高橋祥泰
高橋 祥泰(たかはし よしやす、1952年1月31日 - )は、日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター北に所属していた元調教師。日本大学農獣医学部獣医学科卒業。
高橋祥泰 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 千葉県 |
生年月日 | 1952年1月31日(72歳) |
所属団体 | JRA |
初免許年 | 1983年 |
経歴 | |
所属 |
高橋英夫/調教助手(1975年3月 - 開業)→ 美浦T.C.(開業 - 引退) |
来歴
編集1952年、国営競馬所属騎手高橋英夫の次男として生まれる。幼少期は騎手を志していたが、身体が大きくなり過ぎたために断念。代わって獣医師を志し、日本大学第一高等学校を経て、日本大学農獣医学部獣医学科に入学した。獣医師資格取得、大学卒業後の1973年より中山競馬場、次いで日本中央競馬会宇都宮育成場で獣医師助手を務める。宇都宮育成場では助手業の傍らで騎乗技術を習得、1975年に父・英夫の厩舎で調教助手となり、7年間を務めた。
1983年に調教師免許を取得。初出走は同年10月9日の東京競馬第2競走でアマミエコーで8着。初勝利は同年12月10日中山競馬第6競走でのアマミオーシャン(延べ21頭目)であった。翌年の報知杯4歳牝馬特別を安田富男騎乗のダイナシュガーで制して重賞初勝利。1987年には22勝を挙げ、関東の優秀調教師賞を受賞した。
1996年には、タイキフォーチュンで第1回NHKマイルカップを制し、GI競走初勝利を挙げている。
2022年2月28日付けで定年のため、調教師を引退した[1]。
成績
編集日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初出走 | 1983年10月9日 | 4回東京2日2R | 4歳未勝利 | アマミエコー | - | - | 8着 |
初勝利 | 1983年12月10日 | 5回中山3日6R | 4歳上400万下 | アマミオーシャン | - | - | 1着 |
重賞初出走 | 1984年2月11日 | 1回東京5日9R | 東京障害特別(春) | アマミオーシャン | 9頭 | 9 | 8着 |
重賞初勝利 | 1984年3月18日 | 1回阪神6日11R | 4歳牝馬特別 | ダイナシュガー | 15頭 | 8 | 1着 |
GI初出走 | 1984年4月8日 | 2回阪神6日11R | 桜花賞 | ダイナシュガー | 21頭 | 4 | 18着 |
GI初勝利 | 1996年5月12日 | 3回東京8日11R | NHKマイルC | タイキフォーチュン | 18頭 | 4 | 1着 |
通算成績 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 出走回数 | 勝率 | 連対率 |
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平地 | 441 | 424 | 400 | 3,220 | 4,484 | .098 | .193 |
障害 | 9 | 13 | 12 | 83 | 117 | .077 | .188 |
計 | 450 | 437 | 412 | 3,302 | 4,601 | .098 | .193 |
※数字は中央競馬成績。2008年度出走終了時点。
主な管理馬
編集※括弧内は主な優勝競走。
- ダイナシュガー(1984年報知杯4歳牝馬特別)
- ダイナエイコーン(1985年新潟3歳ステークス)
- ダイナブリーズ(1988年ダイヤモンドステークス)
- ノースシャトル(1991年ダイヤモンドステークス)
- コクトジュリアン(1995年クリスタルカップ)
- タイキフォーチュン(1996年毎日杯、NHKマイルカップ)
- サウスヴィグラス(2002年・2003年根岸ステークス、北海道スプリントカップ、2002年黒船賞、かきつばた記念、クラスターカップ、2003年JBCスプリント)
- スマイルカナ(2020年フェアリーステークス、ターコイズステークス)
- カラテ(2021年東京新聞杯)
受賞
編集- 優秀調教師賞(関東)(1987年)
主な厩舎所属者
編集※太字は門下生。括弧内は厩舎所属期間と所属中の職分。
参考文献
編集- 木村幸治『ザ・グレード1 - 1996年のGIを制した勝負師たち』(洋泉社MOOK、1997年)