AFC U-19女子選手権2009
2009年8月1日から8月12日にかけて中華人民共和国武漢市で開催された第5回目のAFC U-19女子選手権
AFC U-19女子選手権2009(英: AFC U-19 Women's Championship 2009)は、2009年8月1日から8月12日にかけて、中国・武漢で開催された第5回目のAFC U-19女子選手権である。日本が優勝し、同国代表の岩渕真奈が大会最優秀選手賞を受賞した。また韓国代表の池笑然 (チ・ソヨン) が4得点を挙げて大会得点王を、北朝鮮代表がフェアプレー賞を受賞した[1]。
AFC U-19女子選手権2009 | |
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大会概要 | |
開催国 | 中国 |
日程 | 2009年8月1日 - 8月12日 |
チーム数 | 8 (1連盟) |
開催地数 | 2 (1都市) |
大会結果 | |
優勝 | 日本 (2回目) |
準優勝 | 韓国 |
3位 | 北朝鮮 |
4位 | 中華人民共和国 |
大会統計 | |
試合数 | 16試合 |
ゴール数 |
48点 (1試合平均 3点) |
得点王 |
岩渕真奈 池笑然(4点) |
最優秀選手 | 岩渕真奈 |
< 20072011 > |
この大会は2010 FIFA U-20女子ワールドカップのAFC地域予選を兼ねて開催され、決勝戦に進出した日本と韓国、そして3位決定戦に勝利した北朝鮮の3国が出場権を獲得した。
会場一覧
編集以下の競技場が会場として用いられた:
中国・武漢 | マレーシア・ クアラルンプール | |||
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漢口文化体育中心 収容人数: 20,000人 |
新華路体育中心 収容人数: 36,000人 |
KLFAスタジアム 収容人数: 18,000人 |
シャー・アラム・スタジアム 収容人数: 69,372人 | |
本大会グループリーグ 決勝トーナメント |
本大会グループリーグ | 予選大会 |
予選大会
編集予選大会はマレーシア・クアラルンプール市内所在のKLFAスタジアムおよびシャー・アラム・スタジアムにて開催され、計11国が参加した。参加国はA、Bと2つのグループリーグに分けられ、総当り1回戦のリーグ戦を行った。
グループAではシンガポール戦で24-0という記録的な大勝[2]を含め、全5試合を無失点勝利した韓国と、同グループ2位につけたベトナムが本大会出場権を獲得し、3位に入ったミャンマーが3位となった[3]。グループBではタイとオーストラリアがグループリーグ2位以内となり出場権を獲得した他、チャイニーズタイペイが3位となった[4]。両グループ3位となったミャンマーとチャイニーズタイペイのうち、得失点差で3点多いチャイニーズタイペイが、本大会への出場権を獲得した[5]。
予選免除国
編集グループ A
編集順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 韓国 | 5 | 5 | 0 | 0 | 66 | 0 | +66 | 15 |
2 | ベトナム | 5 | 4 | 0 | 1 | 33 | 6 | +27 | 12 |
3 | ミャンマー | 5 | 3 | 0 | 2 | 22 | 11 | +11 | 9 |
4 | ヨルダン | 5 | 2 | 0 | 3 | 17 | 21 | −4 | 6 |
5 | フィリピン | 5 | 1 | 0 | 4 | 2 | 42 | −40 | 3 |
6 | シンガポール | 5 | 0 | 0 | 5 | 2 | 62 | −60 | 0 |
グループ B
編集順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | タイ | 4 | 4 | 0 | 0 | 20 | 2 | +18 | 12 |
2 | オーストラリア | 4 | 3 | 0 | 1 | 28 | 2 | +26 | 9 |
3 | チャイニーズタイペイ | 4 | 2 | 0 | 2 | 10 | 6 | +4 | 6 |
4 | イラン | 4 | 1 | 0 | 3 | 5 | 16 | −11 | 3 |
5 | インド | 4 | 0 | 0 | 4 | 1 | 38 | −37 | 0 |
各組3位チーム
編集組 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
B | チャイニーズタイペイ | 4 | 2 | 0 | 2 | 10 | 6 | +4 | 6 |
A | ミャンマー | 4 | 2 | 0 | 2 | 11 | 11 | 0 | 6 |
ミャンマーは、グループAの方が1チーム多いため、AFCの規定より、グループA最下位のシンガポール戦を除いた成績が用いられている[5]。
本大会
編集出場国
編集- 北朝鮮(前回大会優勝)
- 日本(前回大会2位)
- 中華人民共和国(前回大会3位・開催国)
- 韓国(予選大会グループA1位)
- ベトナム(予選大会グループA2位)
- タイ(予選大会グループB1位)
- オーストラリア(予選大会グループB2位)
- チャイニーズタイペイ(予選大会グループB3位)
グループリーグ
編集グループ A
編集順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 北朝鮮 | 3 | 3 | 0 | 0 | 13 | 0 | +13 | 9 |
2 | 韓国 | 3 | 2 | 0 | 1 | 8 | 3 | +5 | 6 |
3 | ベトナム | 3 | 1 | 0 | 2 | 2 | 10 | −8 | 3 |
4 | タイ | 3 | 0 | 0 | 3 | 1 | 11 | −10 | 0 |
グループ B
編集順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 中華人民共和国 | 3 | 2 | 1 | 0 | 5 | 2 | +3 | 7 |
2 | 日本 | 3 | 1 | 2 | 0 | 7 | 2 | +5 | 5 |
3 | オーストラリア | 3 | 1 | 1 | 1 | 6 | 3 | +3 | 4 |
4 | チャイニーズタイペイ | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 11 | −11 | 0 |
決勝トーナメント
編集準決勝 | 決勝 | |||||
8月9日 - 武漢 | ||||||
北朝鮮 | 0 | |||||
日本 | 1 | |||||
8月12日 - 武漢 | ||||||
日本 | 2 | |||||
韓国 | 1 | |||||
3位決定戦 | ||||||
8月9日 - 武漢 | 8月12日 - 武漢 | |||||
中華人民共和国 | 0 | 北朝鮮 | 1 | |||
韓国 | 1 | 中華人民共和国 | 0 |
準決勝
編集3位決定戦
編集決勝
編集優勝国
編集AFC U-19女子選手権2009優勝国 |
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日本 4大会ぶり2回目 |
表彰
編集大会最優秀選手 | 大会得点王 | フェアプレー賞 |
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岩渕真奈 | 岩渕真奈(4得点) 池笑然(4得点) |
北朝鮮 |
2010 FIFA U-20女子ワールドカップ出場国
編集脚注
編集- ^ 岩渕にさらなる栄誉 AFC公式サイト 2009.8.13付ニュースリリース。ただし池は厳密には単独得点王ではなく、得点数においては岩渕も通算4得点を挙げている。
- ^ 韓国が記録的な大勝 AFC公式サイト 2008.11.5付ニュースリリース
- ^ ベトナムと韓国、本大会出場を決める AFC公式サイト 2008.11.7付ニュースリリース
- ^ オーストラリアがイランを下し、タイがチャイニーズ・タイペイを退ける AFC公式サイト 2008.11.6付ニュースリリース
- ^ a b “チャイニーズ・タイペイが本大会出場権を獲得”. AFC公式サイト (2008.11.8付ニュースリリース). 2010年5月15日10:01閲覧。
- ^ 公式記録上の得点者。マッチレポートでは、2得点とも婁佳惠によるものとしている。開催国の中国がベスト4入り AFC公式サイト 2009.8.3付ニュースリリース