龍と魔法使い
『龍と魔法使い』（りゅうとまほうつかい）は、榎木洋子による日本のライトノベル。イラストは後藤星が担当している。コバルト文庫（集英社）より1993年9月から2000年7月まで刊行された。
| 龍と魔法使い | |
|---|---|
| ジャンル | 異世界ファンタジー[1] |
| 小説 | |
| 著者 | 榎木洋子 |
| イラスト | 後藤星 |
| 出版社 | 集英社 |
| レーベル | コバルト文庫 |
| 刊行期間 | 1993年9月3日 - 2000年7月26日 |
| 巻数 | 全15巻（本編13巻＋外伝2巻） |
| 漫画 | |
| 原作・原案など | 榎木洋子 |
| 作画 | 後藤星 |
| 出版社 | 集英社 |
| 掲載誌 | YOU |
| レーベル | YOUコミックス |
| 巻数 | 全1巻 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | ライトノベル・漫画 |
| ポータル | 文学・漫画 |
あらすじ
編集フウギ国の七賢人に属する魔法使い・タギは、風魔鳥に襲われた風龍の卵を守りきった事で、生まれた子供の名付け親になる栄誉を与えられた。タギは、その子供にシェイラギーニ（シェイラ）と名付けたが、それが縁となり2人の冒険が始まるのであった。
登場人物
編集- タギ
- 本作の主人公の一人。フウキ国の七賢人に属する魔法使い。魔法は屈指の腕前だが、傍若無人な為にトラブルが絶えない。しかし、強い信念と行動力、面倒見の良さから、信頼されている。
- 捨て子として七賢人の長ダーに拾われ、魔法使いの教育を受けて育つ。若くして七賢人の座についたが、ゼルダ姫の起こした反乱をきっかけに、国外へと出奔し、自由な旅に出る。
- シェイラギーニ
- 本作の主人公の一人。通称シェイラ。風龍の娘。人間態では、金髪と紫瞳の少女の外見をしている。名付け親・タギの事が大好きで、常に彼と行動を共にする。
- レン
- タギの親友。七賢人の中で、最年少。性格は、タギとは反対に温厚で落ち着いているが、怒ると怖い。
- シェルロー
- フウキの守龍。シェイラの父親でタギとは友情を誓い合った仲。人間態では金髪の美丈夫となる。
- リデル
- 天使族の女性。最後の純血の天使族で、東の果て半島にある天使族の隠れ里で育った。金髪に青い瞳の美女で、天使族としても桁違いの魔力を持つ。
- イェンセン
- 火龍。寛大かつ陽気な性格で、料理が好き。龍の背骨山脈に住む自由な龍で、サラマーエンの守龍イェークとは従兄弟にあたる。
- ダー
- 七賢人の長老。タギの育ての親。温厚な性格。
用語
編集- 守龍
- 国を守護する龍。
- 風龍
- 空属性の龍。個体数では火龍に劣らず、異種間婚姻は風火間で最も多い。寿命は、約1300年。銀白の体色を持つ。
- 火龍
- 火属性の龍。龍の中で、個体数が最も多い種族。陽気な性格で、龍の中でも短命な為、守龍になりやすい。寿命は、約1200年。体色は、銀朱。
- 地龍
- 地属性の龍。長寿な反面、子孫を残しにくい為、守龍に向かない。体色は、銀緑。寿命は、約2000年。
- 水龍
- 水属性の龍。個体数は、龍族の中で最も少ないが、姿は龍族の中でも優美とされる。体色は、銀青。寿命は、約1500年。
- 七賢人
- フウキ国の中で屈指の力を持つ魔法使いに与えられる称号。
既刊一覧
編集小説
編集- 榎木洋子（著） / 後藤星（イラスト）、集英社〈コバルト文庫〉、全15巻
- 『龍と魔法使い 1』1993年9月3日発売[2]、ISBN 4-08-611773-8
- 『龍と魔法使い 2』1994年8月3日発売[3]、ISBN 4-08-611879-3
- 『龍と魔法使い 3』1995年2月3日発売[4]、ISBN 4-08-614035-7
- 『龍と魔法使い 4』1995年4月1日発売[5]、ISBN 4-08-614058-6
- 『龍と魔法使い 5』1995年6月2日発売[6]、ISBN 4-08-614078-0
- 『龍と魔法使い 6』1995年10月3日発売[7]、ISBN 4-08-614116-7
- 『龍と魔法使い 7』1995年12月22日発売[8]、ISBN 4-08-614150-7
- 『龍と魔法使い 8』1996年6月1日発売[9]、ISBN 4-08-614200-7
- 『龍と魔法使い 9』1996年7月25日発売[10]、ISBN 4-08-614221-X
- 『龍と魔法使い 10』1996年11月1日発売[11]、ISBN 4-08-614250-3
- 『龍と魔法使い 龍の娘編 1』1997年4月25日発売[12]、ISBN 4-08-614315-1
- 『龍と魔法使い 龍の娘編 2』1997年7月25日発売[13]、ISBN 4-08-614353-4
- 『龍と魔法使い 龍の娘編 3』1998年2月3日発売[14]、ISBN 4-08-614421-2
- 『龍と魔法使い 外伝 1』1999年3月3日発売[15]、ISBN 4-08-614564-2
- 『龍と魔法使い 外伝 2』2000年7月26日発売[16]、ISBN 4-08-614745-9
漫画
編集- 榎木洋子（原作） / 後藤星（作画） 『龍と魔法使い』 集英社〈YOUコミックス〉、1997年12月発行、ISBN 4-08-862396-7
関連書籍
編集- 『龍と魔法使い公式ガイドブック』1996年5月発行、ISBN 4-08-614191-4
脚注
編集- ^ 嵯峨景子 / 三村美衣 / 七木香枝『これからも読みたい！もっと少女小説ガイド』時事通信出版局、2024年10月11日、50頁。ISBN 978-4-7887-1992-7。
- ^ “龍と魔法使い 1”. 集英社. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “龍と魔法使い 2”. 集英社. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “龍と魔法使い 3”. 集英社. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “龍と魔法使い 4”. 集英社. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “龍と魔法使い 5”. 集英社. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “龍と魔法使い 6”. 集英社. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “龍と魔法使い 7”. 集英社. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “龍と魔法使い 8”. 集英社. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “龍と魔法使い 9”. 集英社. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “龍と魔法使い 10”. 集英社. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “龍と魔法使い 龍の娘編 1”. 集英社. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “龍と魔法使い 龍の娘編 2”. 集英社. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “龍と魔法使い 龍の娘編 3”. 集英社. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “龍と魔法使い 外伝 1”. 集英社. 2025年2月1日閲覧。
- ^ “龍と魔法使い 外伝 2”. 集英社. 2025年2月1日閲覧。
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