高橋三郎 (無教会)
経歴
編集日本統治時代の朝鮮の忠清南道生まれ。1945年東京帝国大学工学部卒、1948年恵泉女学園高等学校教師、1950年昭和女子大学助教授、1954年東京大学教養学部卒、同大学院で西洋古典を学ぶ。1955年から1958年まで西ドイツ・マインツ大学大学院博士課程、1958年神学博士。矢内原忠雄に師事し、無教会高橋聖書集会責任者。月刊誌『十字架の言』編者。内村鑑三から3世代目に当たる無教会主義の中心人物。
2010年6月24日、肺炎のため死去[1]。
著書
編集- ロマ書講義 第1-5(山本書店 1960年-1971年)
- ルターの根本思想とその限界(山本書店 1960年)
- ドイツから見た日本(山本書店 1961年)
- 無教会精神の探究 無教会と教会の対話を求めて(新教出版社(今日のキリスト教双書) 1970年)
- 絶望と希望 若人に語る(教文館(現代キリスト教双書) 1970年)
- キリスト信仰の本質 イエスからパウロへ(新教出版社 1971年)
- 福音信仰の政治性(教文館 1971年)
- 生命の原点(新教出版社(原点双書) 1971年)
- 抵抗と服従の原点(教文館 1972年)
- 歴史を担うもの 内村精神の展開(キリスト教夜間講座出版部 1972年)
- 夢と現実主義(新教出版社(原点双書) 1972年)
- ヨハネ伝講義(待晨堂 1970年-1972年)
- 地を嗣ぐ者(教文館 1973年)
- 共観福音書概説(新教出版社 1973年)
- 教会の起源と本質(新教出版社(今日のキリスト教双書) 1975年
- 挫折と新生(教文館(現代キリスト教双書) 1975年
- 主体性の基盤(新教出版社(原点双書) 1975年
- 地の塩となった人々 わが師・わが友(教文館 1976年)
- 神の国と地の国(創文社 1977年10月)
- 戦いの視点 新教出版社 1977年8月)
- 王としてのイエス マルコ福音書の使信 教文館 1978年4月)
- ほんとうの生き方(教文館 1979年5月)
- なぜ無教会か(教文館 1980年7月)
- 青年期の課題 創文社 1981年8月)
- 結婚と家庭(教文館 1981年7月)
- 世界の福音(新地書房 1982年1月)
- 地の塩となった人々 続(教文館 1983年11月)
- 荒野の福音(新地書房 1983年10月)
- 新稿ロマ書講義(山本書店 1983年-1984年)
- 担いたもう神(小綬鶏社 1984年12月)
- 苦難の証し人(聖山社 1985年10月)
- 人生の選択 小綬鶏社 1985年3月)
- 戦後四十年(教文館 1986年10月)
- ダビデの歌 詩篇第1篇〜第41篇講義(教文館 1986年6月)
- 使徒行伝講義(教文館 1987年12月)
- マタイ福音書講義(教文館 1990年-1993年)
- あなたはどこにいるか 福音を若人のもとへ 正続(教文館 1990年-1992年)
- 無教会とは何か(教文館 1994年9月)
- 新約聖書の世界(教文館 1994年1月)
- ガラテヤ書講義(教文館 1995年6
- 第一テサロニケ書講義・病床雑感(教文館 1996年2月)
- 高橋三郎著作集 全11巻(佐藤全弘、武田武長、熊川忠編 教文館 2000年)
- 真理の受肉 週ごとの言葉(教文館 2004年7月)
- 真理探究の旅 週ごとの言葉(教文館 2005年12月)
共編著
編集翻訳
編集- ヒルティ著作集 第10巻 人間教育(白水社 1959年)
- 日本の無教会運動(エミール・ブルンナー 矢内原忠雄共訳 嘉信社 (山鳩叢書) 1959年12月)
- ヨハネの黙示録 翻訳と註解(エドワルド・ローゼ 三浦永光共訳 NTD新約聖書註解刊行会 1974年)
- テモテへの手紙・テトスへの手紙・ヘブライ人への手紙 翻訳と註解(ヨアキム・エレミアス、ヘルマン・シュトラートマン 泉治典、大友陽子、木幡藤子、関根正雄共訳 NTD新約聖書註解刊行会 1975年7月)
- 公同書簡 翻訳と註解(ヨハネス・シュナイダー 安達忠夫、大友陽子、斎藤顕、杉山好、松本武三共訳 NTD新約聖書註解刊行会 1975年3月)
- マルコによる福音書 翻訳と註解 E.シュヴァイツァー NTD新約聖書註解刊行会 1976年12月)
- パウロ小書簡 翻訳と註解(P.アルトハウス、H.W.バイヤー、H.コンツェルマン、G.フリードリヒ、A.エプケ 泉治典、大島智夫、小林[テツ]郎、杉山好、松田伊作、森田外雄共訳 NTD新約聖書註解刊行会 1979年8月)
- はじめの愛 すべてはキリストのため(バジレア・シュリンク 教文館 1983年4月)
- 神の現実 20世紀に体験した神の奇跡(バジレア・シュリンク 大友陽子共訳 第4版 カナン出版 1995年5月)
脚注
編集参考資料
編集- 「王としてのイエス」著者略歴