龍徳寺 (小牧市)
小牧市にある寺院
龍徳寺(りゅうとくじ)は、愛知県小牧市にある天台宗の寺院である。山号は潤應山。通称「小牧不動」。西春北部二十一大師の第5番札所。創建は15世紀頃。 当寺には天狗と狸が登場する昔話が残っており、山門は「天狗の門」・「閉めずの門」とも呼ばれている。
龍徳寺 | |
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本堂 | |
所在地 | 愛知県小牧市郷中2丁目160番地3号 |
位置 | 北緯35度16分34.17秒 東経136度55分7.29秒 / 北緯35.2761583度 東経136.9186917度座標: 北緯35度16分34.17秒 東経136度55分7.29秒 / 北緯35.2761583度 東経136.9186917度 |
山号 | 潤應山 |
宗旨 | 天台宗 |
本尊 | 不動明王 |
創建年 | 15世紀 |
札所等 | 西春北部二十一大師 第5番札所 |
法人番号 | 2180005008507 |
年表
編集- 15世紀頃 - 創建。
昔話
編集- 内容
昔、龍徳寺の中にある森の洞穴に、「たん十」(たんじゅう)と言う名前の狸が住んでいた。たん十はいたずら者で、村人を困らせていた。そこで村人が寺の住職に相談すると、住職は不動明王に祈った。すると祈りが届き、「天狗を使いに出し、懲らしめさせよう」と言うお告げがあった。ある日たん十がまた村人にいたずらをすると、その夜天狗が寺にやって来た。天狗が山門の扉を叩くので住職が門を開け中に入れると、たん十のいる洞窟へと向かい、そこで大きな声でたん十を脅した。次の夜も天狗はやって来たが、「毎回門を叩いて住職に門を開けてもらうのは面倒」として、「門を開けっぱなしにするように」と住職に言った。それ以来、山門はずっと開け放たれている。
- 由来
慶長年代に、当寺には宝物を盗みに盗賊が押し入ったと言う伝説も残っている。盗賊は山門で金縛りにかかり、不動明王に懺悔すると解け罪を許された。たん十の話はこの話が元になっているのではないか、とする説もある。[1]