CVSヘルス
CVSヘルス・コーポレーション(英: CVS Health Corporation)は、アメリカ合衆国・ロードアイランド州・ウーンソケットに本拠を置き、ドラッグストア運営と薬剤給付管理(PBM)を中心に、ヘルスケア事業を展開する株式会社。ニューヨーク証券取引所上場企業(NYSE: CVS)。
沿革
編集アメリカ各地に展開するドラッグストア「CVS/ファーマシー」は、1996年までMelville Corporationにより保有されていたが、同社の事業再構築に伴い、CVS Corporationが同ドラッグストアを保有する独立の新会社として設立された[1]。翌1997年、同業のRevco, D.S., Inc.を買収し一挙に2,500以上の店舗を獲得、1998年にArbor Drugsを買収、1999年にオンライン薬局に進出、2004年にEckerd Corporationから1,268の店舗を買収、2006年に簡易クリニック運営のMinuteClinicを子会社化した[1]。2007年3月、薬剤給付管理事業者のケアマーク(Caremark Rx, Inc.)との経営統合に伴い、新たにCVSケアマーク(CVS Caremark Corporation)が設立された[2]。
買収による店舗の拡大はその後も続き、翌2008年にLongs Drugsを買収し子会社化[3]、2014年にNavarro Discount Pharmacies, Inc.,を買収し子会社化[4]、また同時期に、総合ヘルスケア企業への発展を目指す意味で、CVSケアマークから現在のCVSヘルスへと社名を変更した[5]。
2015年にOmnicare, Inc.を買収し子会社化[6]、また同年ターゲット・コーポレーションから1,600以上の薬局およびクリニックを買収した[7]。2018年に医療保険会社大手のエトナを買収した[8]。
脚注
編集出典
編集- ^ a b “Company History” (英語). CVS Health Corporation. 2019年6月2日閲覧。
- ^ “CVS/Caremark Merger Closes” (英語). Seeking Alpha (2007年3月22日). 2019年6月2日閲覧。
- ^ “CVS Caremark to Buy Longs for $2.9 Billion” (英語). ニューヨーク・タイムズ (2008年8月12日). 2019年6月2日閲覧。
- ^ “Acquisition Of Navarro To Expand CVS' Hispanic Customer Base & Specialty Drugs Share” (英語). フォーブス (2014年9月16日). 2019年6月2日閲覧。
- ^ “CVS Caremark Announces Corporate Name Change to CVS Health to Reflect Broader Health Care Commitmen” (英語). CVS Health Corporation (2014年9月3日). 2019年6月2日閲覧。
- ^ “CVS buys Omnicare for $12.7B to expand senior care business” (英語). USA Today (2015年3月21日). 2019年6月2日閲覧。
- ^ “Target selling its pharmacies to CVS Health for $1.9 billion” (英語). フォーチュン (2015年6月15日). 2019年6月2日閲覧。
- ^ “米司法省、CVSによるエトナ買収を承認-巨大ヘルスケア企業誕生へ”. ブルームバーグ (2018年10月11日). 2019年6月2日閲覧。
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- CVS Health (CVSHealth) - Facebook
- CVS Health (@cvshealth) - X(旧Twitter)
- CVS Health (@cvshealth) - Instagram