Apple M1 Ultra
Apple M1 Ultraは、AppleがMac向けにARMアーキテクチャのライセンスを受けて設計したシステムオンチップ(SoC)である。TSMCの5nmプロセスで製造されている。
生産時期 | 2022年3月8日から |
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設計者 | Apple |
生産者 | TSMC |
マイクロアーキテクチャ | 「Firestorm」と「Icestorm」 |
命令セット | ARMv8.5-A |
コア数 | 20コア(高性能コア×16 + 高効率コア×4) |
GPU | Apple独自設計 48 / 64コア |
2022年3月8日にオンラインで行われたApple Eventで発表された[1]。
本SoCは、Apple M1 Max 2つのダイを、2.5TB/sにもおよぶ広帯域のTSVシリコンインターポーザでつないだ、UltraFusionパッケージングアーキテクチャである[2][3]。GPUのコア数で2構成がある。
仕様
編集CPU
編集高性能16コア+ 高効率4コア合計20コアの構成である。
その他
編集48コア / 64コア(8192実行ユニット、20.8Tflps)のGPU、32コアNeural Engine、Secure Enclave、4つのメディアエンジンを搭載しており、Thunderbolt 4コントローラなども内包している[2]。
M1 Ultraチップはユニファイドメモリ構造であり、CPUやGPUといったチップ内すべてのコンポーネントがメモリアドレスを共有している[4]。メモリには16チャンネルで合計800GB/sの帯域を実現する、LPDDR5-6400 SDRAMで、64GBと128GBの2構成となっている[2]。
搭載モデル
編集Apple M1 Ultraチップは、2022年3月に発表されたMac Studio上位モデルに搭載されている[5]。
変種
編集以下の表は「Firestorm」と「Icestorm」マイクロアーキテクチャに基づいた各種SoCを示している。
チップ名 | CPUコア数(高性能+高効率) | GPUコア数 | メモリ (GB) | トランジスタ数 |
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A14 | 6 (2+4) | 4 | 4 - 6 | 118億 |
M1 | 8 (4+4) | 7 | 8 - 16 | 160億 |
8 | ||||
M1 Pro | 8 (6+2) | 14 | 16 - 32 | 337億 |
10 (8+2) | ||||
16 | ||||
M1 Max[注 1] | 10 (8+2) | 24 | 32 - 64 | 570億 |
32 | ||||
M1 Ultra[注 1] | 20 (16+4) | 48 | 64 - 128 | 1140億 |
64 |
脚注
編集出典
編集- ^ “Appleイベント発表まとめ 新型「iPhone SE」や「Mac Studio」など新ハードが豊作”. ITmedia NEWS. 2022年3月9日閲覧。
- ^ a b c “Appleが「M1 Ultra」を発表 「M1 Max」を2基連結して“スペック2倍”に”. ITmedia PC USER. 2022年3月9日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2022年3月9日). “Apple、M1 Maxのダイを2基連結したモンスターCPU「M1 Ultra」”. PC Watch. 2022年3月9日閲覧。
- ^ ASCII. “アップルの強さを別の側面から見せた新iPhone SEとM1 Ultra【本田雅一】 (3/3)”. ASCII.jp. 2022年3月13日閲覧。
- ^ “M1 Ultra/M1 Max搭載の超小型デスクトップPC「Mac Studio」登場 3月18日発売で24万9800円から”. ITmedia PC USER. 2022年3月9日閲覧。