3Delight
3DelightNSI (スリーデライト エヌエスアイ) は物理ベースレンダラーの一つであり、RenderMan互換レンダラーであった3Delightの後継である。NSIは「Nodal Scene Interface」の略であり、新たに導入されたアプリケーションインターフェースを意味する。
開発元 | DNA Research |
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初版 | 1.0.0 / 2018年8月31日[1] |
最新版 | |
対応OS | Windows、macOS, Linux |
種別 | 3DCGソフトウェア |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | www.3delight.com |
開発元 | DNA Research |
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初版 | 0.5.1 / 2000年8月8日[2] |
最新版 | |
対応OS | Windows、macOS, Linux |
種別 | 3DCGソフトウェア |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト |
3delight |
歴史
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2000年、3DelightはRenderMan互換でありながらも、REYESとレイトレーシングのハイブリッドレンダリングに対応する3Dレンダラーとしてリリースされた[4][2]。当時、本家の「PhotoRealistic RenderMan」(PRMan) はハイブリッドレンダリングに対応しておらず (2002年より対応[5])、3Delightは本家よりも先にハイブリッドレンダリングが可能であった。
2013年、DNA Researchは3Delight 11でPath Tracingモードを導入して[6]それを標準としたものの、REYESモードも併存した。
2018年、DNA Researchは3DelightNSI 1.0で旧来のRenderManインターフェースに代わる新たなインターフェース「Nodal Scene Interface」(NSI)を導入した。NSIインターフェース互換レンダラーはオープンソースのHydraNSI (hdNSI)を使うことで、Universal Scene DescriptionのHydra搭載ソフトウェアから使うことが可能となる。
搭載・対応ソフトウェア
編集現行
編集- 搭載
- Katana 3.0以降
- DAZ Studio
- 対応
- Maya
- Houdini - HydraNSIによってSideFX Solarisにも対応している。なおHoudini側のRenderManレンダリング機能では3Delight 9.0までのレンダリングにのみ対応している[7]
- Cinema 4D - 専用のプラグインが用意された。なおCinema 4DのR20より前はCinema 4D側のRenderManレンダリング機能であるCineManが3Delightでのレンダリング対応していた[8][9]。
- Universal Scene Description - HydraNSIで対応
過去
編集RenderMan互換レンダラーであった頃は、RenderManインターフェース出力に対応する多くのソフトウェアからも3Delightを使用することができた。
- 対応
採用例
編集以下の映画に3Delightが使われている[10]。
出典
編集- ^ a b c Changelog DNA Research
- ^ a b Announce: 3Delight Renderer Patrick Fournier 2000年8月9日
- ^ a b Changelog 12.x DNA Research
- ^ KATANAによるパイプライン・ワークフロー改善 CGWORLD.jp 2018年10月23日
- ^ Renderman FAQ Larry Gritz
- ^ DNA Research Announces "3Delight Studio Pro 11" DNA Research 2013年10月1日
- ^ Rendering with RenderMan Side Effects Software
- ^ レンダリング - 究極のフォトリアリズムのために MAXON
- ^ Modernizing and Moving Forward Maxon 2017年12月5日
- ^ a b c d e f g 'Maya Plugin Power': RenderMan Compliance Animation World Network 2009年5月6日