジオ番組を担当。 2021年9月28日。
- 南日本新聞 「18歳の第一歩は未来への第一歩!」 高校生が選挙啓発ラジオCM制作 2021年10月27日。
- 菅雄祐「わが町フラッシュ 開局10周年迎える「FMきりしま」 地域密着 市民に浸透 エリア広がり防災強化」『南日本新聞』2023年6月23日15面。
外部リンク
編集- FMきりしま
- FMきりしま - FM++
- FMきりしま- Facebook
- FMきりしま- Twitter
- FMきりしま- Instagram
- コミュニティ放送局に予備免許 -霧島市において、鹿児島県内で11局目の開局予定- 報道資料 平成23年5月29日(2013年6月3日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project