1980年の阪急ブレーブスでは、1980年の阪急ブレーブスにおける動向をまとめる。

1980年の阪急ブレーブス
成績
パシフィック・リーグ5位
58勝67敗5分 勝率.464[1]
前期4位 29勝34敗2分
勝率.460[1]
後期5位 29勝33敗3分
勝率.468[1]
本拠地
都市 兵庫県西宮市
球場 阪急西宮球場
球団組織
オーナー 森薫(7月28日まで)
柴谷貞雄(7月29日から)
経営母体 阪急電鉄
監督 梶本隆夫
« 1979
1981 »

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この年の阪急ブレーブスは、梶本隆夫監督の2年目のシーズンである。

概要

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前年あと一歩のところで近鉄に5連覇を阻まれたチームはこの年からユニフォームを1971年以来のボタン式にマイナーチェンジし、アンダーシャツやストッキングを黒から赤に変更するなどイメージチェンジを図った。投手陣は中日から松本幸行をトレードで獲得したが、松本とエースの山田久志以外は投手陣が崩壊して防御率が3.84から5.08のリーグ5位へ低下。打撃陣は4連覇の主力である福本豊蓑田浩二加藤英司が健在でこの年も打ちまくったが、前期は6月の4連敗以降借金生活に陥り4位。後期は8月まで5位ながらも首位の日本ハムから3.5ゲーム差と、Aクラス入りを狙える位置にいたが、9月後半に投手陣の崩壊で脱落し5位、総合で5位に終わった。打線はリーグ3位の204本塁打を放つなど好調だったが、128失策はリーグ最下位とちぐはぐな試合も目立った。1970年以来10年ぶりのBクラスに終わった責任を取り、梶本監督はこの年限りで辞任し1978年まで監督を務めた上田利治が復帰。小林公平オーナー代行から「もう一度夢を見させてくれ」と懇願された上田新監督のもと、チームの再構築が始まることになる。

チーム成績

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レギュラーシーズン

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開幕オーダー[2]
1 福本豊
2 簑田浩二
3 島谷金二
4 加藤英司
5 柳田真宏
6 マルカーノ
7 高井保弘
8 中沢伸二
9 吉沢俊幸
山田久志
1980年パシフィック・リーグ順位変動
前期
順位 4月終了時 5月終了時 前期成績
1位 南海 -- ロッテ -- ロッテ --
2位 ロッテ 1.0 近鉄 2.0 近鉄 1.5
3位 阪急 1.5 日本ハム 2.0 日本ハム
4位 日本ハム 3.0 阪急 3.5 阪急 6.5
5位 西武 4.5 南海 4.5 南海 7.0
6位 近鉄 5.0 西武 6.0 西武 7.5
後期
順位 7月終了時 8月終了時 後期成績
1位 日本ハム -- 日本ハム -- 近鉄 --
2位 ロッテ 0.5 ロッテ 0.5 日本ハム 0.5
3位 西武 0.5 西武 2.0 ロッテ 2.0
4位 阪急 3.0 近鉄 3.0 西武 2.0
5位 近鉄 4.0 阪急 3.5 阪急 6.5
6位 南海 10.0 南海 15.0 南海 16.0
前期最終成績
順位 球団 勝率
1位 ロッテオリオンズ 33 25 7 .569 優勝
2位 近鉄バファローズ 33 28 4 .541 1.5
2位 日本ハムファイターズ 33 28 4 .541 1.5
4位 阪急ブレーブス 29 34 2 .460 6.5
5位 南海ホークス 28 34 3 .452 7.0
6位 西武ライオンズ 27 34 4 .443 7.5
後期最終成績
順位 球団 勝率
1位 近鉄バファローズ 35 26 4 .574 優勝
2位 日本ハムファイターズ 33 25 7 .569 0.5
3位 ロッテオリオンズ 31 26 8 .544 2.0
4位 西武ライオンズ 35 30 0 .538 2.0
5位 阪急ブレーブス 29 33 3 .468 6.5
6位 南海ホークス 20 43 2 .317 16.0


1980年パシフィック・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 近鉄バファローズ 68 54 8 .5574 優勝
2位 ロッテオリオンズ 64 51 15 .5565 0.5
3位 日本ハムファイターズ 66 53 11 .555 0.5
4位 西武ライオンズ 62 64 4 .492 8.0
5位 阪急ブレーブス 58 67 5 .464 11.5
6位 南海ホークス 48 77 5 .384 21.5

*優勝はプレーオフで決定。2位以下はプレーオフの結果に関係なく勝率順で決定


オールスターゲーム1980

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選出選手及びスタッフ
ポジション 名前 選出回数
投手 山田久志 9
一塁手 加藤英司 9
二塁手 マルカーノ 5
内野手 島谷金二 6
外野手 福本豊 10
  • 太字はファン投票で選ばれた選手。取り消し線は出場辞退。

できごと

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選手・スタッフ

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[4]

表彰選手

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リーグ・リーダー
選手名 タイトル 成績 回数
福本豊 盗塁王 54個 11年連続11度目
ベストナイン
選手名 ポジション 回数
福本豊 外野手 5年連続8度目
ダイヤモンドグラブ賞
選手名 ポジション 回数
福本豊 外野手 9年連続9度目
簑田浩二 3年連続3度目

ドラフト

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順位 選手名 ポジション 所属 結果
1位 川村一明 投手 松商学園高 拒否・プリンスホテル入社
2位 長村裕之 捕手 駒澤大学 入団
3位 弓岡敬二郎 内野手 新日本製鐵広畑 入団
4位 西尾利春 投手 二松學舍大学附属高 入団

出典

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  1. ^ 年度別成績 1980年 パシフィック・リーグ”. 日本野球機構. 2015年11月7日閲覧。
  2. ^ 『読売新聞』1980年4月6日付朝刊、14版、17面
  3. ^ 読売新聞 読売新聞 朝刊 p19
  4. ^ LEGEND OF Bs 2012 〜劇的、激動の80's〜オリックス・バファローズ公式HP