5-アセトキシメチルフルフラール
5-アセトキシメチルフルフラール(5-Acetoxymethylfurfural)はフルフラールの5位にアセトキシメチル基が結合した有機化合物である。
5-アセトキシメチルフルフラール 5-Acetoxymethylfurfural[1] | |
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別称 5-アセトキシメチル-2-フルアルデヒド 酢酸5-ホルミルフルフリル | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 10551-58-3 |
特性 | |
化学式 | C8H8O4 |
モル質量 | 168.15 g mol−1 |
外観 | 白色ないし薄い黄色の結晶または粉末 |
匂い | 食パンの匂い |
融点 |
56 °C, 329 K, 133 °F |
沸点 |
122℃(0.3kPa) |
関連する物質 | |
関連するパン用香料 | 2-メチル-3-エチルピラジン |
関連物質 | ヒドロキシメチルフルフラール |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
用途
編集食パンを特徴づける香りを持ち、食品用香料として利用される[2]。鋳型造型用粘結剤[3]としての用途もある。140℃以上で触媒を使用することにより、2,5-フランジカルボン酸が得られる[4]。
脚注
編集- ^ 製品情報(東京化成工業)
- ^ 湖上国雄『香料の物質工学 -製造・分析技術とその利用』地人書館、1995年、322-323頁。ISBN 4-8052-0491-5。
- ^ 鋳型造型用硬化剤組成物、その使用、及びその製造方法、並びに鋳型の製造方法
- ^ 2,5-フランジカルボン酸を調製する方法及び2,5-フランジカルボン酸のジアルキルエステルを調製する方法(特表2013-507359,ekouhou.net)