BSAT-2c
BSAT-2cとは、かつて放送衛星システムが所有していたBSデジタル用の放送衛星である。メーカはオービタル・サイエンシズでSTARバスを使用。2003年6月12日にアリアン5ロケットにより打ち上げられた。
BSAT-2c | |
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所属 | 放送衛星システム |
主製造業者 | オービタル・サイエンシズ |
国際標識番号 | 2003-028A |
カタログ番号 | 27830 |
状態 | 運用終了 |
目的 | 衛星放送 |
設計寿命 | 10年以上 |
打上げ場所 | ギアナ宇宙センター |
打上げ機 | アリアン5 |
打上げ日時 |
2003年6月12日 10時38分15秒 (JST) |
運用終了日 | 2013年8月1日[1] |
物理的特長 | |
質量 | 約750kg(軌道上初期) |
姿勢制御方式 | 三軸姿勢制御 |
軌道要素 | |
周回対象 | 地球 |
軌道 | 静止軌道 |
予備衛星となるべく2001年7月13日にアリアン5ロケットにより打ち上げられたBSAT-2bがロケットのトラブルが原因で打ち上げに失敗したため、代わりの予備衛星として調達された。
2004年4月から、トラブルが相次いだBSAT-2aに代わりBSデジタル放送の送信に使用されていたが、2008年9月に中継器に一過性のトラブルが生じたため、役割をBSAT-3aに譲り予備衛星となり、2013年8月1日には老朽化と燃料枯渇により運用終了、軌道外投棄(デオービット)された[1]。
脚注
編集- ^ a b “BSAT-2cの軌道外投棄について 2013.08.01”. 株式会社 放送衛星システム. 2014年3月2日閲覧。