イーウチェンコ・プロフレス AI-322 (ウクライナ語: AI-322, ロシア語: АИ-322)は、イーウチェンコ・プロフレスがAI-222をベースに開発した低バイパスターボファンエンジンである。

設計と開発

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このエンジンは元々JL-10 (航空機)L-15練習機のために開発され、現在はバイカル社バイラクタル クズルエルマへの搭載が予定されている。派生型のAI-322Fはアフターバーナー搭載型である。

バリエーション

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AI-322
基本型。
AI-322F
アフターバーナー搭載型。

搭載機種

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仕様 (AI-322F)

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緒元

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  • 形式: 2軸式,低バイパスターボファンエンジン
  • 全長: 1,960mm(77in)
  • 直径: 640mm(25in)
  • 乾燥重量: 440kg(970lb)-(AI-322)/560kg(1,230lb)-(AI-322F)
  • 圧縮機: 10段軸流圧縮機(低圧2段+高圧8段)
  • 燃焼器: アニュラ型
  • タービン: 高圧1段+低圧1段

性能

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  • 推力: 2,500kgf (24.5kN; 5,511.6lbf) アフターバーナー無し/4,200kgf (41.2kN; 9,259.4lbf)アフターバーナー使用時
  • 全圧縮比: 15.43:1
  • バイパス比: 1.19:1
  • タービン入口温度: 1,470 K (1,200 °C)
  • 燃料流量: 0.66kg/kgf.h (18.7g/kNs) (ドライ推力), 1.9kg/kgf.h (53.8 g/kNs) (アフターバーナー使用時)
  • 燃料消費率: 0.66 kg/(kgf h)
  • 推力重量比: 5.68 (ドライ推力), 7.5 (アフターバーナー使用時)

関連項目

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原型エンジン

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同等規模のエンジン

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関連項目

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参考文献

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