高沢産業
日本の長野県長野市にある専門商社
高沢産業株式会社(たかさわさんぎょう)は長野県長野市に本社を置く専門商社。鉄鋼原料事業部、建設資材事業部、セメント建材事業部、OAシステム事業部の四事業部からなる。
本社ビル(長野市) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒380-0823 長野県長野市南千歳1丁目15番3号 |
設立 | 1947年 |
業種 | 卸売業 |
法人番号 | 2100001001852 |
事業内容 | 鉄鋼鋳物原料卸、建設資材卸、道路用舗装資材製造販売、OAシステム事業 |
代表者 | 代表取締役 高澤曜宏 |
資本金 | 1億円(単体) |
売上高 | 397億円(単体・2023年3月期) |
外部リンク | https://www.takasawa.co.jp/ |
多くの関連会社を持ち、高沢産業を中核とするこの企業集団を“高沢グループ”と称する。2022年度長野県内企業売上高ランキング(帝国データバンク)によると、売上高200億円超企業75社中2社が高沢グループに属する(高沢産業、タカサワ)。グループの年間売上高は1200億円を超える。
事業概要
編集鉄鋼分野では、鋳物用原材料(銑鉄、コークス、合金鉄、スクラップ等)の専門商社として、中京圏から東日本を主な商圏としている。本社所在地である長野県では、建設分野(道路用舗装資材製造販売、生コンクリート、セメント等の資材販売)が中心であり、この他にOAシステム事業、大規模太陽光発電事業などを行っている。
多角的経営に特徴があり、グループ傘下の関連企業では、建設資材販売、建築土木施工、鋳造製品製造、鉄及び非鉄金属加工、輸入自動車販売、レンタカー事業(オリックスレンタカーの国内最大のFC)、石油製品販売、LPガス販売、書籍販売(平安堂)、介護福祉事業、飲食FC事業(大戸屋、大阪王将、元町珈琲、シャトレーゼ)、文具事務用品卸売など幅広い分野に事業を展開している[1]。
沿革
編集- 1911年(明治44年) - 創業
- 1947年(昭和22年) - 株式会社に組織変更
事業所
編集グループ企業・主な店舗
編集- 株式会社タカサワ
- 株式会社タカサワマテリアル
- 株式会社平安堂
- タカサワ通商株式会社
- 株式会社タツノ
- 株式会社蔦友
- 高和興業株式会社
- 帝研化工株式会社
- 株式会社高和製作所
- 北信アスコン株式会社
- 千曲開発工業株式会社
- 信濃石産興業株式会社
- 第一生コンクリート株式会社
- サンポンプクリート株式会社
- 株式会社デュアル
- 株式会社内山商店
- 株式会社小椋
- 株式会社テーエスケー
- 佐久インターウェーブ
- 南長野ゴルフ倶楽部
- モトーレン長野(Nagano BMW)
- プジョー長野
- プジョー松本
- プジョー甲府
- シトロエン長野
- ルノー信州長野
- ルノー信州松本
- ジープ長野
- ジープ松本
- ジープ甲府
- アルファロメオ松本
- フィアット・アバルト甲府
- スズキアリーナまめじま
ほか
他社の買収
編集- 1999年:ジャスコが運営していた自動車ディーラー「フォードライフ信州」を買収。
- 2002年:地元の自動車ディーラー「オートババリアン」(BMW正規ディーラー)を買収。「モトーレン長野」に社名を変更する。
- 2005年:地元の建設資材商社「オークサ・マテックス」(現・タカサワマテリアル)を買収。
- 2009年:地元の商社「アルピコ通商」(アルピコグループ)を買収。
- 2010年:山梨県甲府市の自動車ディーラー「フォード山梨」[2]を買収。
- 2012年:長野県内を中心に書店「平安堂」を展開する「株式会社平安堂」を完全子会社化。書籍販売業界の環境が厳しさを増す中、経営基盤強化を目指す平安堂が支援要請を行ったもの。3月15日付の信濃毎日新聞にて、当社社長である高澤曜宏は、買収の意図について「長野の文化的な顔を守る必要があると判断した」とし[3]、また同年6月16日の同紙インタビューでは「平安堂は老舗書店として地域の信頼を得ており、住民の生活の一部だ。業界をめぐる環境は厳しいが、貢献したいと思った」とコメントしている[4]。