2006/2007 ISUグランプリシリーズ

2006/2007 ISUグランプリシリーズ(2006/2007 ISU Grand Prix of Figure Skating)は、国際スケート連盟(ISU)が承認するフィギュアスケートアイスダンスにおける2006-2007年シーズンの国際大会の総称。オリンピックの翌シーズンということもあり、有力選手は多くが引退、もしくは今シーズンを休養に充てることを宣言しており、数多くの若手選手がエントリーされた。

2006/2007 ISUグランプリシリーズ
大会概要
大会種 ISUグランプリシリーズ
シーズン 2006-2007
日程 10月26日 - 12月17日
主催 国際スケート連盟
開催地 アメリカ合衆国の旗カナダの旗中華人民共和国の旗フランスの旗ロシアの旗日本の旗
賞金総額 180,000米ドル
関連大会
前回大会 2005/2006 ISUグランプリシリーズ
次回大会 2007/2008 ISUグランプリシリーズ
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概要

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スケジュール

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競技結果

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大会名 種目
  スケートアメリカ 男子シングル   織田信成   エヴァン・ライサチェク   アルバン・プレオベール
女子シングル   安藤美姫   キミー・マイズナー   浅田真央
ペア   井上怜奈
and ジョン・ボルドウィン
  ドロタ・シュデク
and マリウス・シュデク[1]
  ナオミ・ナリ・ナム
and テミストクレス・レフテリス
アイスダンス   アルベナ・デンコヴァ
and マキシム・スタビスキー
  メリッサ・グレゴリー
and デニス・ペチュホフ
  ナタリー・ペシャラ
and ファビアン・ブルザ
  スケートカナダ 男子シングル   ステファン・ランビエール   髙橋大輔   ジョニー・ウィアー
女子シングル   ジョアニー・ロシェット   村主章枝   金妍兒
ペア   張丹
and 張昊
  井上怜奈
and ジョン・ボルドウィン[2]
  ヴァレリー・マルコー
and クレイグ・ブンタン
アイスダンス   マリーフランス・デュブレイユ
and パトリス・ローゾン
  テッサ・ヴァーチュ
and スコット・モイア
  フェデリカ・ファイエラ
and マッシモ・スカリ
  中国杯 男子シングル   エヴァン・ライサチェク   セルゲイ・ダヴィドフ   エマニュエル・サンデュ
女子シングル   ユリア・セベスチェン   中野友加里   エミリー・ヒューズ
ペア   申雪
and 趙宏博
  龐清
and 佟健
  アリオナ・サフチェンコ
and ロビン・ゾルコーヴィ
アイスダンス   オクサナ・ドムニナ
and マキシム・シャバリン
  タニス・ベルビン
and ベンジャミン・アゴスト
  ヤナ・ホフロワ
and セルゲイ・ノビツキー
  エリック・ボンパール杯 男子シングル   ブライアン・ジュベール   アルバン・プレオベール   セルゲイ・ドブリン
女子シングル   金妍兒   安藤美姫   キミー・マイズナー
ペア   マリア・ペトロワ
and アレクセイ・ティホノフ
  井上怜奈
and ジョン・ボルドウィン
  ユリア・オベルタス
and セルゲイ・スラフノフ
アイスダンス   アルベナ・デンコヴァ
and マキシム・スタビスキー
  イザベル・ドロベル
and オリヴィエ・シェーンフェルダー
  フェデリカ・ファイエラ
and マッシモ・スカリ
  ロシア杯 男子シングル   ブライアン・ジュベール   ジョニー・ウィアー   イリヤ・クリムキン
女子シングル   サラ・マイアー   ユリア・セベスチェン   恩田美栄
ペア   アリオナ・サフチェンコ
and ロビン・ゾルコーヴィ
  マリア・ペトロワ
and アレクセイ・ティホノフ
  川口悠子
and アレクサンドル・スミルノフ
アイスダンス   タニス・ベルビン
and ベンジャミン・アゴスト
  オクサナ・ドムニナ
and マキシム・シャバリン
  イザベル・ドロベル
and オリヴィエ・シェーンフェルダー
  NHK杯 男子シングル   髙橋大輔   織田信成   小塚崇彦
女子シングル   浅田真央   村主章枝   中野友加里
ペア   申雪
and 趙宏博
  張丹
and 張昊
  ヴァレリー・マルコー
and クレイグ・ブンタン
アイスダンス   マリー=フランス・デュブレイユ
and パトリス・ローゾン
  ヤナ・ホフロワ
and セルゲイ・ノビツキー
  メリッサ・グレゴリー
and デニス・ペチュホフ
  グランプリファイナル 男子シングル   ブライアン・ジュベール   髙橋大輔   織田信成
女子シングル   金妍兒   浅田真央   サラ・マイアー
ペア   申雪
and 趙宏博
  アリオナ・サフチェンコ
and ロビン・ゾルコーヴィ
  張丹
and 張昊
アイスダンス   アルベナ・デンコヴァ
and マキシム・スタビスキー
  マリー=フランス・デュブレイユ
and パトリス・ローゾン
  オクサナ・ドムニナ
and マキシム・シャバリン

ポイント

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第1戦スケートアメリカから第6戦NHK杯まで上位入賞者に対し以下のポイントが与えられ、獲得ポイントの上位6人及び6組がグランプリファイナルへ進んだ。ただし、上位6人及び6組のなかで辞退者が出た際は獲得ポイント7位以下の者及び組が繰り上がる。なお、獲得ポイントが同ポイントだった場合、最高順位の高い人及び組が出場資格を得る。獲得ポイントも最高順位も同一の場合、総得点の高い人及び組が出場資格を得る。

順位 ポイント
1位 15ポイント
2位 13ポイント
3位 11ポイント
4位 9ポイント
5位 7ポイント
6位 5ポイント
7位 4ポイント
8位 3ポイント

男子シングル

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順位 名前 大会 合計 最高位 総得点
USA CAN CHN FRA RUS JPN
1 ブライアン・ジュベール   フランス 15 15 30 1 468.91
2 織田信成   日本 15 13 28 1 475.95
3 髙橋大輔   日本 13 15 28 1 456.14
4 エヴァン・ライサチェク   アメリカ合衆国 13 15 28 1 441.13
5 アルバン・プレオベール   フランス 11 13 24 2 424.39
6 ジョニー・ウィアー   アメリカ合衆国 11 13 24 2 394.98
7 セルゲイ・ダヴィドフ   ベラルーシ 7 13 20 2 374.83
8 イリヤ・クリムキン   ロシア 9 11 20 3 378.84
9 エマニュエル・サンデュ   カナダ 11 7 18 3 378.84

女子シングル

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順位 名前 大会 合計 最高位 総得点
USA CAN CHN FRA RUS JPN
1 安藤美姫   日本 15 13 28 1 367.03
2 ユリア・セベスチェン   ハンガリー 15 13 28 1 300.55
3 浅田真央   日本 11 15 26 1 370.75
4 金妍兒   韓国 11 15 26 1 353.02
5 村主章枝   日本 13 13 26 2 348.07
6 サラ・マイアー   スイス 9 15 24 1 328.18
7 ジョアニー・ロシェット   カナダ 15 9 24 1 325.38
8 キミー・マイズナー   アメリカ合衆国 13 11 24 2 335.81
9 中野友加里   日本 13 11 24 2 312.20

ペア

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順位 名前 大会 合計 最高位 総得点
USA CAN CHN FRA RUS JPN
1 申雪
趙宏博
  中国 15 15 30 1 384.56
2 張丹
張昊
  中国 15 13 28 1 372.84
3 マリア・ペトロワ
アレクセイ・ティホノフ
  ロシア 15 13 28 1 352.30
4 井上怜奈
ジョン・ボルドウィン
  アメリカ合衆国 15 [2] 13 28 1 334.63
5 アリオナ・サフチェンコ
ロビン・ゾルコーヴィ
  ドイツ 11 15 26 1 351.08
6 ヴァレリー・マルコー
クレイグ・ブンタン
  カナダ 11 [3] 11 22 3 329.56
7 エリザベス・パットナム
ショーン・ウィルツ
  カナダ 9 9 18 4 310.42
8 ユリア・オベルタス
セルゲイ・スラフノフ
  ロシア 11 5 16 3 285.74
9 ドロタ・シュデク
マリウス・シュデク
  ポーランド [1] 7 9 16 4 314.78

アイスダンス

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順位 名前 大会 合計 最高位 総得点
USA CAN CHN FRA RUS JPN
1 アルベナ・デンコヴァ
マキシム・スタビスキー
  ブルガリア 15 15 30 1 398.83
2 マリー=フランス・デュブレイユ
パトリス・ローゾン
  カナダ 15 15 30 1 392.57
3 オクサナ・ドムニナ
マキシム・シャバリン
  ロシア 15 13 28 1 373.75
4 タニス・ベルビン
ベンジャミン・アゴスト
  アメリカ合衆国 13 15 28 1 373.48
5 イザベル・ドロベル
オリヴィエ・シェーンフェルダー
  フランス 13 11 24 2 378.15
6 メリッサ・グレゴリー
デニス・ペチュホフ
  アメリカ合衆国 13 11 24 2 358.79
7 ヤナ・ホフロワ
セルゲイ・ノビツキー
  ロシア 11 13 24 2 354.43
8 テッサ・ヴァーチュ
スコット・モイア
  カナダ 13 9 22 2 332.04
9 フェデリカ・ファイエラ
マッシモ・スカリ
  イタリア 11 11 22 3 347.35

賞金

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グランプリシリーズの入賞者にはそれぞれ以下の賞金が与えられた。

順位 第1戦-第6戦 グランプリファイナル
1位 18,000米ドル 25,000米ドル
2位 13,000米ドル 18,000米ドル
3位 9,000米ドル 12,000米ドル
4位 3,000米ドル 6,000米ドル
5位 2,000米ドル 4,000米ドル
6位 - 3,000米ドル

各国メダル獲得数

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国・地域
1   日本 4 8 5 17
2   中国 4 2 1 7
3   アメリカ合衆国 3 7 5 15
4   カナダ 3 2 3 8
  フランス 3 2 3 8
6   ブルガリア 3 0 0 3
7   ロシア 2 3 6 11
8   韓国 2 0 1 3
  スイス 2 0 1 3
10   ドイツ 1 1 1 3
11   ハンガリー 1 1 0 2
12   ベラルーシ 0 1 0 1
  ポーランド 0 1 0 1
14   イタリア 0 0 2 2

エピソード

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  • グランプリファイナルではトラブルが続出した。ショートプログラム当日、村主章枝ユリア・セベスチェンサラ・マイヤーの3選手を乗せたバスが渋滞に遭い、ショートプログラムの開始時間が遅れた。3選手はバスの中で衣装に着替え、満足なウォーミングアップが出来なかった。体調不良や怪我による棄権者も続出した。エヴァン・ライサチェクは練習中の怪我で棄権、ジョニー・ウィアーはショートプログラムでの転倒による怪我が響きフリースケーティングを棄権。髙橋大輔安藤美姫浅田真央村主章枝の4人はフリープログラム前に体調不良であったと伝えられ、特に高橋と安藤の症状は重く、演技にも深刻な影響を及ぼしその後に行われたエキシビションを欠場している。またペアで2位となった張丹も体調不良のために表彰式を欠席し、そのまま検査入院となった。

脚注

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  1. ^ a b スケートアメリカで2位となったが、当該大会はポイントに加算されない。
  2. ^ a b スケートカナダで2位となったが、当該大会はポイントに加算されない。
  3. ^ 中国杯で4位となったが、当該大会はポイントに加算されない。

外部リンク

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