CD電人 ロカビリー天国
『CD電人 ロカビリー天国』(シーディーでんじん ロカビリーてんごく)は、1993年7月30日にハドソンから発売されたPCエンジン用横スクロールシューティングゲーム。北米では『Super Air Zonk: Rockabilly-Paradise』のタイトルで発売された。
ジャンル | 横スクロールシューティング |
---|---|
対応機種 |
PCエンジンSUPER CD-ROM2 (PCE) 対応機種一覧
|
開発元 |
デュアル レッドカンパニー |
発売元 |
ハドソン NEC-HE |
プロデューサー |
青山英治 小林正樹 |
ディレクター |
松永智史 伊井人 |
プログラマー | 高野務 |
音楽 |
佐藤真一郎 平木登直 |
美術 |
僕久保 中村純 もらおかもら あだちひろし 青木コブ太 阿部K助 |
シリーズ |
原人シリーズ 電人シリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM |
発売日 |
1993年7月30日 1993年 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:7 |
コンテンツアイコン |
Mild Cartoon Violence Violence |
その他 |
型式: HCD3049 TGXCD1042 |
概要
編集同社の『原人シリーズ』第6作目であり、『PC電人』(1992年)の続編である。
2007年にWii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された。
ゲーム内容
編集CD電人「ゲンヘッド」を操作し、敵を倒しながらステージを進んでいき、最後に待ち受けるボスを倒すことでステージクリアとなる。ステージをクリアしていき、ワンタントン(キングタマーゴ・サンドロビッチ伯爵)を倒すことが目的である。
基本的なシステムは前作を踏襲しているが、Iボタンでオプションとなる仲間(フォース)との分離、合体が可能となった[1]。
攻撃方法としては、IIボタンで発射される「ショット」(長押しで連射)、背後に敵が回り込むと自動で発動する「バックファイヤ」、必殺技「ウンチボム」があり、ウンチボムは10秒以上ショットを撃ち続けると充填され、ストック(残機)表示が点滅している状態でIIボタンを離すと発射される仕様となった。
前作で多用されていたラインスクロールを使った奥行き表現が無くなってしまいトータルでのグラフィックレベルは前作よりグレードダウンしている。
仲間・アイテム・バネ花
編集仲間(フォース)
編集敵に捕まっているところを救出することで仲間にすることができ、以後Iボタンで任意に合体・分離することができるようになる。
- トロフォース
- ステージウミに登場する。合体することで「ガッテンダー」に変身する。
- ヘリフォース
- ステージカモに登場する。合体することで「プロペランダー」に変身する。
- カメフォース
- ステージヨウサイに登場する。合体することで「ガメランダー」に変身する。
- ウタフォース
- ステージTVに登場する。合体することで「ウナルンダー」に変身する。
- フネフォース
- ステージダブルヘッドに登場する。合体することで「センカンダー」に変身する。
- スペフォース
- ステージムーンヘッドに登場する。合体することで「サテライダー」に変身する。
- ユーフォース
- ステージキングに登場する。合体することで「エンバンダー」に変身できる。
アイテム
編集- ニコチャンマーク
- 100個集めるとストックが1UPする。
- デカニコチャン
- ニコチャンマーク10個分の価値。
- 電人マーク
- ストックが1UPする。
- ほにゅうびん
- ミニ電人に変身する。ミニ電人のときに取ると元に戻る。
- 肉
- ゲンヘッドが1段階パワーアップする。最初は第3段階までしかパワーアップできないが、条件を満たすと第4~5段階に変身することができる。ダメージを受けると1段階ずつパワーダウンしていき、初期状態でダメージを受けるとストックを1つ失う。
- ゲンヘッド1号 - 第1段階。
- ゲンヘッド2号 - 第2段階(初期状態)。
- ゲンヘッド3号 - 第3段階。
- デンジンマン - 第4段階。
- 電獣ガウス - 第5段階。
- ゲンヘッドが1段階パワーアップする。最初は第3段階までしかパワーアップできないが、条件を満たすと第4~5段階に変身することができる。ダメージを受けると1段階ずつパワーダウンしていき、初期状態でダメージを受けるとストックを1つ失う。
バネ花
編集触れるとアイテムが出現する。ショットを当てると色が変化する(黄→ピンク→緑→青)。途中で色が変わらなくなり、スカ蜘蛛が現れゲンヘッドをしつこく追いかけ回す。
- 黄色 - ニコチャンマークを出す。
- ピンク - 肉を出す。
- 緑 - ニコチャンマークをたくさん出しながら上昇する。
- 青 - 電人マークを出す。
- 点滅 - ほにゅうびんを出す。
挿入歌
編集- オープニングテーマ「CD電人 ロカビリー天国の唄」
- 作詞:阿部K助/作曲:ティーズミュージック(平木登直)/歌:柴田真人(ハドソン)
- コンティニューのテーマ「CD電人 苦悩のテーマ」
- 作詞:あだちひろし/作曲:ティーズミュージック(平木登直)/歌:蒔苗妙子
- エンディングテーマ「ロカビリーだよCD電人」
- 作詞:青木コブ太/作曲:ティーズミュージック(平木登直)/歌:堀尾孝文(ハドソン)
スタッフ
編集- プロデューサー:青山英治、小林正樹
- すごいディレクター:松永智史
- ディレクター:伊井人
- スーパーバイザー:堀尾孝文
- スキスキスー:三井啓介
- マッチョマン:邱志強
- キャラクターデザイン:僕久保、中村純、もらおかもら、あだちひろし、青木コブ太、阿部K助
- プログラム:高野務
- グラフィック:谷迫優子、中村宏、牧野紀夫
- サウンドプロデュース:佐藤真一郎、平木登直
- オープニングの唄:柴田真人
- コンティニューの唄:蒔苗妙子
- エンディングの唄:堀尾孝文
- 叫んだ人:ロバート・M・ティンベッロ
- ラ・マン:前田一恵
- スペシャルサンクス:湯沢河童、飯塚博、小林一美、松岡一郎、二郎、三郎
移植版
編集No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Super Air Zonk: Rockabilly-Paradise CD電人 ロカビリー天国 |
2007年11月19日 2008年1月29日 |
Wii | デュアル | ハドソン | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- |
評価
編集評価 | ||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、7・6・7・7の合計27点(満40点)[4]、『月刊PCエンジン』では75・70・85・80・80の平均78点(満100点)、『電撃PCエンジン』では65・65・70・60の平均65点(満100点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.9点(満30点)となっている[5]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.7 | 3.4 | 3.2 | 3.5 | 3.1 | 3.1 | 19.9 |
脚注
編集- ^ 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、78頁。
- ^ a b c “Super Air Zonk: Rockabilly-Paradise for TurboGrafx CD (1993)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2019年6月8日閲覧。
- ^ a b “Super Air Zonk: Rockabilly-Paradise for Wii (2008)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2019年6月8日閲覧。
- ^ a b “CD電人 ロカビリー天国 まとめ [PCエンジン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2019年6月8日閲覧。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、591頁、ASIN B00J16900U。
関連項目
編集外部リンク
編集- CD電人 ロカビリー天国(ハドソンゲームナビ) - ウェイバックマシン(2004年5月5日アーカイブ分)
- Wiiバーチャルコンソール CD電人 ロカビリー天国(ハドソン公式サイト) - ウェイバックマシン(2008年10月17日アーカイブ分)
- Wiiバーチャルコンソール KONAMI紹介サイト
- Super Air Zonk: Rockabilly-Paradise - MobyGames