高浜とりめし
高浜とりめし(たかはまとりめし)は愛知県高浜市の郷土料理[1]。水を使わずにたまり、砂糖、鶏脂でスライスした鶏肉を炊き(あるいは炒め[2])、白米と混ぜ合わせた料理である[1]。
明治時代、日露戦争に従軍した加藤弥七が、ニワトリの孵化技術を持ち帰えり、吉浜地区には養鶏業が地場産業として根付いた[1]。鶏卵の生産が 盛んになると同時に卵を産まなくなった成鶏(廃鶏とも呼ばれる)も増え、次第に成鶏(廃鶏)を食べることも広まっていった[1]。とりめしは、各家庭や地域で成鶏(廃鶏)の食べ方のひとつとして伝えられてきた料理であり、家庭の味である[1]。
2010年にとりめしによるまちおこしを目的として「高浜とりめし学会」が発足[1]。高浜市内でとりめしを提供する飲食店などのとりまとめ、メニュー開発、イベントなどを企画運営し、PR活動を行っている[1]。
出典
編集- ^ a b c d e f g “高浜市の郷土料理 「とりめし」”. 高浜市観光協会. 2024年7月6日閲覧。
- ^ 「名物「高浜とりめし」B-1グランプリ四日市に出場 11月開催「3位入賞目指す」」『中日新聞』2023年10月31日。2024年7月6日閲覧。
- ^ “起爆剤となれ新名物 高浜市「高浜とりめし」 近代の100年フードに認定 学校給食にも採用、認知進む”. 中経オンライン. 中部経済新聞社 (2022年10月19日). 2024年7月6日閲覧。
- ^ 荻野好弘「「100年フード」に「ひきずり」など文化庁が認定」『朝日新聞』2022年4月24日。2024年7月6日閲覧。