74式小隊機関銃繁体字中国語: 74式排用機槍)は、中華民国陸軍が制式採用から長年経過した57式機関銃(中華民国ライセンス生産されたM60機関銃)の後継として、ベルギーFN社のFN MAGを参考に改良を加えたものである。T74小隊機関銃7.62mm T74機関銃とも呼ばれる。制式名の「74」は、民国74年(1985年)に量産型が完成した事によるもの。

74式小隊機関銃
三脚架を装備した74式小隊機関銃
74式小隊機関銃
74式小隊機関銃
種類 汎用機関銃
製造国 中華民国の旗 中華民国台湾
設計・製造 聯勤205兵工廠
仕様
種別 汎用機関銃
口径 7.62mm
銃身長 546mm
使用弾薬 7.62x51mm NATO弾
装弾数 ベルト給弾式
作動方式 ガス圧利用
全長 1,260mm
重量 12,600g
発射速度 850発/分
銃口初速 810-850m/秒
有効射程 1,200m
歴史 
設計年 1985年
配備先 中華民国国軍
バリエーション 86式同軸機関銃
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74式小隊機関銃

設計及び開発史

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ベルギーFN MAG1958年に登場し、多くの国に採用された。聯勤は74式の設計時にFN MAGの長所と短所、並びに自身の工作能力と戦術思想を参考に改修を行った。74式での変更点は細部に渡り、FN MAGの欠点および台湾陸軍兵士の体型、運用方法に合わせたほか、57式機関銃の二脚架の流用などがある。

FN MAGとの主な相違点は、照星が銃身に固定されている。もし照星を非固定式とした場合、更に高度な工作技術を要求されるため、聯勤205兵工廠は固定式とし、その代わりに偏流調整つまみを照門に取り付けた。74式の銃身は原型同様素早く取り外しができ、銃身の表面にはFN MAGの初期型と同様の放熱リブが加工されている。

制式採用した陸軍では、74式は耐久性が高いと歓迎されており、憲兵部隊以外の陸軍および海軍陸戦隊で使用されている。

派生型

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本銃の発展型として、86式同軸機関銃(略称:T86V)がM41D軽戦車用に開発されたが、少数が改造されたのみだったため、大量生産される事はなかった。また、CM-32に搭載される94式リモコン銃塔CM-34歩兵戦闘車の同軸機銃用として、74V1式同軸機銃が開発された。

使用国

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脚注

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関連項目

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