ツェグレード - セゲド線

140号線 (ハンガリー)から転送)

ツェグレード - セゲド線ハンガリー語: Cegléd–Szeged-vasútvonal)は、ハンガリー国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は140ブダペストセゲドを結ぶ主要幹線である。

ツェグレード - セゲド線
ツェグレード - セゲド線の路線図
ツェグレード - セゲド線の路線図
路線番号140
路線総延長118 km
軌間1435 mm
電圧25000 V(交流
最高速度120 km/h
停車場・施設・接続路線
STR
ブダペスト - ソルノク線
BHF
0.0 'ツェグレード
ABZgl
ブダペスト - ソルノク線
ABZg+l
三角線
BUE
道路4号
eKRZ
Cegléd KCK–Tiszajenö-Vezseny KCK
HST
2.3 ツェグレーディ・サーラーショク
BHF
10.4 ニャールシャパート
BUE
道路441号
BHF
17.7 ナジコェーロェシュ
eHST
旧フェケテ
STR+GRZq
ペシュト県 / バーチ・キシュクン県
BHF
26.6 カトナテレプ
SBRÜCKE
道路445号
BHF
32.5 ケチュケメート
ABZgr
ブダペスト - ケチュケメート線
ABZg+r
BST
ヴァーロシュポルフェルド・エラーガザーシュ分岐点
ABZgl
ソルノク - ケチケメート線
eHST
旧ケチュケメート・パラストフェルシューコラ
SBRÜCKE
道路44号
BUE
道路5号
ABZgr
メルツェデス工場連結線
BHF
44.2 ヴァーロシュフェルド
HST
48.3 クンサーラーシュ
hKRZWae
道路542号
ABZg+l
キシュクンフェーレジハーザ - クンセントマールトン線
BHF
57.9 キシュクンフェーレジュハーザ
ABZglr
155号線147号線
SBRÜCKE
道路542号
HST
63.8 シェリメス 旧普通駅
BHF
68.2 ペトェフィサーラーシュ
HST
71.5 ペトェフィサーラーシュ・タニャーク 旧普通駅
STR+GRZq
バーチ・キシュクン県 / チョングラード・チャナード県
BHF
77.7 チェンゲレ
HST
80.7 キシュテレキ・ソェーロェーク
BHF
86.7 キシュテレク
HST
90.6 カピターニシャーグ
BHF
93.3 バラーシュティア
HST
96.0 オェーセセーク
HST
98.9 ヴィルムマサーラーシュ
BHF
101.5 サティマズ
HST
102.9 ヤーノシュサーラーシュ
STR STR+l
Fischzuchtbahn Szeged
eHST KDSTe
セゲドディスコン・ハラシュトー
SKRZ-Au
自動車道M43
SBRÜCKE
道路502号
BHF
110.5 キシュクンドロジュマ
BUE
道路55号
eKRZu
旧オシエク - オラデア線
ABZg+r
セゲド - ホルゴシュ線
ABZg+l
セゲド - ベーケーシュチャバ線
BUE
道路5号
DST
115.7 セゲド操車場
ABZg+r
旧セゲド・ティサ駅方面
KBHFxe
117.8 セゲド
exSTR
セゲド - キキンダ線
  • 出典: 駅のリスト[1]

運行形態[2]

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特急(IC)

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  • ナプフェーニ号: ブダペスト西駅 - ツェグレード - セゲド
    毎時1本の運行。ツェグレード以北は100号線に直通する。
    過去の運行形態
    かつては、便毎に愛称名が異なっていた。
    2018年秋と2019年度(夏季除く)には週1往復のみ停車駅の少ない便、「セント・ゲッレールト」号が運行していた[3]。この列車は、ズグロー、ケーバーニャ・キシュペシュト、ケチケメートのみに停車していた。
    2020年冬には、一日2往復、ブダペスト西駅 - セゲド間ノンストップの列車が運行していた。
    2022年10月より、特急列車の愛称名がナプフェーニに統一された。

  • ナプフェーニ号: ブダペスト西駅 → ツェグレード → セゲド (早朝便)
    早朝に、一日1往復の運行。セゲド方面行は、ブダペストからキシュクンフェーレジハーザまで各駅に停車する。ブダペスト方面は、ヴァーロシュフェルド、シェイメシュ、ペテーフィサーッラーシュにも停車する。ツェグレード以北は100号線に直通する。
    かつては普通列車(Sz)として運行していて、北行はヴァーリシュフェルド通過、サーッラーショク、ニャールシャパート停車であった。2022年8月29日よりヴァーロシュフェルド停車となり[4]、2023年8月28日の改正で、インターシティ(IC)に格上げ、北行がニャールシャパート通過となった[5]

特急(Gy)

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年間片道1本のみ運行の臨時列車。深夜に、ブダペスト西駅→セゲド間の1便が運行している。停車駅は、キシュクンドロジュマを除いて特急(IC)と同じ。ツェグレード以北は100号線に直通する。

2017年以前はキシュクンドロジュマを通過していた。

快速(Ex)

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  • ケストヘイ - ツェグレード - セゲド(アラニヒード号) 【夏季運行】
    夏季のみの運行。ツェグレード以北は100号線に直通する。
    2018年以前は、夏季の土曜・休日のみの運行であった、2023年度以前は、セゲド方面行に限りキシュテレクとサティマズにも停車していた。
  • 過去の運行系統
    • ミシュコルツ - アボニ - ケチケメート - セゲド(カンプス号)
      2020年以前、週1往復運行していた。夏季は運休していた。ツェグレード以北は短絡線を経由し、100号線82号線に直通していた。ナジケーレーシュ、サティマズを通過していた他、キシュテレクは、ミシュコルツ方面行のみ停車していた。

普通(S)

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  • S20系統: ブダペスト西駅 → ツェグレード → セゲド
    一日あたり、深夜にセゲド行が1本の運行。ニャールシャパートにも停車する。ツェグレード以北は100号線に直通する。
    過去の運行形態
    2018年以前は、ツェグレード発ケチケメート行であった。
    2019年度よりブダペスト始発となった。
    2022年度より、ケチケメート発キシュクンフェーレジハーザ行の普通列車(Sz)が運行を開始した。この列車は、クンサーッラーシュ通過であった。
    2023年8月28日の改正で、ケチケメート行の列車が金・土曜日に限りセゲドまで延伸された、一方で、キシュクンフェーレジハーザ行の列車は金・土曜運休となった[5]
    2024年9月29日の改正で、ケチケメート行の列車が毎日セゲドまで運行となった。キシュクンフェーレジハーザ行の列車は、セゲド行の列車に置き換えられる形で休止[6]

  • S225系統: ソルノク - ツェグレード - ケチケメート 【平日運行】
    朝と夕方のみの運行。ツェグレード以北は100号線に直通する。ニャールシャパートを通過する。
    2022年度に運行を開始した。

普通(IR)

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ケチケメート - キシュクンフェーレジハーザ - バヤ間に、2時間に1本の運行。キシュクンフェーレジハーザ以南は155号線に直通する。

普通(Sz)

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  • ケチケメート → ツェグレード → ブダペスト西駅 【平日運行】
    一日あたり、早朝に2本の運行。カトナテレプを通過する。ツェグレード以北は100号線に直通する。
    2018年末に、普通列車として運行を開始した。当時はニャールシャパートも通過していたが、2022年8月29日より停車となった[4]
  • セゲド → ツェグレード → ブダペスト西駅
    一日あたり、早朝に1本の運行。カトナテレプに停車する他、ケチケメート以南は特急停車駅のみに停車する。ツェグレード以北は100号線に直通する。
    過去の運行形態
    かつてはキシュクンフェーレジハーザ発ケチケメート行、ケチケメート発ブダペスト行の列車がそれぞれ運行していた。後者はサーッラーショクにも停車していた。
    2022年度より、サーッラーショク通過となった。
    2023年8月28日の改正でブダペスト行の列車が休日に限りセゲド始発となった。キシュクンフェーレジハーザ発の列車は休日運休となった。[5]
    2024年9月29日の改正で、ブダペスト行の列車が平日もセゲド始発となり、ケチケメート行の列車はブダペスト行に置き換えられる形で休止となった。[6]

  • ツェグレード → ケチケメート
    早朝、一日片道1本のみの運行。ニャールシャパートを通過する。
  • (ケチケメート - ) キシュクンフェーレジハーザ - セゲド
    平日一日4.5往復、休日一日4往復の運行。休日の南行1本、金曜・土曜の北行1本がケチケメート発着となる。
    かつては全てキシュクンフェーレジハーザ発着であったが、2023年8月28日の改正で休日1本がケチケメート始発となった[5]。2024年度より金曜・土曜の北行1本がケチケメート行となった。

駅一覧

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以下では、ハンガリー国鉄140号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

  • 種別
    • IC:特急「インターシティ」
    • Gy:特急
    • Ex:快速
    • S:普通(ブダペスト近郊)
    • IR:普通
    • Sz:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:大部分停車、一部通過
    • 印:大部分通過、一部停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ IC Gy Ex S IR Sz 接続路線 所在地
140 ツェグレード駅   0   100号線(ブダペスト方面、ザーホニ方面) ペシュト県 ツェグレード郡
ツェグレーディ・サーッラーショク駅 (休止中*1)   (3)   100号線短絡線(ミシュコルツ方面)
ニャールシャパート駅 11 11    
ナジケーレシュ駅 7 18    
カトナテレプ駅 9 27     バーチ・キシュクン県 ケチケメート郡
ケチケメート駅 6 33 142号線(ラヨシュミジェ方面)、145号線(ソルノク方面)
ヴァーロシュフェルド駅 12 45  
クンサーッラーシュ駅 4 49  
キシュクンフェーレジハーザ駅 9 58

146号線(ラキテレク方面)、147号線(センテシュ方面)
155号線(バヤ方面)

キシュクンフェーレジハーザ郡
シェイメシュ駅 6 64    
ペテーフィサーッラーシュ駅 4 68    
ペテーフィサーッラーシ・タニャーク駅 4 72    
チェンゲレ駅 6 78     チョングラード県 キシュテレク郡
キシュテレキ・セーレーク駅 3 81    
キシュテレク駅 6 87    
カピターニシャーグ駅 4 91    
バラースチャ駅 2 93    
エーセセーク駅 3 96    
ヴィルマサーッラーシュ駅 3 99     セゲド郡
サティマズ駅 3 102    
ヤーノシュサーッラーシュ駅 1 103    
キシュクンドロジュマ駅 7 110    
セゲド駅 8 118   135号線(ベーケーシュチャバ方面)
(*1): 2021年12月より旅客営業休止。

参考文献

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  • Richard Heinersdorff (1975) (ドイツ語). Die k. und k. previlegierten Eisenbahnen der Österreichisch-Ungarischen Monarchie 1828-1918. Wien: Molden. ISBN 3-217-00571-6 
  • Hermann Strach (1898). Österreichischer Eisenbahnbeamten-Verein. ed (ドイツ語). Geschichte der Eisenbahnen Oesterreich-Ungarns von den ersten Anfängen bis zum Jahre 1867. Geschichte der Eisenbahnen der Oesterreichisch-Ungarischen Monarchie. Wien / Teschen / Leipzig: Karl Prochaska. pp. 73–503. https://archive.org/details/geschichtedereis11aust/page/72/mode/2up 

出典

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