21ジャンプストリート
『21ジャンプストリート』(トゥエンティワン ジャンプストリート、21Jump Street)は、1987年 - 1990年にフォックス放送(FOX)で放送されたアメリカのテレビドラマ。
ジョニー・デップの出世作であり、この作品で一気にアイドルの地位を築くことになった。ドラマの中では21ジャンプストリートにある教会を潜入捜査班の事務所として使用していることから、そのまま題名となっている。
ストーリー
編集トム・ハンソンはそのベビー・フェイス故に、青少年犯罪特別捜査課"21ジャンプストリート"に所属することになり、青年犯罪を撲滅するべく相棒のダグと共に、高校に潜入捜査を始める。そこでは、「麻薬取引」「売春」「殺人依頼」「自殺」などさまざまな事件が渦巻いていた。
放送リスト
編集シーズン1 - 3は日本で20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンからDVDが発売されている。エピソードタイトルはこれに基づいて表記する。また過去にはハピネットより『21ジャンプストリート セレクション1~4』の題で「売春」「自殺」(セレクション1)「逃亡者」(セレクション2)「殺人依頼」「カード」(セレクション3)、「麻薬密売」(セレクション4)を収録したDVDが発売されていた。なお、シーズン4・5は日本向けDVDが発売されていないため、原題で表記する。
シーズン1(1987年4月 - 7月)
編集- 「潜入捜査 パート1」
- 「潜入捜査 パート2」
- 「自由の国 アメリカ」
- 「憧れと嫉妬」
- 「輝く未来に潜む影」
- 「人生最悪の夜」
- 「別れと再出発」
- 「悪友」
- 「殺人依頼」
- 「父と息子」
- 「狙い球」
- 「もてあそばれた青春」
- 「ストリートからの巣立ち」
シーズン2(1987年9月 - 1988年5月)
編集- 「ピエロの誘惑」
- 「麻薬密売 パート1」
- 「麻薬密売 パート2」
- 「友への償い」
- 「銃社会の素顔」
- 「個人授業」
- 「人種の壁」
- 「名誉の裏に」
- 「ワクサーの復讐」
- 「栄光の代償」
- 「クリスマス・イン・サイゴン」
- 「ラッセル・バッキンズの誘惑」
- 「病気と偏見」
- 「カード」
- 「病院という名の監獄」
- 「3.3秒の苦悩」
- 「学歴社会の重圧」
- 「奇跡の少年」
- 「マリファナの密輸」
- 「自殺」
- 「コリーとディーンの結婚」
- 「卒業」
シーズン3(1988年11月 - 1989年5月)
編集- 「迷走の果てに」
- 「恐怖心」
- 「堕ちた名声」
- 「コーチ・オブ・ザ・イヤー」
- 「この命、誰のもの」
- 「地獄の1週間」
- 「ドラゴンと天女」
- 「警官たちのストライキ」
- 「心の魔物」
- 「恋の行方」
- 「暗い過去」
- 「ハンソンの危機」
- 「脱走」
- 「トラウマ」
- 「市長とその息子」
- 「麻薬への逃避」
- 「売春」
- 「次の犠牲者」
- 「逃亡者 パート1」
- 「逃亡者 パート2」
シーズン4(1989年9月 - 1990年7月)
編集- DRAW THE LINE(シーズン3 第20話からの続き)
- SAY IT AIN'T SO, PETE
- ETERNAL FLAME
- COME FROM THE SHADOWS
- GODE IS A BULLET
- OLD HAUNTS IN THE NEW AGE
- OUT OF CONTROL
- STAND BY YOUR MAN
- MIKE'S P.O.V.
- WHEELS AND DEALS PART 1(シーズン4 第1話の後日談)
- WHEELS AND DEALS PART 2
- PARENTAL GUIDANCE SUGGESTED
- THINGS WE SAID TODAY
- RESEARCH AND DESTROY
- CHANGE OF HEART
- BACK FROM THE FUTURE
- 2245
- HI MOM
- AWOMP-BOMP-ALOOBOMP, ALOOP-BAMBOOM
- LA BIZCA
- LAST CHANCE HIGH
- UNFINISHED BUSINESS
- SHIRTS AND SKINS
- HOW I SAVED THE SENATOR
- ROUNDING THIRD
- EVERYDAY IS CHRISTMAS
シーズン5(1990年10月 - 1991年4月)
編集- Tunnel of Love
- Back to School
- Buddy System
- Poison
- Just Say No! High
- Brothers
- This Ain't No Summer Camp
- The Girl Next Door
- Diplomas for Sale
- Number One with a Bullet
- Equal Protection
- The Education of Terry Carver
- Baby Blues
- Film at Eleven
- In the Name of Love
- Coppin' Out
- Under the Influence
- Crossfire
- Wasted
- Bad Day at Blackburn
- Homegirls
- Second Chances
登場人物
編集- トム・ハンソン潜入捜査官
- 演 - ジョニー・デップ、日本語吹替 - 中原茂(VHS版、ハピネットDVD版)
- 警察官だった父親に憧れ警官に志願。しかし童顔であることから犯人になめられてしまう。その童顔を買われて高校への潜入捜査専門チームへ配属される。
トムの同僚たち
編集- ダグ・ペンホール潜入捜査官
- 演 - ピーター・デルイーズ、日本語吹替 - 森川智之(ハピネットDVD版)
- 当初はトム・ハンソンと敵対するが、後にかけがえのない相棒となる。
- ジュディ・ホフス潜入捜査官
- 演 - ホリー・ロビンソン・ピート
- チーム内で唯一の女性・唯一の大卒という役。黒人・女性(=少数派、マイノリティ)であることから時に差別を受けるというストーリーもある。
- ハリー・トルーマン・アイオキ潜入捜査官
- 演 - ダスティン・ヌエン
- 日本人のはずが…。出生はシーズン2で明かされる。
- デニス・ブッカー潜入捜査官
- 演 - リチャード・グリエコ
- シーズン3から登場。警察の内務捜査員から潜入捜査員へ。
- サル・バンドゥッチ
- 演 - サル・ジェンコ
- 潜入捜査班事務所(教会)の清掃・雑用係。通称フグ男。
トムの上司たち
編集- リチャード・ジェンコ警部
- 演 - フレデリック・フォレスト
- シーズン1第6話まで。21ジャンプストリート班の創設者という設定。
- アダム・フラー警部
- 演 - スティーヴン・ウィリアムズ
- シーズン1第7話から。不慮の事故で亡くなったジェンコ警部の後任。
スタッフ
編集- 製作総指揮:パトリック・ハズバーグ、スティーブン・J・キャネル、スティーブ・ビアーズ、ビル・ヌス
- 製作:ジュアン・カーソン
- 共同製作:ジミー・グリットリアン
- 監督:ジョージ・モンテシ、ビル・コーコラン、ジェームズ・ホイットモア・Jr、キム・マナーズ
- 脚本:グレン・モーガン、ジェームズ・ウォン、アン・ドナヒュー ほか
- 撮影:デヴィッド・ゲッツ
- 音楽:ピーター・バーンスタイン
- 制作:パトリック・ハズバーグ・プロダクション、スティーブン・J・キャネル・プロダクション
補足
編集- まだ無名時代のブラッド・ピット、ブリジット・フォンダ、ヴィンス・ヴォーンなどがゲスト出演している。
- 当初の日本版でのビデオリリース時は『ジョニー・デップのハイスクール・コップ』(製造・販売元:ポニーキャニオン)、後には『ロックド・アウト』(発売:アドバピーアール/販売:アドバピクチャーズ)という邦題がつけられて発売されていた。後者には日本語吹替版も製作され、ジョニー・デップ演ずるトム・ハンソンの吹替には中原茂が起用された。また、中原は後にハピネットから発売された本作のDVD版でも吹替を続投している。
- シリーズはシーズン5まで続いたが、ジョニー・デップはシーズン4で降板している。
- リチャード・グリエコ演じるブッカーを主役にしたスピンオフの"Booker"が1989年9月から1シーズン放映された。
映画
編集→詳細は「21ジャンプストリート (映画)」を参照
ジョナ・ヒル、チャニング・テイタム主演でリメイクされ、2012年3月16日に公開された。日本では劇場公開されず2013年3月6日にDVDが発売。
ジョニー・デップ、ピーター・デルイーズがラスト近くでカメオ出演しているほか、テレビシリーズの出演者・関係者が関わっている。
外部リンク
編集- 21 Jump Street - IMDb
- 海外ドラマ『21ジャンプストリート』 | 20世紀フォックス ホーム エンタテイメント - 日本向けDVDソフトの公式ホームページ