高木義成
日本のサッカー選手
高木 義成(たかぎ よしなり、1979年5月20日 - )は、東京都江戸川区出身の元プロサッカー選手。ポジションはゴールキーパー。
| ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
名前 | ||||||
愛称 | ヨシナリ、のうりんおじさん | |||||
カタカナ | タカギ ヨシナリ | |||||
ラテン文字 | TAKAGI Yoshinari | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 日本 | |||||
生年月日 | 1979年5月20日(45歳) | |||||
出身地 | 東京都江戸川区 | |||||
身長 | 187cm | |||||
体重 | 86kg | |||||
選手情報 | ||||||
ポジション | GK | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
1995-1997 | 修徳高校 | |||||
1998-1999 | 国士舘大学 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2000-2009 | 東京ヴェルディ1969 | 194 | (1) | |||
2010-2015 | 名古屋グランパス | 13 | (0) | |||
2016-2017 | FC岐阜 | 31 | (0) | |||
通算 | 238 | (1) | ||||
1. 国内リーグ戦に限る。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
来歴
編集2000年に東京ヴェルディ1969に入団。クラブでは本並健治と菊池新吉が引退した後の2002年よりレギュラーを務めてきたが、2008年はFC東京から移籍してきた土肥洋一にポジションを奪われ、控えに回された。J2に降格して迎えた2009年も7試合の出場に留まり、シーズン終了後に東京Vから戦力外通告を受け、2010年1月7日、名古屋グランパスへの完全移籍が発表された。同年7月の対横浜F・マリノス戦ではベンチ入りの控え選手ながら主審に執拗に抗議したという理由で退場処分を命じられた。移籍後は楢﨑正剛の控えに回った。
東京V在籍時から日本プロサッカー選手会(旧称:Jリーグ選手協会)の理事(副会長)を務めていたが、2010年12月24日、協会との方向性の違いにより辞任した[1]。
2016年からFC岐阜に所属[2]。開幕戦は沖縄キャンプで足首を負傷していた影響でベンチスタートだったが、開幕2試合で8失点を喫したポープ・ウィリアムに代わって3戦目から先発出場。無失点に抑え勝利に貢献し、以降正GKの座を獲得した。翌2017年シーズンはビクトルが全試合に出場したため出番は無く、この年限りで現役を引退した[3]。
2020年10月、自身のYouTubeチャンネル『高木式GKメソッド』[4] を開設し、将来ゴールキーパーを目指す人々に向けてさまざまなレッスン動画を挙げている[5]。
エピソード
編集- かつてチームメイトだった本並を尊敬していた為、2001年に本並が引退した後は本並が付けていた背番号21を受け継いだ[6]。東京V在籍時はピンク色のキーパー用ユニホームの着用を好んだ。
- 2006年7月12日のJ2ベガルタ仙台戦(ユアスタ)の後半19分、自陣ゴール付近からのフリーキックがそのまま相手方ゴールに入り、Jリーグ公式戦として4人目のGKのゴールを記録した(過去の3人は田北雄気、松永成立、菅野孝憲)。仙台の広報によれば、その距離は89メートルであり、2009年シーズン終了時点においてJリーグ史上最長ゴールである。その時の仙台のGKは、2002年に高木にポジションを奪われて仙台に移籍した高桑大二朗である。
- 愛犬家であり、ブログのタイトルに愛犬「さくら」の名が入っており頻繁に登場する。
- 2003年1月、所属するヴェルディの主将(当時)であった北澤豪が展開するカンボジアでのボランティア活動に参加。2006年3月には「ヨシナリシート」を創設し、自腹で全ホームゲームのチケットを購入、児童福祉施設等の子供達を招待している等、社会貢献への意識を持つ。
- 2004年に初めて鹿児島県最南端の与論島に来島してから「与論島は第三の故郷」と自ら言うぐらい与論島を気に入っている。与論島を訪れ、来島する度にサッカー教室を開催する。また、保育園から小学校・中学校に自ら足を運び子どもたちとの触れ合いを大切にし、地域貢献活動を積極的に行っている。更に2012年と2013年に与論島を襲撃した歴史的な台風(最大瞬間風速73/m)被害を知り、与論島の復興に大きく支援・貢献した。
- 2014年、バナウル王国(与論島)観光大使に就任。
- 岐阜移籍後に岐阜県を舞台とするアニメ『のうりん』を視聴、原作者の白鳥士郎と対面した[7]。『のうりんおじさん』の愛称は白鳥公認である。
所属クラブ
編集- ユース経歴
- FC85 (江戸川区立南葛西第二中学校)
- 1995年 - 1997年 修徳高等学校
- 1998年 - 1999年 国士舘大学サッカー部
- プロ経歴
- 2000年 - 2009年 ヴェルディ川崎 / 東京ヴェルディ
- 2010年 - 2015年 名古屋グランパス
- 2016年 - 2017年 FC岐阜
個人成績
編集国内大会個人成績 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
1998 | 国士大 | 22 | 旧JFL | - | |||||||
1999 | 1 | JFL | 4 | 0 | - | 2 | 0 | 6 | 0 | ||
2000 | V川崎 | J1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
2001 | 東京V | 12 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
2002 | 21 | 17 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 19 | 0 | ||
2003 | 30 | 0 | 6 | 0 | 3 | 0 | 39 | 0 | |||
2004 | 30 | 0 | 7 | 0 | 5 | 0 | 42 | 0 | |||
2005 | 33 | 0 | 6 | 0 | 1 | 0 | 40 | 0 | |||
2006 | J2 | 40 | 1 | - | 0 | 0 | 40 | 1 | |||
2007 | 36 | 0 | - | 0 | 0 | 36 | 0 | ||||
2008 | J1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | ||
2009 | J2 | 8 | 0 | - | 0 | 0 | 8 | 0 | |||
2010 | 名古屋 | 50 | J1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 4 | 0 | 8 | 0 |
2011 | 11 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 12 | 0 | |||
2012 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | |||
2013 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
2014 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | |||
2015 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | |||
2016 | 岐阜 | 21 | J2 | 31 | 0 | - | 0 | 0 | 31 | 0 | |
2017 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
通算 | 日本 | J1 | 123 | 0 | 26 | 0 | 14 | 0 | 163 | 0 | |
日本 | J2 | 115 | 1 | - | 0 | 0 | 115 | 1 | |||
日本 | JFL | 4 | 0 | - | 2 | 0 | 6 | 0 | |||
日本 | 旧JFL | - | |||||||||
総通算 | 242 | 1 | 26 | 0 | 16 | 0 | 284 | 1 |
その他の公式戦
- 2005年
- スーパーカップ 1試合0得点
国際大会個人成績 | ||||
---|---|---|---|---|
年度 | クラブ | 背番号 | 出場 | 得点 |
AFC | ACL | |||
2006 | 東京V | 21 | 1 | 0 |
2009 | 名古屋 | 50 | 0 | 0 |
2011 | 1 | 0 | ||
2012 | 0 | 0 | ||
通算 | AFC | 2 | 0 |
- Jリーグ初出場 - 2002年8月10日 1stステージ第14節 サンフレッチェ広島F.C戦 (東京スタジアム)
- Jリーグ初得点 - 2006年7月12日 J2第27節 ベガルタ仙台戦 (ユアテックスタジアム仙台)
タイトル
編集- 関東大学サッカーリーグ戦 (1998年)
- 全日本大学サッカー選手権大会 (1998年,1999年)
- 関東大学選手権 (1999年)
- 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント (1999年)
- 天皇杯全日本サッカー選手権大会 (2004年)
- ゼロックススーパーカップ (2005年)
個人
編集- 関東大学サッカーリーグ戦 新人王 (1998年)
- 関東大学サッカーリーグ戦 ベスト11 (1998年)
- Jリーグフェアプレー個人賞 (2004年)
代表歴
編集脚注
編集- ^ 高木義成 理事(副会長)辞任のお知らせ JPFA 日本プロサッカー選手会公式サイト 2010年12月24日閲覧[リンク切れ]
- ^ 高木義成選手(名古屋)、完全移籍加入のお知らせ FC岐阜、2015年12月12日閲覧
- ^ 高木 義成選手、現役引退のお知らせ FC岐阜公式サイト 2017年9月27日閲覧
- ^ 高木式GKメソッド - YouTube 2020年11月16日閲覧
- ^ Excelを見ながら計算機で足し算する男・高木義成がサラリーマンを辞めて、GKの指導現場に戻った理由 - 文春オンライン 2020年11月16日閲覧
- ^ 【4th MEDIA連動企画:インタビュー】東京ヴェルディ1969:高木義成選手「サポーターと一緒に笑って、『来年も笑おうよ』って言えるように。頑張ります」 J's GOAL
- ^ yoshinari50のツイート(712491521443016704)
関連項目
編集外部リンク
編集- 高木義成 - Soccerway.com
- 高木義成 - FootballDatabase.eu
- 高木義成 - WorldFootball.net
- 高木義成 - Transfermarkt.comによる選手データ
- 高木義成 - J.League Data Siteによる選手データ
- 名古屋グランパス - 選手アーカイブ(2015年)
- 高木義成オフィシャルブログ by LaBOLA
- 裏・おもちゃばこ。
- さくらと僕と、時々、サッカー (高木義成公式ブログ)
- 高木義成 - Twitterアカウント
- 高木式GKメソッド - YouTubeチャンネル