2010年の全日本ロードレース選手権

2010年の全日本ロードレース選手権
前年: 2009 翌年: 2011

2010年の全日本ロードレース選手権 (2010ねん の ぜんにほんロードレースせんしゅけん) は、2010年平成22年)4月4日スーパーバイクレースin筑波で開幕し、同年10月31日第42回MFJグランプリ鈴鹿で閉幕した、2010年シーズンの全日本ロードレース選手権である。

最高峰クラスのJSB1000チャンピオンは秋吉耕佑テクニカルスポーツホンダ)が獲得した[1]

2010年シーズン

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新カテゴリー J-GP2

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前年をもって2ストロークエンジン車で開催されてきたGP250クラスの開催が終了し、本シーズンよりJ-GP2クラスが新設された[2]。このクラスはロードレース世界選手権のMoto2クラスに相当し、ST600とJSB1000の間の位置付けで新設された。マシンは4ストロークエンジン600cc車両をベースに、コンストラクターによるオリジナルフレームの使用や、デチューンされ規定に則した仕様にされたMoto2マシン、スリックタイヤの装着も可能であり、ST600よりも改造範囲が広いのが特徴となる。レギュレーション上ST600仕様のマシンでも参戦可能なため、ホンダの山口辰也はST600用マシンで両クラスにダブルエントリーした[3]。開幕当初J-GP2参戦台数が少なかったため、JSB1000クラスでの混走で開催しポイントを付与[4]。第6戦もてぎ大会から単独開催となった。

スケジュールおよび勝者

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Rd. 決勝日 開催イベント JSB1000優勝 J-GP2 優勝 ST600 優勝 J-GP3 優勝
1 4月4日 スーパーバイクレース in筑波 高橋巧 小西良輝 中上貴晶 大久保光
2 4月18日 鈴鹿2&4レース 秋吉耕佑 小西良輝
3 5月23日 スーパーバイクレース in九州 柳川明* 山口辰也* 大﨑誠之* 山本剛大*
4 8月29日 スーパーバイクレース inSUGO 伊藤真一 山口辰也 ポラマイ 山本剛大
5 9月26日 スーパーバイクレース in岡山 伊藤真一 山口辰也 篠崎佐助
6 10月17日 スーパーバイクレース inもてぎ 伊藤真一 山口辰也 大﨑誠之 大久保光
7 10月31日 第42回MFJグランプリレース in鈴鹿 秋吉耕佑 山口辰也 大﨑誠之 尾野弘樹
秋吉耕佑
チャンピオン 秋吉耕佑 小西良輝 山口辰也 大久保光
  • 第3戦オートポリスは決勝レースが大雨のため中止、前日までの予選順位が大会最終成績となりハーフポイントが与えられた[5]

シリーズポイントランキング

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JSB1000

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ポイントシステム:
順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位 11位 12位 13位 14位 15位 16位 17位 18位 19位 20位
ポイント 25 22 20 18 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
  • 最終戦MFJ-GPは2ヒートとも既定のポイント+ボーナスポイント3点が加算される。
順位 No. ライダー 使用車両 1
TSU
2
SUZ
3
AP
4
SUG
5
OKA
6
MOT
7
SUZ
ポイント
1 64 秋吉耕佑 ホンダ・CBR1000RR 22 1 11 2 3 4 1 1 153
2 87 柳川明 カワサキ・ZX-10 4 4 1 3 4 5 3 4 146.5
3 634 高橋巧 ホンダ・CBR1000RR 1 2 5 4 5 6 4 13 136
4 1 中須賀克行 ヤマハ・YZF-R1 3 3 2 6 2 2 Ret 3 133
5 33 伊藤真一 ホンダ・CBR1000RR Ret DNS 6 1 1 1 2 2 132.5
6 6 亀谷長純 ホンダ・CBR1000RR 2 5 4 5 10 3 5 5 132
7 48 出口修 スズキ・GSX-R1000 7 8 7 6 7 7 8 96.5
8 54 武田雄一 ヤマハ・YZF-R1 5 6 7 10 6 6 85
9 51 高橋英倫 カワサキ・ZX-10R 8 8 9 9 7 10 12 84
10 16 東村伊佐三 カワサキ・ZX-10R 9 12 12 14 10 11 10 70.5
11 15 須貝義行 ドゥカティ・1098R 12 10 11 8 8 8 65
  • 太字ポールポジション
  • 第3戦オートポリスは決勝レースが大雨のため中止、前日までの予選順位が最終成績となりハーフポイントが与えられた[5]

関連項目

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脚注

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