B57 (核爆弾)
アメリカ合衆国の核兵器。核爆弾。
B57はアメリカ合衆国が運用していた核爆弾。1963年より1993年まで運用された。
B57 | |
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タイプ | 核爆弾 |
開発国 | アメリカ合衆国 |
配備先 |
アメリカ海軍 アメリカ空軍 |
開発・生産 | |
生産期間 | 1963年-1967年 |
配備期間 | 1963年-1993年 |
生産数 | 3,100発 |
要目 | |
核出力 | 5、10、15、20kt |
弾頭 | 熱核弾頭 |
直径 | 14.75インチ |
長さ | 118インチ |
重量 | 227kg(490-510ポンド) |
高速の航空機から投下する爆弾として開発された。超音速飛行にも耐えうる強度と形状を有している。全長は3m、胴体直径は37.5cm、基本重量は227kgである。
幾つかのオプションがあり、レイダウン投下用に直径3.8mの減速パラシュートを収納したタイプや水圧信管を備えた核爆雷タイプもあった。サブタイプによって核出力が異なり、Mod0:5kt、Mod1とMod2:10kt、Mod3とMod4:15kt、Mod5:20ktであった。アメリカ海軍向けの核爆雷タイプは10ktとなっていた。
プライマリー装置にはTsetseコアを用いており、これはB43核爆弾やW44核弾頭などと共通である。生産はMark57として1963年から1967年にかけて行われた。1968年にB57に改称している。
B57はアメリカ空軍の戦闘爆撃機のほか、アメリカ海軍の対潜哨戒機 (S-3 VikingとP-3 Orion)にも搭載可能であった。