bjリーグ 2006-07
優勝 | 大阪エヴェッサ(2回目) |
---|---|
準優勝 | 高松ファイブアローズ |
チーム数 | 8 |
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2006-07年のbjリーグをまとめたもの。2006年11月4日開幕。大阪エヴェッサが優勝し、bjリーグ初の2連覇を達成した。
概要
編集参加チーム
編集ブロック | チーム名 | 都道府県 | 都市 | ホームアリーナ | 位置 | 座席数 |
参入年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
東 | 仙台89ERS | 宮城県 | 仙台市 | 仙台市体育館 | 北緯38度13分4.5秒 東経140度52分8.6秒 | 5,733席 | 2005年 |
新潟アルビレックスBB | 新潟県 | 新潟市 | 朱鷺メッセ | 北緯37度54分54.6秒 東経139度6分18.1秒 | 約5,000席 | 2005年 | |
富山グラウジーズ | 富山県 | 富山市 | 富山市総合体育館 | 北緯36度38分41.8秒 東経137度11分24秒 | 約4,500席 | 2006年 | |
埼玉ブロンコス | 埼玉県 | 所沢市 | 所沢市民体育館 | 北緯35度48分36秒 東経139度27分48.7秒 | 約4,300席 | 2005年 | |
西 | 東京アパッチ | 東京都 | 江東区 | 有明コロシアム | 北緯35度39分59.3秒 東経139度41分54.7秒 | 10,000席 | 2005年 |
大阪エヴェッサ | 大阪府 | 門真市 | なみはやドーム | 北緯34度35分30.8秒 東経135度30分41.6秒 | 約6,000席 | 2005年 | |
高松ファイブアローズ | 香川県 | 高松市 | 高松市総合体育館 | 北緯34度20分33.06秒 東経134度4分26.99秒 | 2,830席 | 2006年 | |
大分ヒートデビルズ | 大分県 | 別府市 | ビーコンプラザ | 北緯33度16分58.9秒 東経131度29分13.3秒 | 3,925席 | 2005年 |
- 「ブロック」および「東」「西」
- オールスターゲームにおける選抜チーム名(「EAST=東」「WEST=西」)を使用。
- ホームゲーム数:各チーム20試合
- 「ブロック」内:3(対戦チーム数)×4試合(ホーム開催)=12試合
- 「ブロック」外:4(対戦チーム数)×2試合(ホーム開催)=8試合
- 名称
- 仙台89ERS: 仙台エイティナイナーズ
- 新潟アルビレックスBB: 新潟アルビレックスバスケットボール
- 大阪チームは本来「大阪ディノニクス」として出場する予定だったが、スポンサーの意向で別運営会社となり、チーム名も変更された。
- ホーム
- チーム名、チームカラーは当時のものを表示。
新規参入
編集2006-07年度シーズンに新規参入するチームの公募を開始した結果、栃木県、横浜市、富山県、香川県などの20団体から問い合わせがあり、エクスパンションを決定。以下2チームの新規参入を決めた。
ドラフト
編集巡 | 順位 | チーム | 選手 | 前所属 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 富山 | 呉屋貴教 | 日本大学 | |
2 | 高松 | 石田晃章 | 中央大学 | ||
3 | 仙台 | 高橋憲一 | 日立電線ブルドッグス | ||
4 | 大阪 | 佐藤浩貴 | パナソニックスーパーカンガルーズ | ||
2 | 5 | 大阪 | 斉藤資 | 日本体育大学 | |
6 | 仙台 | 近藤雄治 | ホシザキ電機 | ||
7 | 高松 | ディアン・ティエルノ・セイデゥ・ヌロ | 福岡第一高等学校 | ||
8 | 富山 | 陰承民 | 大分(アーリーチャレンジ) | ||
3 | 9 | 富山 | 米本聡 | 三菱電機メルコドルフィンズ | |
10 | 高松 | 城間修平 | 福岡レッドファルコンズ | ||
11 | 新潟 | 池田雄一 | 東海大学 | ||
4 | 12 | 新潟 | 田中千尋 | 大阪産業大学 | シーズン開幕前に選手登録抹消 |
13 | 高松 | 菊池宏之 | 京都産業大学 | ||
14 | 富山 | 石橋貴俊 | 富山(参入前) | ||
5 | 15 | 富山 | 野尻晴一 | 大塚商会アルファーズ | |
16 | 高松 | アイザック・ソジャナー | 静岡エッジワン | ||
6 | 17 | 高松 | 喜多誠 | 豊田通商ファイティングイーグルス |
開催内容
編集試合方式
編集レギュラーシーズン
- ホーム&アウェーにより8チームが、同一ブロック所属チームとは8回総当たりで、別ブロック所属チームとは4回総当りで、合計40試合を行う。なお、ブロック分けは次の通りである。
- 順位は、上記ブロック分けとは関係なく、40試合の勝敗等(勝敗が同じ場合には、(1)得失点差→(2)1試合当たりの平均得点で順位を決める)により1位から8位までの順位を決める。そして、レギュラーシーズンで4位以内に入ったチームがプレイオフに進出する。
- ホームゲーム数は20試合で、JリーグJ1リーグ戦17試合、J2リーグ戦24試合と比べて少な過ぎることはないが、ほぼ週末2試合が連続ホームゲームまたは連続アウェイゲームとなり、ホームとアウェイが交替して17回(月2-3回)あるJ1に対して、ホームゲーム開催週末が約10回、すなわち1ヶ月に2回程度しかなく、3週のうち1週しかホームゲームがない場合があるので、時としてアウェイが連続する間延び感がある。
プレイオフ
- ファーストラウンドで1位チームと4位チーム、2位チームと3位チームが対戦し、先に勝利したチームがファイナルに進出する。そして、ファイナルで勝利したチームが優勝チームとなる。
- 2005-06年度の決勝ラウンドについては日程的な問題から、準決勝2試合と3位決定戦及び決勝戦(各1試合ずつのみ)を2006年4月29日と30日に有明コロシアムで開催された。
- 優勝チーム以外の順位については、プレイオフファイナル敗戦チームが2位に、3位決定戦勝利チームが3位に、3位決定戦敗戦チームが4位になる。プレイオフに進出できなかったチームはレギュラーシーズンの勝率等により5位~8位になる。
bj-KBL チャンピオンシップゲームズ
- 優勝チームは、次年度レギュラーシーズン前に開催されるbj-KBL チャンピオンシップゲームズ出場権を得る。
開催実績
編集チーム | 自治体 | アリーナ | 座席数 | ホームゲーム観客数 | ||||
試合数 | 合計 | 平均 | 最大 | 最小 | ||||
仙台 | 仙台市 | 市体育館 | 5733席 | 12 | 31850人 | 2654人 | 3158人 | 2293人 |
仙台市 | 青葉体育館 | 1612席 | 2 | 3852人 | 1926人 | 2123人 | 1729人 | |
塩竈市 | 市体育館 | 席 | 2 | 2616人 | 1308人 | 1512人 | 1104人 | |
登米市 | 登米総合体育館 | 席 | 2 | 3363人 | 1682人 | 1690人 | 1673人 | |
山形県 | 山形市総合SC | 席 | 2 | 2389人 | 1195人 | 1296人 | 1093人 | |
ホーム計 | 20 | 44070人 | 2204人 | 3158人 | 1093人 | |||
新潟 | 新潟市 | 朱鷺メッセ | 約5000席 | 10 | 42153人 | 4215人 | 4515人 | 3656人 |
長岡市 | 市厚生会館 | 席 | 4 | 9573人 | 2393人 | 2603人 | 2221人 | |
柏崎市 | 市総合体育館 | 席 | 2 | 4556人 | 2278人 | 2465人 | 2091人 | |
小千谷市 | 市総合体育館 | 席 | 2 | 3850人 | 1925人 | 2027人 | 1823人 | |
上越市 | リージョンプラザ | 3476席 | 2 | 5047人 | 2524人 | 2586人 | 2461人 | |
ホーム計 | 20 | 65179人 | 3259人 | 4515人 | 1823人 | |||
埼玉 | 所沢市 | 市民体育館 | 約4300席 | 14 | 29839人 | 2131人 | 3683人 | 1318人 |
春日部市 | ウイングハット | 3584席 | 2 | 4418人 | 2209人 | 2316人 | 2102人 | |
さいたま市 | 市総合体育館 | 2954席 | 2 | 5188人 | 2594人 | 2831人 | 2357人 | |
秩父市 | 市文化体育C | 席 | 2 | 2236人 | 1118人 | 1214人 | 1022人 | |
ホーム計 | 20 | 41681人 | 2013人 | 3683人 | 1022人 | |||
東京 | 東京都 | 有明コロシアム | 10000席 | 20 | 58019人 | 2901人 | 9170人 | 1307人 |
富山 | 富山市 | 市総合体育館 | 4650席 | 6 | 14351人 | 2392人 | 2870人 | 1251人 |
富山市 | 県総合体育C | 席 | 4 | 8455人 | 2114人 | 2331人 | 1781人 | |
黒部市 | 市総合体育C | 席 | 2 | 3898人 | 1949人 | 2223人 | 1675人 | |
高岡市 | 竹平記念体育館 | 約2000席 | 2 | 3138人 | 1569人 | 1853人 | 1285人 | |
魚津市 | ありそドーム | 席 | 2 | 3382人 | 1691人 | 1703人 | 1679人 | |
南砺市 | 市福野体育館 | 席 | 2 | 2254人 | 1127人 | 1177人 | 1077人 | |
滑川市 | 市総合体育館 | 席 | 1 | 1234人 | 1234人 | 人 | 人 | |
上市町 | 町総合体育館 | 席 | 1 | 1122人 | 1122人 | 人 | 人 | |
ホーム計 | 20 | 37834人 | 1892人 | 2870人 | 1077人 | |||
大阪 | 大阪市 | 中央体育館 | 10000席 | 6 | 28056人 | 4676人 | 5625人 | 4091人 |
守口市 | 市民体育館 | 約3000席 | 6 | 12419人 | 2070人 | 2164人 | 1975人 | |
門真市 | なみはやD(メイン) | 約6000席 | 4 | 16458人 | 4115人 | 5105人 | 3580人 | |
門真市 | なみはやD(サブ) | 約2300席 | 4 | 7403人 | 1851人 | 1971人 | 1733人 | |
ホーム計 | 20 | 64336人 | 3178人 | 5625人 | 1733人 | |||
高松 | 高松市 | 市総合体育館 | 2830席 | 16 | 35099人 | 2194人 | 2823人 | 1594人 |
丸亀市 | 市民体育館 | 3000席 | 4 | 8994人 | 2249人 | 2428人 | 2005人 | |
ホーム計 | 20 | 44093人 | 2205人 | 2823人 | 1594人 | |||
大分 | 別府市 | ビーコンプラザ | 3925席 | 6 | 16892人 | 2815人 | 3193人 | 2610人 |
別府市 | べっぷアリーナ | 3738席 | 4 | 9824人 | 2456人 | 3440人 | 1950人 | |
大分市 | 県立総合体育館 | 席 | 2 | 4433人 | 2217人 | 2403人 | 2030人 | |
日田市 | 総合体育館 | 席 | 2 | 2186人 | 1093人 | 1184人 | 1002人 | |
宇佐市 | かんぽの郷宇佐 | 席 | 2 | 2488人 | 1244人 | 1348人 | 1140人 | |
福岡県 | 豊前市民体育館 | 席 | 2 | 2473人 | 1237人 | 1390人 | 1083人 | |
福岡県 | 福岡市民体育館 | 席 | 2 | 4280人 | 2140人 | 2430人 | 1850人 | |
ホーム計 | 20 | 42576人 | 1886人 | 3440人 | 1002人 | |||
全体 | 総入場者数39万7788人(8チーム計) | 160 | 397788人 | 2486人 | 9170人 | 1002人 |
- ※ホームコートは「ゴシック」で表す。ホームゲームの開催数が多いコートを一番上に書いた。
- ※前半戦ホームゲーム平均入場者数(10試合平均)
- 東京 3215人
- 新潟 2983
- 大阪 2847
- 大分 2328
- 高松 2076
- 埼玉 1985
- 仙台 1883
- 富山 1737
プレイオフ
編集2006-07年度のプレイオフは4月21日にセミファイナル、22日にファイナルを開催。
主催:株式会社日本プロバスケットボールリーグ・株式会社フジテレビジョン
特別協賛:ECC総合教育機関
スコアテーブル
編集対戦 | Aチーム | スコア | Bチーム |
---|---|---|---|
セミファイナル | 大阪エヴェッサ レギュラー・1位 |
69-63 | 大分ヒートデビルズ 同・4位 |
新潟アルビレックス 同・2位 |
67-79 | 高松ファイブアローズ 同・3位 | |
3位決定戦 | 大分ヒートデビルズ セミファイナルⅠ・敗者 |
90-72 | 新潟アルビレックス セミファイナルII・敗者 |
決勝戦 | 大阪エヴェッサ セミファイナルⅠ・勝者 |
94-78 | 高松ファイブアローズ セミファイナルII・勝者 |
最終順位
編集レギュラーシーズン最終順位
順位 | チーム名 | 成績 | 勝率 | ゲーム差 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
1位 | 大阪エヴェッサ | 29勝11敗 | 0.725 | 0.0 | 85.8 | 80.2 | +5.6 |
2位 | 新潟アルビレックスBB | 25勝15敗 | 0.625 | 4.0 | 83.2 | 75.8 | +7.4 |
3位 | 高松ファイブアローズ | 25勝15敗 | 0.625 | 0.0 | 83.3 | 80.0 | +3.3 |
4位 | 大分ヒートデビルズ | 22勝18敗 | 0.550 | 3.0 | 82.6 | 81.2 | +1.4 |
5位 | 仙台89ERS | 19勝21敗 | 0.475 | 3.0 | 83.0 | 84.1 | -1.1 |
6位 | 埼玉ブロンコス | 15勝25敗 | 0.375 | 4.0 | 81.4 | 82.9 | -1.5 |
7位 | 富山グラウジーズ | 13勝27敗 | 0.325 | 2.0 | 78.6 | 84.9 | -6.3 |
8位 | 東京アパッチ | 12勝28敗 | 0.300 | 1.0 | 82.7 | 91.5 | -8.8 |
シーズン最終順位
順位 | チーム名 |
1位 | 大阪エヴェッサ |
2位 | 高松ファイブアローズ |
3位 | 大分ヒートデビルズ |
4位 | 新潟アルビレックス |
5位 | 仙台89ERS |
6位 | 埼玉ブロンコス |
7位 | 富山グラウジーズ |
8位 | 東京アパッチ |
bjリーグオールスターゲーム
編集出場選手
- EAST
- ヘッドコーチ:廣瀬昌也(新潟アルビレックスBB)
- アシスタントコーチ:浜口炎(仙台89ERS)
- WEST
- ヘッドコーチ:天日謙作(大阪エヴェッサ)
- アシスタントコーチ:ジョー・ブライアント(東京アパッチ)
|
|
結果
シーズン | 勝者 | 結果 | 敗者 | MVP |
---|---|---|---|---|
2006-07 | EAST | 126-97 | WEST | ジェロッド・ワード |
スリーポイントコンテスト
順位 | 選手 | 予選 | 決勝 |
---|---|---|---|
1 | マット・ギャリソン(新潟) | 15p | 12p |
2 | 岡田優(高松) | 9p | 9p |
3 | 長谷川誠(新潟) | 13p | |
4 | アンディー・エリス | 7p | |
5 | 呉屋貴教(富山) | 4p | |
6 | 城宝匡史(大阪) | 6p |
ダンクコンテスト
順位 | 選手 | 予選 | 決勝 |
---|---|---|---|
1 | ラシード・スパークス(高松) | 50p/50p | 49p/50p |
2 | ジェロッド・ワード(富山) | 50p/45p | 44p/49p |
3 | トニー・ジョーンズ(東京) | 50p/35p | |
4 | ゴードン・ジェームス(埼玉) | 45p/49p |
Bj-KBL チャンピオンシップゲームズ
編集結果
開催国 | 日時 | bjリーグ優勝 | 結果 | KBL優勝 | |
---|---|---|---|---|---|
第1戦 | 日本 | 9月25日 | 大阪エヴェッサ | 87 - 80 | ソウル三星サンダース |
第2戦 | 韓国 | 9月27日 | 78 - 85 |
1勝1敗かつ得失点差も同じであるため両者優勝となった。
表彰
編集最優秀選手
編集- デイビッド・パルマー(大阪エヴェッサ)
ベスト5
編集- ガード:青木康平(東京アパッチ)・ラシード・スパークス(高松ファイブアローズ)
- フォワード:リン・ワシントン(大阪エヴェッサ)・アンディー・エリス(大分ヒートデビルズ)
- センター:ニック・デービス(新潟アルビレックス)
個人タイトル
編集- 最多得点:ジョン・ハンフリー(東京アパッチ)1試合平均25.9点
- 最多アシスト:ラシード・スパークス(高松ファイブアローズ)1試合平均4.73本
- 最多リバウンド:ゴードン・ジェームス(埼玉ブロンコス)1試合平均14.25本
- 最多スティール:ラシード・スパークス(高松ファイブアローズ)1試合平均2.40本
- 最多ブロックショット:ジェフ・ニュートン(大阪エヴェッサ)1試合平均2.29本
- 最高3ポイント成功率:庄司和広(埼玉ブロンコス)成功率44.4%
- 最高フリースロー成功率:青木康平(東京アパッチ)成功率93.3%
月間MVP
編集月 | 選手 |
---|---|
12月 | ジョン・ハンフリー |
1月 | リン・ワシントン |
2月 | マイキー・マーシャル |
3月 | マーマドゥ・ディオウフ |