高階 令範(たかしな の よしのり)は、平安時代前期の貴族。神祇伯・高階峯緒の子。官位は従五位下・下野権守。
文章生・式部大丞を経て、貞観11年(869年)従五位下・弾正少弼に叙任される。翌貞観12年(870年)兵部少輔に転じ、のち次侍従・下野権守を兼ねる。貞観14年(872年)来日していた渤海大使・楊成規の許に、橘広相と共に派遣されて小宴を催し、詩賦に興じたという[1]。