『Concert at SUNTORY HALL』(コンサート・アット・サントリーホール)は、山崎まさよし通算4枚目のライブ・アルバム。2011年9月28日発売。制作はNAYUTAWAVE RECORDS、発売・販売元はユニバーサルミュージック合同会社。規格品番はUPCH-20257/8。同時に発売された同名タイトルの映像作品(規格品番:UPBH-20074)についても本項で取り扱う。(同タイトルBlu-rayは2012年5月23日発売)
歌手デビュー10周年を迎えた2005年暮れに開催され、翌年2006年3月に音源化された『WITH STRINGS』(UPCH-1483/4)以来5年半ぶりとなるライブ・アルバム[1]。サントリーホール(東京都港区赤坂、同施設大ホール)にて、2011年4月5日と6日の2日間のみ行われたコンサート「YAMAZAKI MASAYOSHI Concert at SUNTORY HALL」を音源化及び映像化したものである。コンサートはメジャーレーベルからの歌手デビュー15周年記念企画として行われ、10周年時と同様に音楽家の服部隆之を指揮者としたラッシュ・オーケストラ楽団を迎えて開催された[2]。
アルバムの選曲は4月5日公演、6日公演から選りすぐったベスト・テイク集となっている。映像作品は4月6日公演を収録したものである。どちらも歌われたすべての曲を収録している。前述のとおりライブ・アルバムは5年半ぶりであるが、ライブの単独映像ソフト化は、ファンクラブ内限定発売のものを除くと『ONE KNIGHT STANDS on films』(歌手デビュー5周年記念作品、UPBH-1005/6)以来およそ11年ぶり[3]となった。CDは、ライブ・アルバムでは山崎まさよしにとって初めて高品質のSHM-CD仕様である。また映像作品は、こちらも山崎まさよしにとって初めてとなるドルビーデジタル5.0chサラウンドで収録されている。本作から約一ヶ月後には、2010年から2011年にかけて行われたワンマン・ライブを映像ソフト化した『ONE KNIGHT STANDS 2010-2011 on films』(UPBH-20078/9)も発売された。
発売当時、芸能事務所のオンライン・ショップでCDとDVDを同時購入すると、それらをまとめて収納出来るモスバートンのボックスが付与される特典があった。前ライブ・アルバムや前スタジオ・アルバム(2010年10月27日発売『HOBO's MUSIC』、UPCH-20207)に引き続き、ディスクジャケットには本人の肖像が使用されていない。発売当時の商品パッケージ内には、同年11月から開催の「YAMAZAKI MASAYOSHI STANDING TOUR 2001」と12月開催の「YAMAZAKI MASAYOSHI 2011 総決算!ライブ」スケジュール一覧が掲載されたフライヤーが封入された。