麻油鶏
概要
編集根生姜を薄切りにしてごま油で炒め、ぶつ切りにした鶏肉を加えてさらに炒め、米酒と水を1:1で加えて煮る[1]。砂糖を入れることもあり[2]、最後に食塩を加えて完成となる[1]。
台湾では「出産で失われた血は麻油鶏で補完することが出来る」と言われ、産後1か月の間は産婦に毎日食べさせるという伝統的な風習がある[1]。このような風習は「坐月子」と呼ばれている。1972年の調査では、台湾全土で60.7%の産婦が坐月子に麻油鶏を食べていたとされる[2]。また、出産を知らせる際には油飯とともに配布される[1]。
脚注
編集参考文献
編集- 福永淑子「台湾料理 ―米を中心にして―」『調理科学』第22巻第2号、日本調理科学会、1988年、119-124頁、doi:10.11402/cookeryscience1968.21.2_119。
- 羅李澄美、武藤静子「台湾における食生活 (第1報)」『栄養学雑誌』第30巻第2号、日本栄養改善学会、1972年、72-79頁、doi:10.5264/eiyogakuzashi.30.72。