Campus
概要
編集Campus(キャンパス)はコクヨの代表的な製品・ブランドのひとつである。ブランドの「Campus」は大学ノートに由来する。大学ノートは表紙デザインが数回変わっている。1975年の初代(A罫=7mm、B罫=6mmも当初から設定されていた[1])以来、1983年から2代目、1991年から3代目、2000年から4代目、2011年から5代目が発売されてきた[2]。
このシリーズには各種大学ノートのほか、ツインリングノート(リング綴じのノート[3])、リーフノート(ページを切り離すためのミシン目と、切り離した後でルーズリーフ用紙として使うための穴が開いたノート[4])、バインダー(ルーズリーフなどを綴じる、綴じ具付き表紙[5])、レポート箋、便箋、グラフ用紙、デザインノート(洋裁帳)、音楽帳、五線紙、英習帳・単語帳・単語カード、家計簿、ダイアリー、スタディープランナーなどがある[6]。
Carry Campus(キャリーキャンパス)
編集手書きノートを撮影し、スマートフォンで勉強できるiOS版アプリ。スマートフォンでいつでもノートを見返せる点、テストの予定とノートをリンクさせて計画を立てられる点、暗記マーカーや録音などの編集機能がある点の3つの特徴を持つ[7]。2022年1月31日リリース。利用料は無料。
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編集2012年2月26日には、TBSテレビとMBSテレビの東阪両局にて、没後20年となったロックシンガーの尾崎豊の直筆ノートと自身の肉声、ならびに未発表音源を初公開するという内容の、同製品の60秒スペシャルCMが、同日18時59分より放映された。
CamiAppシリーズ
編集コクヨでは無料専用アプリでノートを撮影すると自動補正して電子データ化するCamiAppシリーズを発売しており、CamiApp用のツインリングノート、メモパッド、ルーズリーフ、バインダーなども発売している[8]。
その他
編集中国ではCampus以外に「Gambol」(ギャンボル)ブランドでも展開する。GambolノートはもともとCampusノート(2代目)のコピー商品であったが、メーカーの何如文化用品からの事業譲渡を受け、中国展開の足がかりとした。その後もGambolブランドは維持され、尖閣諸島問題から反日感情がくすぶる中でも販売力の維持につなげた[9]。
脚注
編集- ^ 【コクヨ キャンパスノート】青春の1ページ(男の浪漫伝説 Vol.9) | ドリームメール
- ^ http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/campus/history.html
- ^ “ツインリングノート”. コクヨ. 2017年12月29日閲覧。
- ^ “リーフノート・レポート箋・メモパッド”. コクヨ. 2017年12月29日閲覧。
- ^ “ファイルとバインダーの違い”. 日本ファイル・バインダー協会. 2017年12月29日閲覧。
- ^ “Campusシリーズ|商品情報|コクヨ ステーショナリー”. www.kokuyo-st.co.jp. コクヨ. 2020年11月12日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2022年1月31日). “コクヨ、ノートとテスト予定を紐付ける勉強アプリ「Carry Campus」”. Impress Watch. 2022年3月15日閲覧。
- ^ http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/camiapp/
- ^ 阿部佐知子 (2012年12月29日). “コクヨの救世主は“コピー商品” 中国事業で思わぬ効果”. SankeiBiz (産業経済新聞社). オリジナルの2022年12月10日時点におけるアーカイブ。 2020年4月26日閲覧。