2000年スペイン総選挙(2000ねんスペインそうせんきょ、スペイン語:Elecciones generales de España de 2000)は、スペインにおける国会を構成する議員を選出するために2000年3月に行われたスペインにおける選挙である。元老院(上院)と代議院(下院)の両院で選挙が行われたが、ここでは代議院の選挙結果についてのみ取り上げる。

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2000年スペイン総選挙
国会下院定数350議席、上院定数264議席のうち208議席
第7回スペイン立法議会
2000年3月12日
種類:  Legislativa

基礎データ
総人口:  39,852,651
有権者数: 33,969,640
投票数: 23,339,490
  
68.71%  11.2%
有効投票数: 23,181,290
白票: 366,823
無効票: 158,200

選挙結果
国民党 (PP) - ホセ・マリア・アスナール
選挙連合:
得票: 10,321,178  6.2%
獲得議席: 183  17.3%
  
44.52%
スペイン社会労働党-進歩主義者(PSOE-PROGR.) - ホアキン・アルムニア
得票: 7,918,752  16%
獲得議席: 125  11.3%
  
34.16%
統一左翼(IU) - フランシスコ・フルートス
選挙連合:
得票: 1,263,043  52.2%
獲得議席: 8  61.9%
  
5.45%
集中と統一(CiU) - シャビエル・トリーアス
得票: 970,421  15.7%
獲得議席: 15  6.3%
  
4.19%
バスク民族主義者党(PNV) - Iñaki Anasagasti
得票: 353.953  99.9%
獲得議席: 7  40%
  
1.53%
その他
得票: 1,250,887  
獲得議席: 12  
  
5.39%

県別第一党分布図
2000年スペイン総選挙
赤は社会労働党、青は国民党
黄は集中と統一、緑はバスク民族主義者党

首相

概要

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前回、1996年の総選挙で政権の座についた国民党政権の下で行われたが、好調な経済を背景に国民党が再び勝利を収める結果となった。一方、政権奪回を目指した社会労働党は前回よりも議席を減らし敗北、スペイン共産党を中心とした統一左翼も前回よりも大幅に議席を減らす結果となった。

  1. 選挙区定数は人口比例で配分される。但し、アフリカ地域の2県(セウタメリリャ)は定数1の小選挙区制
  2. 投票は政党あるいはその連合のリストを選択する。個人候補は認められない。
  3. 各リストへの議席配分は、県単位のドント式で実施するが、得票率が3%未満のリストは議席配分の対象外となる。

選挙結果

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  • 投票率:68.71%
  • 有効得票数:23,181,274票
党派別議席数と得票
党派 得票数 得票率 議席数 増減
国民党(PP) 10,321,178 44.52% 183  27
社会労働党(PSOE) 7,918,752 34.16% 125  16
集中と統一(CiU) 970,421 4.19% 15  1
統一左翼(IU) 1,263,043 5.45% 8  13
バスク民族主義党(PNV) 353,953 1.53% 7  2
カナリア諸島連合(CC) 248,261 1.07% 4 =
ガリシア民族主義ブロック(BNG) 306,268 1.32% 3  1
アンダルシーア主義党 (PA) 206,255 0.89% 1  1
カタルーニャ共和主義左翼(ERC) 194,715 0.84% 1 =
カタルーニャ主導-緑の党選挙連合(IC-V) 119,290 0.51% 1  1
バスク連帯党(EA) 100,742 0.43% 1 =
アラゴン主義連合 (CHA) 75,356 0.33% 1  1
350
出所:“Detalle de Elecciones-Elecciones Congreso de los Diputados Marzo 2000”等。なお、議席を獲得できなかった政党の得票数及び率については除外した。

脚注

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  1. ^ 西平重喜『各国の選挙-変遷と実情-』(木鐸社)の第6.1章「スペイン(ESP)」を参照した。

外部リンク

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