鶴見サンマリン株式会社(つるみサンマリン)は、東京都港区に本社を置き、石油製品タンカーを中心にLPG船やケミカル船・一般貨物船など社船と傭船合わせて約180隻を運航する内航海運業界最大手の企業。内航船の支配下船腹量は業界1位。外航は、中国韓国東南アジアを中心にケミカルタンカー・アスファルトタンカー・プロダクトタンカーなどを配船する。

鶴見サンマリン株式会社
Tsurumi Sunmarine Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
105-0003
東京都港区西新橋1-2-9(日比谷セントラルビル)
設立 1947年(昭和22年)8月28日
業種 海運業
法人番号 9010401018045 ウィキデータを編集
事業内容 海上運送事業、船舶運航事業他
資本金 3億9,200万円
売上高 単体:504億円
(2022年3月期)
純利益 22億2,600万円
(2024年3月期)[1]
純資産 267億9,200万円
(2024年3月期)[1]
総資産 383億7,900万円
(2024年3月期)[1]
従業員数 陸上社員107人 海上社員77人(2022年4月1日現在)
決算期 3月
主要株主 ENEOS
主要子会社 TSマリン 鶴洋商事 日栄タンカー等
外部リンク http://www.trsm.co.jp/
テンプレートを表示

概要

編集

2000年に鶴見輸送株式会社(旧三菱石油系)と株式会社サンマリン(旧日本石油系)が合併し誕生した会社である。

この経緯から、現在もENEOS(旧・新日本石油)が筆頭株主であり、同社の持分法適用関連会社である。石油製品の国内輸送では、27%(4,800万キロ)と業界トップシェア。特に電力会社・一般需要家向けを代表とする重油輸送に強みを持つ。新規分野では内航LNG船に進出。

ファンネルマークは白地に赤色で「T」。

支店・営業所・駐在所

編集

沿革

編集
  • 1947年(昭和22年) - 東京都丸の内に鶴見輸送株式会社を資本金195,000円で設立 。
  • 1949年(昭和24年) - 三菱石油・日本石油(いずれも後の新日本石油を経て現在のENEOS)および大協石油(現在のコスモ石油)の専属輸送業者となる。横浜出張所(後の横浜支店)開設
  • 1950年(昭和25年) - 大阪出張所(現大阪支店)開設 。
  • 1953年(昭和28年) - 初の社船となる三宝丸5号(平水170kl積)を建造、外航部門へ進出。
  • 1961年(昭和36年) - ケミカル輸送に進出。
  • 1962年(昭和37年) - 名古屋出張所(現名古屋営業所)開設。ゼネラル石油(現在のENEOS)と取引開始。
  • 1964年(昭和39年) - アスファルト輸送へ進出。
  • 1966年(昭和41年) - 子会社・菱栄産業を設立。
  • 1968年(昭和43年) - 三菱商事と取引開始
  • 1977年(昭和52年) - 本社事務所を東京都港区西新橋の現在地に移転。
  • 1979年(昭和54年) - LPG輸送に進出。
  • 1982年(昭和57年) - モービル石油(現在のENEOS)と取引開始
  • 1983年(昭和58年) - 貨物船部門へ進出。
  • 1984年(昭和59年) - 子会社・鶴洋商事設立。東燃(現在のENEOS)と取引開始。
  • 1988年(昭和53年) - シンガポールに子会社 CRANE OCEAN-SHIPPING PTE LTD を設立。シンガポール駐在員事務所開設。
  • 2000年(平成12年) - サンマリンと合併し鶴見サンマリン株式会社に社名変更。
  • 2002年(平成14年) - 横浜支店を廃止し、支店業務を菱栄産業へ移管。ファンネルマーク「T」を商標登録。室蘭駐在開設。
  • 2003年(平成15年) - 名古屋支店を名古屋営業所へ組織変更。震災リスク対策として大阪支店にバックアップコンピュータを設置。水島駐在開設。下関駐在廃止。福岡駐在開設。
  • 2004年(平成16年) - ISO 9001(品質)、ISO14001(環境)の認証取得。役職員行動規範の制定。
  • 2005年(平成17年) - シンガポール駐在員事務所廃止。
  • 2006年(平成18年) - 社船「鶴明丸」(3,486トン 5,000kl積)建造。
  • 2013年(平成25年) - 内航LNG船「鶴佑丸」建造。
  • 2018年(平成30年) - 運航中の「宝運丸」(日之出海運所有)が、台風21号に備えて関空沖で投錨中に強風による走錨を起こし、関西空港連絡橋に衝突。

出典

編集

外部リンク

編集