高松順蔵
土佐藩の儒学者、歌人
高松 順蔵(たかまつ じゅんぞう)は、1807年(文化4年)生 - 1876年(明治9年)没、土佐藩の儒学者、歌人。有名な幕末志士たちの影響を与えた。号は小埜[1]。
人物
編集高松家はかつては安芸郡、香我美郡、長岡郡など15石6斗9升の領知をもった郷士であった[1]。順蔵は居合術の達人で、歌や絵もたしなみ、文人や学者との交流もあった[1]。順蔵の門をたたいた人物には、安岡斧太郎(天誅組)、石田英吉(海援隊)、中岡慎太郎らがいる[1]。
家族
編集父親は高松益丞、母親は千代で、母方の祖父は、江戸時代の土佐藩の歌人・井上好春。その同じ曽祖父の血縁関係を持っている妻は、坂本龍馬の長姉・千鶴[1]。彼女と結婚[2]。後の活動家となる息子の坂本直と、キリスト信者となる坂本直寛を授かる。