2019年インドネシア総選挙
2019年インドネシア総選挙(2019ねんインドネシアそうせんきょ、インドネシア語: Pemilihan umum Indonesia 2019)は、インドネシアで2019年4月17日に実施された選挙である。インドネシア史上初めて、大統領選挙と議会選挙が同時に行われた。
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2019年インドネシア総選挙 Pemilihan umum Indonesia 2019 | |||||||||||
2019年4月17日 | |||||||||||
種類: | 大統領選挙、州議会議員選挙、県市議会議員選挙 | ||||||||||
職務: | インドネシア共和国大統領・副大統領 136地方代表会議(上院)議員 575国民議会(下院)議員 2,207州議会議員 17,610県市議会議員 | ||||||||||
基礎データ | |||||||||||
有権者数: | 192,866,254 | ||||||||||
選挙結果 | |||||||||||
(正)ジョコ・ウィドド (副)マアルフ・アミン - 労働者連合 | |||||||||||
選挙連合: | |||||||||||
得票: | 85,607,362 | ||||||||||
55.50% | |||||||||||
(正)プラボウォ・スビアント (副)サンディアガ・ウノ - 公正繁栄連合 | |||||||||||
選挙連合: | |||||||||||
得票: | 68,650,239 | ||||||||||
44.50% | |||||||||||
闘争民主党 | |||||||||||
得票: | 27,053,961 | ||||||||||
下院 獲得議席: | 128 17.4% | ||||||||||
22.26% | |||||||||||
グリンドラ党 | |||||||||||
得票: | 17,594,839 | ||||||||||
下院 獲得議席: | 78 6.8% | ||||||||||
13.57% | |||||||||||
ゴルカル | |||||||||||
得票: | 17,229,789 | ||||||||||
下院 獲得議席: | 85 6.6% | ||||||||||
14.78% | |||||||||||
民族覚醒党 | |||||||||||
得票: | 13,570,097 | ||||||||||
下院 獲得議席: | 58 23.4% | ||||||||||
10.09% | |||||||||||
国民民主党 | |||||||||||
得票: | 12,661,792 | ||||||||||
下院 獲得議席: | 59 63.9% | ||||||||||
10.26% | |||||||||||
平等繁栄党 | |||||||||||
得票: | 11,493,663 | ||||||||||
下院 獲得議席: | 50 25% | ||||||||||
8.70% | |||||||||||
民主党 | |||||||||||
得票: | 10,876,507 | ||||||||||
下院 獲得議席: | 54 11.5% | ||||||||||
9.39% | |||||||||||
州別最多得票者 | |||||||||||
赤・ジョコ、タン・プラボウォ | |||||||||||
インドネシア大統領 | |||||||||||
選出
ジョコ・ウィドド 闘争民主党 |
大統領選挙
編集概要
編集2014年、大統領に就任したジョコ・ウィドドは当初議会において少数与党であったが、ゴルカルと開発統一党が与党入りに合意し、議会選においても所属する闘争民主党が多数派を形成することに成功した[1]。
2019年4月17日に、インドネシア大統領選挙およびインドネシア国民議会(下院)選挙の投票が実施され、即日開票が行われた[2]。
なお、2つの選挙の同時実施により、開票スタッフ・選挙管理委員会の職員・警察官など382名が過労死し、過労により体調を崩した職員は1470人に達したと報じられている[3][4]。
選挙データ
編集2008年に成立した選挙法では、大統領選と議会選は3ヶ月以上の間隔をあけて執行することが規定されていた。しかし憲法裁判所における審議の結果、投票率の向上と選挙費用の削減が図られることから、2019年に実施される大統領選と議会選は同時開催することとなった[5][6]。
候補者
編集4回目となる大統領選で、現職のジョコ・ウィドドは再選を目指し、副大統領候補にイスラム教指導者のマアルフ・アミンを擁立した。一方前回の大統領選で敗北したプラボウォ・スビアントは副大統領候補に元ジャカルタ州副知事のサンディアガ・ウノを擁立した。
労働者連合 | 公正繁栄連合 | ||
大統領候補 | ジョコ・ウィドド | 大統領候補 | プラボウォ・スビアント |
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副大統領候補 | マアルフ・アミン | 副大統領候補 | サンディアガ・ウノ |
大統領 | グリンドラ党党首 | ||
選挙運動
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選挙結果
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現職のジョコ・ウィドド候補が再選確実となり、勝利宣言を発表した[7]。選挙前の世論調査でも対立候補を引き離し、大きくリードしていた[8]。
大統領候補者 副大統領候補者 |
所属政党 | 得票数 | 得票率 | |
ジョコ・ウィドド マアルフ・アミン |
労働者連合 | 85,607,362 | 55.50% | |
プラボウォ・スビアント サンディアガ・ウノ |
公正繁栄連合 | 68,650,239 | 44.50% | |
有効票数(有効率) | 154,257,601 | 97.62% | ||
無効・白票数(無効率) | 3,754,905 | 2.38% | ||
投票総数(投票率) | 158,012,506 | 81.93% | ||
棄権者数(棄権率) | 34,853,748 | 18.07% | ||
有権者数 | 192,866,254 | 100.0% | ||
出典:KPU |
議会選挙
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脚注
編集- ^ “Indonesian opposition party leads parliamentary poll”. BBC. (10 April 2014). オリジナルの4 December 2018時点におけるアーカイブ。 4 December 2018閲覧。
- ^ 日本貿易振興機構ビジネス短信(2019年04月19日)「インドネシア総選挙、現与党が多数派維持の見通し」
- ^ 産経新聞(2019年4月26日)「インドネシアの選管250人超死亡 大統領選と総選挙のW選で過労」
- ^ “インドネシア選挙の関連死、382人に 政府が見舞金:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2019年5月11日閲覧。
- ^ Karina M. Tehusijarana (8 February 2019). “Explaining the 2019 simultaneous elections” (英語). The Jakarta Post 29 April 2019閲覧。
- ^ “Indonesia to ensure stability during elections, says president's...” (英語). Reuters. (12 April 2018) 29 April 2019閲覧。
- ^ “インドネシア大統領選、ジョコ氏の再選確実”. 日本経済新聞 電子版 (2019年4月17日). 2019年5月11日閲覧。
- ^ “インドネシア大統領選、投票始まる ジョコ政権に審判”. 日本経済新聞 電子版. 2019年5月11日閲覧。