2009年世界ジュニア柔道選手権大会

2009年世界ジュニア柔道選手権大会(第15回世界ジュニア柔道選手権大会)はフランスパリ2009年10月22日から10月25日まで開催された。当初ギリシャアテネで開催される予定だったが、大会2ヶ月前になってパリに変更された[1]

概要

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今大会から男女とも最軽量級が増設された[2]。さらに、今大会は試験的に一度目の足取りは指導だが、2度目は反則負けとなるルールが適用された(これを受けて2010年からは足取りは一度で反則負けになるさらに厳しいルールが採用されることになった)[3]。また、副審を置かずに主審のみが試合を受け持ち、必要な時には審判委員(ジュリー)と判定の協議を行う主審一人制が試されたが、こちらは時期尚早として2010年以降の大会では正式採用されなかった[4]

メダリスト

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男子

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Event
55kg以下級   志々目徹   イルガル・ムシキエフ   ルーカス・キエルバシンスキ
  フアン・シェンティン
60kg以下級   山本浩史   ダワードルジ・トゥムルフレグ   イリヤス・イズマジロフ
  フローレン・ウラニ
66kg以下級   森下純平   グルゼゴルジ・レヴィンスキ   ゾルト・ゴリャナチ
  ケネス・バンガンスベケ
73kg以下級   西山雄希   ヴィタリー・ポポビッチ   ティボー・ドラジュス
  ラシャ・ズラビアーニ
81kg以下級   ロイク・ピエトリ   マゴメド・マゴメドフ   川上智弘
  ヤニック・ガッチェ
90kg以下級   ケジャウ・ニャバリ   アルチル・シンジカシビリ   西山大希
  グリゴリ・ミナスキン
100kg以下級   ルカシュ・クルパレク   トマス・ドマンスキ   トビアス・モル
  アレヤンドロ・サンマーティン
100kg超級   チョ・ウンセム   マゴメド・ナズムディノフ   マアンドレ・ブライトバルト
  ドメニコ・グイダ

女子

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Event
44kg以下級   蓬田智佳   カタリナ・メンツ   エブル・シャヒン
  アントニエタ・ガレギロス
48kg以下級   サラ・メネゼス   遠藤宏美   デリヤ・シビル
  キム・ミリ
52kg以下級 (IJF) マイリンダ・ケルメンディ[注 1]   シャハール・レヴィ   加賀谷千保
  ツグバ・ゼヒール
57kg以下級   ヘドヴィグ・カラカス   ユール・フランセン   瓜生愛子
  ティナ・トルステニャク
63kg以下級   山本小百合   ソン・セロム   マリアナ・シルバ
  ヴロラ・ベデティ
70kg以下級   田知本遥   リュシ・ペロー   ヨー・アビゲール
  ダリア・ダヴィドワ
78kg以下級   緒方亜香里   ケイラ・ハリソン   マイラ・アギアル
  ルイーゼ・マルツァン
78kg超級   ラリサ・ツェリッチ   イリーナ・キンゼルスカ   山部佳苗
  サンドラ・ヤブロンスキテ

各国メダル数

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国・地域
1   日本 8 1 5 14
2   ウクライナ 1 2 0 3
3   フランス 1 1 2 4
4   韓国 1 1 1 3
5   ブラジル 1 0 2 3
  ハンガリー 1 0 2 3
7   ボスニア・ヘルツェゴビナ 1 0 0 1
  チェコ 1 0 0 1
国際柔道連盟 1 0 0 1
10   ポーランド 0 2 1 3
  ロシア 0 2 1 3
12   ドイツ 0 1 3 4
13   ジョージア 0 1 1 2
  オランダ 0 1 1 2
15   アゼルバイジャン 0 1 0 1
  イスラエル 0 1 0 1
  モンゴル 0 1 0 1
  アメリカ合衆国 0 1 0 1
19   トルコ 0 0 3 3
20   スロベニア 0 0 2 2
21   ベルギー 0 0 1 1
  チリ 0 0 1 1
  スペイン 0 0 1 1
  エストニア 0 0 1 1
  イタリア 0 0 1 1
  カザフスタン 0 0 1 1
  リトアニア 0 0 1 1
  チャイニーズタイペイ 0 0 1 1

脚注

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注釈

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  1. ^   コソボの選手。この時、コソボが国際柔道連盟(IJF)に加盟していなかったため、IJF名義で出場した。

出典

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  1. ^ 総会続報
  2. ^ Sports and Organization Rules Edition July 2010
  3. ^ 「世界ジュニア柔道選手権2009」近代柔道 ベースボールマガジン社、2009年12月号、33頁
  4. ^ 「全日本柔道連盟のページ」近代柔道 ベースボールマガジン社、2010年2月号、66頁

外部リンク

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