COMIC Crimson
日本の雑誌
『COMIC Crimson』(コミック クリムゾン)は、かつて創美社が発行し、集英社が発売していた日本の隔月刊少女漫画雑誌。1998年3月創刊、2003年5月休刊。通算32号が発行された。当初は『オフィスユー』の増刊扱いだったが、2000年11月発売の2001年1月号から独立した。
歴史
編集創刊時より高河ゆん、なるしまゆりの2人を看板に擁してファンタジー系少女漫画誌という方向性を打ち出し、その後さらに『月刊コミックPocke』休刊によるくさなぎ俊祈の移籍、本誌新人賞出身の石動あゆまの台頭[1]と充実してきたかのようにも思われた。しかし売り上げは今ひとつだったらしく、2003年5月発売の7月号(通算32号)をもって休刊となった。休刊の決定から最終号の発売まであまり時間がなかったらしく、ある漫画家が自身のホームページでグチったほか、連載中の多数の作品で最終巻に描き下ろしが追加された(なるしまゆり『プラネット・ラダー』のように、移籍の誘いを断り1冊丸ごと描き下ろしたものもある)[2]。
なお、本誌及び単行本(クリムゾン・コミックス)の発売は集英社が行っていた。
主な連載作
編集- 紅異草紙-幕末京都異聞-(藤馬かおり)※
- 月光クロイツ(羽崎やすみ)※
- 奇跡でGO!(羽崎やすみ)
- コーセルテルの竜術士(石動あゆま)※→『コミックZERO-SUM』(一迅社)にて続編「コーセルテルの竜術士物語」を連載
- 少年進化論plus(くさなぎ俊祈)※→『マーガレット』(集英社)にて続編「少年進化論」を連載
- second stage 嵐のデスティニィ(高城可奈)※→『夢幻館』(朝日ソノラマ)にて続編「嵐のデスティニィ third stage」を連載
- となりの芝生は(青木光恵)
- ダスクストーリィ-黄昏物語-(TONO)
- Diabolo-悪魔-(楠桂&大橋薫)
- 戦後月夜(楠桂&大橋薫)
- 寿戦記-新婚編-(楠桂)
- 天使庁(高河ゆん)※→『コミックZERO-SUM増刊WARD』(一迅社)にて続編を連載
- 万能化学変芸部!(飛高翔)※
- 秘密の花園(高河ゆん)(「アーシアン」の番外編)
- プラネット・ラダー(なるしまゆり)※
- 放浪ノ双生児(内田美奈子)※
- 妖精さんで遊ぼう!(谷澤みき)※(4コマ漫画)
- 恋愛 CROWN(高河ゆん)
- ぶぶりん(樹原ちさと)
- ゆらゆら日和(最凶企画【Y】)※
- 奇喜怪快シアター(御月蒼也)※(4コマ漫画)
- BOWWOW!!(村田佳志峰)※(4コマ漫画)
※は、最終号に掲載されたもの。