鹿児島県庁舎
鹿児島県鹿児島市にある鹿児島県の庁舎
鹿児島県庁舎(かごしまけんちょうしゃ)は、鹿児島県鹿児島市鴨池新町にある広域自治体である鹿児島県の役所(鹿児島県庁)が入居する施設。
鹿児島県庁舎 | |
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情報 | |
用途 | 行政庁舎 |
設計者 | 佐藤総合計画+鹿児島県建築設計監理事務所協同組合 |
施工 | 大林組・佐藤工業・日本国土開発・前田組・春園組・前屋敷組・山元建設興業・重松建設・長野建設・橋口組 |
建築主 | 鹿児島県 |
事業主体 | 鹿児島県 |
管理運営 | 鹿児島県 |
構造形式 | 鉄筋コンクリート構造 |
延床面積 | 115,355 m² |
階数 | 20階(行政庁舎) |
高さ | 93.1m(行政庁舎) |
着工 | 1993年 |
竣工 | 1996年 |
所在地 |
〒890-8577 鹿児島県鹿児島市鴨池新町10番1号 |
位置 | 北緯31度33分37秒 東経130度33分29秒 / 北緯31.56028度 東経130.55806度座標: 北緯31度33分37秒 東経130度33分29秒 / 北緯31.56028度 東経130.55806度 |
敷地内には北から南へ議会庁舎・行政庁舎・行政庁舎別棟・警察庁舎が建てられており、行政庁舎は鹿児島県内で2番目に高いビルである(2021年3月に鹿児島中央タワーに抜かれるまでは1番高いビル)[1]。
位置
編集〒890-8577 鹿児島市鴨池新町10番1号
建物
編集いずれの建物も外装は下層から順に花崗岩、磁器質タイル、アルミパネルが張られている。
議会庁舎
編集行政庁舎
編集- 鹿児島県庁の行政部署が入る。
- 鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄筋コンクリート造)地上20階、地下1階建て。高さ93.1m。
- 18階には展望ロビー、一般開放されている。(2023年12月現在、平日8:30~21:00、土休日10:00~21:00。)
- 延床面積 - 78,622m2
警察庁舎
編集- 鹿児島県警本部が入る。
- 鉄骨鉄筋コンクリート造地上10階、地下1階建て。
- 延床面積 - 24,047m2
歴史
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- 1871年(明治4年)7月4日(旧暦)- 廃藩置県。鹿児島城内にあってそれまで藩政を司っていた知政所が鹿児島県庁に改められるが、鹿児島城が兵部省所管になったため、同年10月に城外の客屋に移転[2]。
- 1872年(明治5年)- 軍務局が廃止され、その跡地に県庁を移転[2]。
- 1877年(明治10年)- 西南戦争に伴って初代県令の大山綱良が解任、岩村通俊が新しい県令に任命され、5月2日に鹿児島に到着。しかし9月に西郷軍が鹿児島に帰ってきて戦場になったため、一時的に加治木島津家居館(姶良市)に県庁が置かれる[3][4]。
- 1879年(明治12年)7月 - 第2期県庁舎が落成。現在の中央公園のあたりにあった。正門は1926年に姶良市立重富小学校に移築され、2009年に登録有形文化財に登録された[5]。
- 1923年(大正12年)8月 - 鹿児島市山下町、県立尋常中学校(鶴丸高校の前身)の移転跡地に庁舎改築着工。
- 1925年(大正14年)9月 - 第3期県庁舎が竣工。曽禰中條建築事務所設計、岩崎組施工による鉄筋コンクリート造3階建てのネオルネッサンス建築。
- 1986年(昭和61年)5月 - 「県庁舎整備調査委員会」が県庁内に設置される。[6]
- 1989年(平成元年)3月 - 鹿児島県議会に県庁舎整備問題特別委員会が設置される。
- 1990年(平成2年)3月 - 鹿児島県議会の県庁舎整備問題特別委員会、鴨池新町への新築移転が適当である旨報告、承認される。
- 1993年(平成5年)9月 - 現庁舎新築着工。
- 1996年(平成8年)6月 - 現庁舎(第4期庁舎)竣工。同年9月に移転実施。同年11月18日に展望ロビー(高さ75m)が開業[7]。
交通アクセス
編集周辺
編集- 鹿児島県庁内郵便局[1] - 行政庁舎1階にある。局番号78490。県庁舎移転時に新設された(旧県庁舎には鹿児島東郵便局の県庁内分室が存在した)。
- 鴨池公園
- 鹿児島地方法務局
- 鹿児島県赤十字血液センター
- 九州電力鹿児島支社 - 鹿児島電気ビル。
- 鴨池港フェリーターミナル
- 鹿児島市鴨池海づり公園
- 鹿児島市水道局
- 鹿児島市保健所
- 鹿児島市立図書館
- JA鹿児島県会館 - 会館内に鹿児島県信用農業協同組合連合会本店。
- 鹿児島市医師会病院
- 今村総合病院
- 米盛病院 与次郎米盛クリニック
- 鹿児島県薬剤師会本部
- 鹿児島大学水産学部
- 鹿児島市立鴨池中学校
- 鹿児島市立鴨池小学校
- 鹿児島放送本社
- イオン鹿児島鴨池店
- スカイマーケットニシムタ真砂本町店
脚注
編集- ^ “鹿児島中央タワー完成 地上24階、県庁抜き高さ1位”. 西日本新聞. (2021年3月30日). オリジナルの2021年4月8日時点におけるアーカイブ。 2021年4月8日閲覧。
- ^ a b 原口泉、宮下満郎、向山勝貞『鹿児島県の近現代』山川出版社、2015年、19頁。ISBN 9784634590816。
- ^ 鹿児島市 編『鹿児島のおいたち』1955年、461-462頁。
- ^ 「鹿児島県廳跡(姶良市加治木町)」『明治維新と鹿児島みて歩き』 。
- ^ 「重富小学校正門(旧鹿児島県庁正門)」『文化遺産オンライン』文化庁 。
- ^ (資料4) 第2回会議(他県庁舎視察)の結果について - 長崎県 (PDF)
- ^ 『日本展望タワー大全』(2020年9月10日、かねだひろ著、辰巳出版発行)129頁。
- ^ 『歴史と文化の道地区景観計画』鹿児島市 建設局 都市計画部 都市景観課、2019年、3頁 。
- ^ 「県政記念館(旧鹿児島県庁舎本館)」『国指定文化財等データベース』文化庁 。
- ^ a b c 『県庁:施設情報』鹿児島県 。