ACAO SPA & RESORT

静岡県熱海市にあるホテル
ACAOから転送)

ACAO SPA & RESORT(アカオ・スパ・アンド・リゾート)は、静岡県熱海市のリゾート施設であり、その運営企業の名称。

ACAO SPA & RESORT株式会社
ACAO SPA & RESORT Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
413-0101
静岡県熱海市上多賀1027-8
設立 1970年6月
(1954年3月創業)
業種 サービス業
法人番号 3080101012859 ウィキデータを編集
事業内容 リゾート事業, 不動産事業
代表者 代表取締役・CEO 中野善壽
資本金 5,505万円
従業員数 55名
外部リンク https://acao.jp/
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熱海市街地から見た熱海港錦ヶ浦。左奥にあるのがホテルニューアカオ。
地図
地図

錦ヶ浦から南方の曽我・曽我浦(そがうら)にかけて広大な敷地を擁し、複数のホテル・施設から成るリゾートエリアを形成している。

2022年11月にマイステイズ・ホテル・マネジメントが錦ヶ浦の2ホテル等の事業を継承したが、アカオの名称が維持されたまま運営されていることや、歴史的経緯なども踏まえ、本記事で引き続き併せて記述する。

概要

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かつては、ホテルニューアカオ(Hotel New Akao)を中心に、「アカオリゾート公国」(Akao Resort Dukedom)という名称で運営されていたが[1]2021年(令和3年)、創業家が経営から退き外部から会長(中野善壽)を招いた。同年10月20日に、運営企業が社名を「ACAO SPA & RESORT 株式会社」へと変更し、それに併せて、施設名の変更も順次行われた[2]

2021年(令和3年)11月16日、同社は休業中だったホテルニューアカオの48年間にわたる営業を終了したと発表。別館「ロイヤルウイング」は「HOTEL ACAO」に改称の上存続[3]

2022年(令和4年)11月21日、ACAO SPA & RESORTは、ホテル事業を投資ファンドフォートレス・インベストメント・グループに売却、ホテル事業から撤退することを発表。売却対象となった HOTEL ACAO ANNEX (旧ホテルニューアカオ)と HOTEL ACAO の運営は、同ファンドの系列企業であるマイステイズ・ホテル・マネジメントが引き継がれる。今後はガーデン施設「アカオ・フォレスト」を中心とするリゾート事業の運営に集中する方針[4]

同年12月16日、マイステイズが「HOTEL ACAO(旧ロイヤルウイング)」を「ホテルニューアカオ(ホライゾンウイング)」へと改名、併せて旧ホテルニューアカオの2023年夏の宿泊事業再開を発表[5]。またACAO側も、5年後の2027年に、FOREST/BEACHの敷地で富裕層向けビレッジ型宿泊事業に参入する計画を発表[6]

2023年(令和5年)4月28日、旧ホテルニューアカオが7月1日に「ホテルニューアカオ オーシャンウイング」として宿泊再開することが発表された[7]

ACAO SPA & RESORT系

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ACAO FOREST

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1988年(昭和63年) に「曽我森林自然園」として開業。2002年(平成14年)に「アカオリゾート公国」の発足に合わせて「アカオハーブ&ローズガーデン」に改称。2021年(令和3年)に「ACAO SPA & RESORT」の発足に合わせて「ACAO FOREST」に改称。

曽我の山中の東京ドーム13個分の敷地に、12種類のテーマ別の庭園が点在[8]

園内の南方奥の山中には「曽我浅間神社」が所在。

2017年(平成29年)9月19日に隈研吾設計のカフェ「COEDA HOUSE」(コエダハウス)開業。

ACAO BEACH

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1982年(昭和57年)に「ビーチリゾート曽我浦」として開業。2002年(平成14年)に「アカオリゾート公国」の発足に合わせて「アカオビーチリゾート」に改称。2021年(令和3年)に「ACAO SPA & RESORT」の発足に合わせて「ACAO BEACH」に改称。

2017年(平成29年)4月29日にアウトドア施設「Outdoor Village SOGAURA」(アウトドアビレッジ曽我浦)開業。

マイステイズ系

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ホテルニューアカオ

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ホライゾンウイング(旧・ロイヤルウイング)

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1994年(平成6年)に「ロイヤルウイング」の名称で開業。2021年(令和3年)に「ACAO SPA & RESORT」の発足に合わせて「HOTEL ACAO」へと改称。翌2022年(令和4年)にマイステイズへと事業継承され「ホテルニューアカオ(ホライゾンウイング)」へと改称。

鉄筋12階建、客室100室。

ニューアカオ南西の崖上、山上の熱海城熱海秘宝館付近の道路へまたがる形で立地。

展望ラウンジ「ロイヤルラウンジ」、フレンチレストラン「ボヌール」、和食レストラン「舞扇」。

オーシャンウイング(旧・ホテルニューアカオ)

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1973年(昭和48年)に「ホテルニューアカオ」として開業。2021年(令和3年)に「ACAO SPA & RESORT」の発足に合わせてホテル営業利用を終了した後、「HOTEL ACAO ANNEX」の名称でアートや音楽のイベント施設として活用される。翌2022年(令和4年)にマイステイズへと事業継承され、2023年(令和5年)7月1日に「ホテルニューアカオ オーシャンウイング」として宿泊事業再開(予定)。

鉄筋20階建、客室250室。

「錦ヶ浦トンネル」東方の旧道、明治時代のトンネル「観魚洞隧道」を抜けた先にある錦ヶ浦の北東部、崖から海上にかけてに立地。

1978年(昭和53年)、ホテル内にオーシャンビューレストラン「メインダイニング錦」開業。

2021年(令和3年)11月、長期休業を経て営業終了。その後、「ATAMI ART GRANT」(PROJECT ATAMI) の会場などとして、活用されている[9]

主な施設
  • 17階 - ロビー、ガーデンロビー(屋外)、ショップ曙
  • 15階 - サロンド錦鱗(きんりん)、黒潮
  • 2階 - メインダイニング錦、ラウンジ「アビース」、朝市サンレモ市場、ショッピングコーナー、卓球コーナー、ゲームコーナー
  • 1階 - カラオケルーム、アカオ温泉街「にぎわい横丁」、ダンスホール、レンタルドレス海雅、スパリウム波音、オーシャンプール(屋外)

スパリウムニシキ

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2018年(平成30年)開業。

ニューアカオ南西、ロイヤルウイング東向の崖「錦崎庭園」に立地。

宿泊者専用スパ。

花の妖精

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一般客にも開放されている錦ヶ浦南方のオーシャンビューカフェ。「伊豆一の絶景カフェ」を謳う。

「錦ヶ浦トンネル」東方のホテルエリアから南進し、駐車場を挟んだ「曽我浦トンネル」東方の旧道脇崖「扇崎庭園」内に立地。

歴史

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  • 1954年(昭和29年)3月 - 創業者・赤尾蔵之助が赤尾旅館の営業開始[10][11]
  • 1961年(昭和36年) - 赤尾ホテル営業開始[10][11]
  • 1963年(昭和38年) - 錦ヶ浦の用地取得[10]
  • 1970年(昭和45年)6月 - 株式会社ホテルニューアカオ設立[1]
  • 1973年(昭和48年)1月 - ホテルニューアカオ営業開始[10][11]
  • 1978年(昭和53年) - 「メインダイニング錦」完成[10][11]
  • 1982年(昭和57年) - ビーチリゾート曽我浦(後のアカオビーチリゾート)営業開始[10][11]
  • 1988年(昭和63年) - 曽我森林自然園(後のアカオハーブ&ローズガーデン)営業開始[10][11]
  • 1994年(平成6年)10月 - ロイヤルウイング営業開始[10][11]
  • 2002年(平成14年)3月 - 「アカオリゾート公国」発足[10][11]
  • 2017年(平成29年)
    • 4月29日 - アカオビーチリゾート内「Outdoor Village SOGAURA」(アウトドアビレッジ曽我浦)営業開始。
    • 9月19日 - アカオハーブ&ローズガーデン内「COEDA HOUSE」(コエダハウス)営業開始[8]
  • 2018年(平成30年)4月1日 - スパリウムニシキ営業開始。
  • 2021年(令和3年)
    • 7月3日 - 熱海市伊豆山土石流災害で被災した介護施設の55人の入居者と職員に、避難所として受け入れた。
    • 10月20日 - 社名を「ACAO SPA & RESORT 株式会社」へと改名[2]
    • 11月16日 - 休業中だったホテルニューアカオの営業を終了したと発表。営業継続しているロイヤルウイングは「HOTEL ACAO」と名を改め今後も存続する。また同日から「ATAMI ART GRANT」を初開催、閉業したホテルニューアカオ建屋も、会場として活用された[9]
  • 2022年(令和4年)
    • 4月24日 - ACAO FOREST駐車場脇の「ショップ&レストラン」施設を改装し、「ACAO ROSE SQUARE」(アカオ・ローズ・スクエア)を開業。
    • 11月22日 - 錦ヶ浦の2ホテル等の事業をマイステイズ・ホテル・マネジメントへと譲渡。
    • 12月16日 - マイステイズが「HOTEL ACAO(旧ロイヤルウイング)」を「ホテルニューアカオ(ホライゾンウイング)」へと改名、併せて旧ホテルニューアカオの2023年夏の宿泊事業再開を発表[5]。またACAO側も、5年後の2027年に、FOREST/BEACHの敷地で富裕層向けビレッジ型宿泊事業に参入する計画を発表[6]
    • 2024年(令和6年)7月29日 - 東京地方裁判所民事再生法適用を申請。同日付で保全命令を受ける[12]

脚注・出典

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関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯35度5分11.2秒 東経139度4分53.7秒 / 北緯35.086444度 東経139.081583度 / 35.086444; 139.081583