ドット
ウィキメディアの曖昧さ回避ページ
(DOTから転送)
ドット
点
編集ドット(英: dot)とは、点またはそれに近い円のことを指す。単に「ドット」という場合には中黒(・)や、ピリオド (.) などを指す。
- ドメイン名やIPアドレスなどの区切り文字に用いられるピリオド (.) はドットと読まれる。
- 組立単位の単位記号の一部として、例えば 粘度の計量単位 Pa⋅s (パスカル秒)、力のモーメントの計量単位 N⋅m (ニュートンメートル) のように、積の記号として用いられる。
- ė(「e」の上に点)のようなダイアクリティカルマークの種類→詳細は「ドット符号」を参照
- 物理学において、量子効果が顕著に表れるような極めて小さな半導体結晶を量子ドットと呼ぶ。電子がナノスケールの量子井戸に束縛されている状態では、束縛電子のエネルギー固有値が複数に離散化されるので、様々な波長の光を吸収でき、太陽光発電の効率化などの応用が期待されている。
- 数学において、ユークリッド空間 R3 に標準的に定義される内積をドット積と呼ぶ(U · V など)。また、ニュートンの記法では、関数の微分を関数の上にドットを置くことで表す( など)。
- コンピュータグラフィックスの世界では、画像の出力装置が表現できる最小単位をドットと呼ぶ。ピクセルも参照。画点という和訳語もかつては使われた。プリンター・イメージスキャナなどの場合では 1 インチ当たりの表現単位として利用される (dpi: dots per inch)→詳細は「画面解像度」を参照
- マトリックス状の画像の1表示単位がなんらかの理由で正常に表示されず、その部分だけが欠落した状態で画像が表示されることをドット落ちと呼ぶ。
- デザインでは、地色に対し一定の幅で小円・点を染めたものを「ドット柄」と呼んでいる(しばしば水玉模様とも呼ばれる)。
その他
編集- DOT - Polkadotで流通する仮想通貨。
- DNS over TLS (DoT)
- アメリカ合衆国運輸省 (Department of Transportation) - 組織の略称。
- DOT規格 - アメリカ連邦自動車安全基準 (FMVSS) で定められる規格。ブレーキフルードの規格やヘルメットの規格などがある。
- dot. - AERA dot.(アエラドット)の旧称。
- dot. ドット - 2006年公開のアメリカ合衆国のサプペンス映画。原題は「The Quiet」。