髙山凌
髙山 凌(たかやま りょう、1997年5月20日 - )は、福岡県田川郡大任町出身[1]の元プロ野球選手(内野手)。
基本情報 | |
---|---|
国籍 | 日本 |
出身地 | 福岡県田川郡大任町 |
生年月日 | 1997年5月20日(27歳) |
身長 体重 |
173 cm 75 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 内野手 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
来歴
編集プロ入り前
編集小学校6年生時にNPB12球団ジュニアトーナメントにホークスジュニア(投手)として出場し、4連投して胴上げ投手となった。ホークスジュニアが優勝したのはこの年だけであり、2023年時点で唯一の胴上げ投手となっている。
海星高等学校では遊撃手を務め[2]、2年時に夏の甲子園に出場し、2安打を記録した。1学年上に吉田嵩がいた[3]。
日本体育大学に進学し、2年時に明治神宮野球大会に出場し優勝した。同期は吉田大喜、柴田大地[4]。
大学を卒業した後は2020年に社会人野球の熊本ゴールデンラークスに入団した。
KAL・熊本時代
編集2021年からは熊本ゴールデンラークスを母体として結成された九州アジアリーグの火の国サラマンダーズに所属する。43試合の出場で打率.322、10打点、29盗塁を記録し、リーグの初代首位打者、最多盗塁選手となった。
2022年からは主将を務める[5]。シーズン成績は昨年より落としたが、グランドチャンピオンシップでは2試合に7番打者として先発出場し、打率.667を記録し、初の日本一に貢献した[6]。
2023年も前年に引き続き主将を務め、グランドチャンピオンシップ2連覇に貢献した[7]。シーズン終了後の10月24日に、任意引退による退団が発表された[8]。
社会人野球復帰
編集2024年は熊本県甲佐町の社会人野球チーム・大福ロジスティクスに所属してプレー[9]。しかし、チームは同年限りで廃部となった[10]。
選手としての特徴・人物
編集中学時代に片岡治大の盗塁技術を雑誌で参考にし、スタートとスライディングを意識して実践している[11]。選球眼も優れており、出塁率、得点数も高い[11]。守備面では堅実なフィールディングを武器に[12]、高校時代は遊撃手を務めた[2][12]。
詳細情報
編集九州アジアリーグでの年度別打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021 | 熊本 | 43 | 196 | 143 | 43 | 46 | 3 | 2 | 0 | 53 | 10 | 29 | 7 | 10 | 0 | 42 | - | 1 | 32 | 1 | .322 | .478 | .371 | .849 |
2022 | 62 | 191 | 154 | 24 | 37 | 1 | 1 | 0 | 40 | 13 | 20 | 5 | 4 | 1 | 29 | - | 3 | 40 | 1 | .240 | .369 | .260 | .629 | |
2023 | 69 | 196 | 146 | 27 | 39 | 5 | 2 | 0 | 48 | 20 | 17 | 10 | 9 | 5 | 34 | - | 2 | 40 | 4 | .267 | .401 | .329 | .730 | |
通算:3年 | 174 | 583 | 443 | 94 | 122 | 9 | 5 | 0 | 141 | 43 | 66 | 22 | 23 | 6 | 105 | - | 6 | 112 | 6 | .275 | .416 | .318 | .734 |
- 2023年度シーズン終了時
- 各年度の赤太字はリーグ歴代最高、太字はリーグ最高
背番号
編集- 0 (2021年 - 2023年)
脚注
編集- ^ “高山 凌”. 大福ロジスティクス. 2024年9月29日閲覧。
- ^ a b “高山 凌 (海星)”. 高校野球ドットコム. 2022年5月21日閲覧。
- ^ “中学時代シニア日本代表4番、長崎海星で甲子園、専修大で主将 エリート街道を歩んだ... スラッガーが社会人退団 三菱重工west・平湯 蒼藍”. 高校野球ドットコム (2024年1月10日). 2024年1月25日閲覧。
- ^ “卒業後実績”. 日本体育大学野球部. 2024年1月25日閲覧。
- ^ 火の国サラマンダーズ、2連覇へ決意 加藤神社で必勝祈願熊本日日新聞社 2022年3月16日掲載
- ^ “髙山 凌(火の国サラマンダーズ)-選手プロフィール”. 一球速報.com. OmyuTech. 2022年10月8日閲覧。
- ^ 宮﨑達也「野球・独立リーグ日本一決定戦 熊本のサラマンダーズ2連覇 埼玉に6―1」『熊本日日新聞』熊本日日新聞社、2023年10月1日。2023年10月19日閲覧。
- ^ 選手契約(10月24日)- 九州アジアプロ野球機構(2023年10月24日)2023年10月24日閲覧。
- ^ “髙山 凌-選手プロフィール”. 一球速報.com. OmyuTech. 2024年9月29日閲覧。
- ^ 「社会人野球の大福ロジスティクス(甲佐町)今季限りで廃部」『熊本日日新聞』2024年9月18日。2024年9月29日閲覧。
- ^ a b ホークスJr.唯一の「胴上げ投手」は今、火の国サラマンダーズで断トツ首位打者&盗塁王!Yahoo!ニュース 2021年7月22日掲載
- ^ a b “【第97回長崎大会展望】創成館、長崎海星の2強に続く 長崎日大、清峰、長崎商の伝統校たち”. 高校野球ドットコム (2015年6月25日). 2022年5月21日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 髙山 凌【CAPTAIN】 - 火の国サラマンダーズ
- 髙山凌 (@salaman0_ryo) - Instagram