1990 FIFAワールドカップ・南米予選
1990 FIFAワールドカップ・南米予選は、南米地区の1990 FIFAワールドカップ・予選である。南米サッカー連盟(CONMEBOL)から、前大会優勝で予選を免除されたアルゼンチンを除く9チームが参加した。出場枠は2.5(前大会優勝国の枠を除いた数)。
方式
編集9チームを3チームずつ3組に分け、ホーム・アンド・アウェーの2順の総当たり戦を実施。各組1位のチームのうち、成績上位の2チームは直接本大会出場権を得る。また残る1チームは大陸間プレーオフに進出する。
組み合わせ抽選
編集9チームは以下の通りにポット分けされ、各グループに各ポットから1チームずつが割り当てられた。
グループ1
編集国名 | 勝点 | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ウルグアイ | 6 | 4 | 3 | 0 | 1 | 7 | 2 | 5 |
ボリビア | 6 | 4 | 3 | 0 | 1 | 6 | 5 | 1 |
ペルー | 0 | 4 | 0 | 0 | 4 | 2 | 8 | -6 |
グループ2
編集国名 | 勝点 | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
コロンビア | 5 | 4 | 2 | 1 | 1 | 5 | 3 | 2 |
パラグアイ | 4 | 4 | 2 | 0 | 2 | 6 | 7 | -1 |
エクアドル | 3 | 4 | 1 | 1 | 2 | 4 | 5 | -1 |
グループ3
編集国名 | 勝点 | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ブラジル | 7 | 4 | 3 | 1 | 0 | 13 | 1 | 12 |
チリ | 5 | 4 | 2 | 1 | 1 | 9 | 4 | 5 |
ベネズエラ | 0 | 4 | 0 | 0 | 4 | 1 | 18 | -17 |
(*1)ブラジルが1-0でリードしていた後半、チリのゴールキーパー・ロベルト・ロハスに、観客の投げ込んだ発炎筒が当たり負傷したとして、チリ側は試合の続行を拒否。試合は67分で中断された。しかし後の調査でロハスの負傷は捏造であったことが判明し、没収試合とされたため(ブラジルの2-0での勝利扱い)グループ3はブラジルが1位となった。またチリは次回大会の予選参加権を剥奪された。
→詳細は「ロハス事件」を参照
各組1位チームの成績
編集国名 | 勝点 | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ブラジル | 7 | 4 | 3 | 1 | 0 | 13 | 1 | 12 |
ウルグアイ | 6 | 4 | 3 | 0 | 1 | 7 | 2 | 5 |
コロンビア | 5 | 4 | 2 | 1 | 1 | 5 | 3 | 2 |
ブラジル・ウルグアイが本大会出場権を獲得。コロンビアが大陸間プレーオフに進出。
外部リンク
編集- South American zone(FIFA公式サイト)