高木尋士(たかき ひろし、1967年6月2日 - )は、日本劇作家作曲家オフィス再生代表。山口県生まれ[1]

略歴

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1985年 - 上京。専門学校ESPギター製作学院卒。

1986年 - 「劇団太郎」を結成。その後、音響家として、月蝕歌劇団やハウス食品ミュージカルなど、国内外で多くの舞台に携わる。

1997年 - 劇団「アプラオス」に座付き作家として参加。

2003年、第14回テアトロ新人戯曲賞で、『戦闘、開始』が最終選考作品に選ばれる。

2001年 - 「エゴイスティック・サロン」(演出・本田圭)旗揚げに参加。

2006年 - 「劇団再生」結成。劇作や演出(照準機関と呼称される)を担当する。

戯曲『絵の中の「荒野」』が出版され、国際ブックフェア2006に推薦出展され、新日本文芸協会戯曲賞を受賞する。

2012年 - 劇団再生が組織替えにより、「オフィス再生」となる。

2010年 - 『スーザンナ・マルガレータ・ブラント』がテアトロ新人戯曲賞最終選考作品に選ばれる。

主催公演以外に、有末剛の緊縛公演山口椿との共作劇団APB-Tokyoの舞台音楽など、多くの舞台作品に携わる。

2007年から、鈴木邦男と毎年「読書対談」を行っている。鈴木邦男は、高木尋士のことを「平成の読書王」と呼んでいた。[2]また、全作家協会理事陽羅義光は、高木尋士を「日本のアルトー」と呼んだ。[3]

2010年から、「読書代行」を行っている。読書代行として、「たけしのニッポンのミカタ!SP~ここまで来た!これがニッポンの新ジョーシキ!?」(2011年10月7日放送)[4]、「嵐にしやがれ~二宮和也「家から一歩も出ない」シリーズ第3弾~」(2017年7月29日放送)[5]などに出演。

作品

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脚本

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劇団太郎

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  • ジョーカーの孤独(1987年)
  • 熱風の戦術(1988年)

アプラオス

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  • 罪と罰と死と乙女(1997年)
  • 風のふく夜(1998年)
  • 訪れるもの(2000年)
  • 戦闘、開始(2001年) - 日本劇作家協会新人戯曲賞 最終選考作品
  • 天切り松、闇がたり(2001年、エゴイスティック・サロン) - 浅田次郎原作
  • 誘惑の夜~タナトス~(2002年)
  • IZOBEL PLAY(原作:マーク・トウェイン)(2002年、エゴイスティック・サロン)
  • 予言者(2003年)
  • 四元数の月~或る少女の死から~ コスモス文学新人賞受賞(2003年)
  • 白と黒の果てに(2004年)
  • 罪と罰と死と乙女―改訂版―(2004年)
  • 月天(2005年)
  • 絵の中の『荒野』(2005年)
  • 七年宇宙即身仏(2006年)
  • 泣き燕逆刃拵え(2007年)

劇団再生

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オフィス再生

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  • 青春の墓標~盗まれた革命~(2012年)
  • 正義の人びと ~神の裁きと訣別するための残酷劇~(2008年)
  • 暗室の窃視者(2013年)
  • 読書劇『二十歳の原点』(2013年)
  • 読書劇『テロならできるぜ』(2013年)
  • スーザンナ・マルガレータ・ブラント(2014年)
  • 読書劇『二十歳の原点』(2014年)
  • 読書劇『岸上大作全集全一巻』(2014年)
  • 読書劇 『二十歳の原点 2015』(2015年)
  • 天皇ごっこ ~母と息子の囚人狂時代~(2015年)
  • 読書劇『二十歳の原点 2016』(2016年)
  • 正義の人びと(2017年)
  • 読書劇『二十歳の原点 2017』(2017年)
  • 見沢知廉十三回忌追悼公演『蒼白の馬上~1978326~』(2017年)
  • 猶予された者たち(2018年)
  • 正義の人びと(2018年)
  • 千賀ゆう子のための二十歳の原点(2019年)
  • 『誤解』(2021)
  • 『正義の人びと』(2022)

脚本・演出作品

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  • 八十年目の二・二六事件『英霊の聲 ー正気ー』(2015年)
  • エロチカ・ジャポネスクVol,14 緊縛パート演出(2015年)
  • 詩劇「踊る20世紀」(2016年)
  • 言葉を纏ふ ~纏の一 太宰治『燈籠』~(2016年)
  • 有末剛 緊縛夜話 第十五夜『盲獣ーあなたの世間に唾を吐くー』(2017年)
  • アーチャ語り『親子〜重たいドアをあけて道はでこぼこ〜』(2017年)
  • 言葉を纏ふ ~纏の二 太宰治『きりぎりす』~(2018年)
  • 有末剛×山口椿『そでのなりふり』(2018年)
  • 有末剛緊縛夜話第十九夜 『阿佐谷心中縄の果て』(2019年)
  • 有末剛緊縛夜話第二十夜 『令和元年艶怪談』(2019年)
  • 有末剛緊縛夜話第二十一夜 『蘇芳香』(2019年)

出演作品

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  • 『Sans foi ni roi』(2020)
(原作 ピエール・ルイス / 翻訳・チェロ 山口椿 / 朗読 高木尋士)
  • 『ロラン・バルト風に 江戸八景戀譯里』(2021)
(作・チェロ 山口椿 / 朗読 高木尋士)

音楽・音響作品

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主著

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  • 『絵の中の「荒野」』(新日本文芸協会)2006年 ISBN 4434082116
    • 国際ブックフェア2006へ推薦出展作品[6]
  • 『フクロウのいる部屋』(集英社インターナショナル)2013年 ISBN 978-4797672527

関連書籍

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  • 鈴木邦男の読書術―言論派「右」翼の原点(彩流社)2010年 ISBN 978-4779115172
    • 鈴木邦男との対談を収録[7]
  • 見沢知廉獄中作品集 背徳の方程式MとSの磁力
    • 監修・解説。

受賞歴

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  • 2007年 - 新日本文芸協会戯曲賞
  • 2009年 - コスモス文学新人賞入選
    • 「切り株に腰かけ東に向って一本の線を撃つ」
  • 2009年 - コスモス文学新人賞
    • 戯曲「四元数の月」

脚注

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関連項目

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外部リンク

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