髙寺望夢
髙寺 望夢(たかてら のぞむ、2002年10月17日 - )は、長野県上田市出身のプロ野球選手(内野手)。右投左打。阪神タイガース所属。
阪神タイガース #67 | |
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2022年5月21日 くら寿司スタジアム堺 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 長野県上田市 |
生年月日 | 2002年10月17日(22歳) |
身長 体重 |
178 cm 76 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 内野手 |
プロ入り | 2020年 ドラフト7位 |
初出場 | 2022年6月8日 |
年俸 | 650万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集上田市立本原小学校1年で「上田リトル」に入団し野球を始め、上田市立真田中学校時代は「上田シニア」でプレー[2]。
上田西高等学校へ進学後、1年春からベンチ入り。主に三塁手を務めたが2年秋からは遊撃手として出場を重ねた[3]。甲子園大会出場はなしに終わったものの[4]、3年秋に参加した「プロ志望高校生合同練習会」(東京ドーム)では、シート打撃で6打数5安打2四球を記録するなど存在感を見せた[5]。
2020年10月26日に行われたドラフト会議では、阪神タイガースから7位指名を受け[6]、契約金2000万円、年俸480万円で仮契約した(金額は推定)[7]。背番号は67[8]。上田西からの直接のプロ入りは同校史上初めて[4]。
阪神時代
編集2021年、ウエスタンで58試合に出場し打率.162、1本塁打、10打点を記録した[9]。東京オリンピックによるシーズン中断期間に行われたエキシビションマッチでは、限定的ではあるが一軍も経験した[10]。オフにはみやざきフェニックス・リーグに同行し、13試合に出場して打率.522(29打数16安打)、9打点の好成績を収めた[11]。11月21日に現状維持で契約を更改した[12]。
2022年はプロ入り後初めて一軍でのキャンプインを果たす[13]と、そのままキャンプを一軍で完走し、オープン戦中盤まで一軍に帯同した[14]。その後二軍に合流したが、5月24日の対広島東洋カープ戦(阪神鳴尾浜球場)では逆転サヨナラツーランホームランを放つ[15]など好調を保ち、6月8日に一軍初昇格[16]。同日の対福岡ソフトバンクホークス戦(福岡PayPayドーム)で「8番・セカンド」としてスタメン起用された[17]。以降4試合に出場したものの安打は生まれず、12日に再び二軍に合流した[18]。その後も二軍で好成績を維持し続け、シーズン終盤の9月23日に再び一軍に昇格した[19]。同日の対広島戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)で再び「8番・セカンド」として先発出場し、プロ通算13打席目となる第2打席に遠藤淳志からプロ初安打となる右翼線適時二塁打を放った[20][21]。10月9日に行われた横浜DeNAベイスターズとのクライマックスシリーズ第2戦(横浜スタジアム)では、球団史上初めて10代野手としてスタメンで先発した[22][23]。
2023年は一軍での出場がなかった。ウエスタンで106試合に出場し打率.260、3本塁打、25打点、4盗塁を記録した[24]。
2024年はウエスタンでシーズン2位となる123試合出場を果たし、124安打、6三塁打でリーグ最多安打・最多三塁打を記録[25]。
選手としての特徴
編集優れたバットコントロールと高校通算31本塁打のパンチ力を併せ持ち[4][26]、遠投110m・50m走6秒0など、高い身体能力を持つ[4]。守備では、強肩を生かした安定感あるスローイングが持ち味[3]。
物まねが特技であると自他共に認める。それにより打撃センスのある選手の真似をすることで自分に取り入れているという[27]。
詳細情報
編集年度別打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2022 | 阪神 | 8 | 27 | 23 | 0 | 3 | 3 | 0 | 0 | 6 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 | 5 | 0 | .130 | .192 | .261 | .453 |
通算:1年 | 8 | 27 | 23 | 0 | 3 | 3 | 0 | 0 | 6 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 | 5 | 0 | .130 | .192 | .261 | .453 |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
二塁 | 三塁 | ||||||||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2022 | 阪神 | 7 | 17 | 19 | 0 | 5 | 1.000 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 7 | 17 | 19 | 0 | 5 | 1.000 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2024年度シーズン終了時
記録
編集- 初記録
- 初出場・初先発出場:2022年6月8日、対福岡ソフトバンクホークス2回戦(福岡PayPayドーム)、8番・二塁手で先発出場
- 初打席:同上、3回表に東浜巨から二ゴロ
- 初安打・初打点:2022年9月23日、対広島東洋カープ25回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、4回表に遠藤淳志から右翼線適時二塁打
- 初盗塁:2022年9月28日、対東京ヤクルトスワローズ24回戦(明治神宮野球場)、4回表に二盗(投手:市川悠太、捕手:古賀優大)
背番号
編集- 67(2021年 - )
登場曲
編集- 「大丈夫」wacci(2021年)
- 「6 -Six-」DOBERMAN INFINITY(2022年 - )
脚注
編集- ^ “阪神 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “【阪神新人紹介】ドラフト7位・高寺望夢【1】”. デイリースポーツonline (2020年11月27日). 2021年12月14日閲覧。
- ^ a b “阪神、上田西・高寺望夢内野手を7位指名 「合同練習会」で5安打! 高校通算34発、左の好打者”. Sponichi Annex (2020年10月26日). 2021年12月14日閲覧。
- ^ a b c d “阪神7位高寺「ファン熱い印象」上田西初高卒プロ”. 日刊スポーツ (2020年10月26日). 2021年12月14日閲覧。
- ^ “人生を変えた!? 上田西・高寺望夢が抜群のミート力で驚愕の6打数5安打/プロ志望高校生合同練習会”. 週刊ベースボールONLINE (2020年9月7日). 2021年12月14日閲覧。
- ^ “阪神7位の上田西・高寺望夢 目標は「首位打者」憧れは糸原健斗”. デイリースポーツonline (2020年10月26日). 2021年12月14日閲覧。
- ^ “阪神7位高寺が仮契約「遊撃守れる守備力をつけて」”. 日刊スポーツ (2020年11月21日). 2021年12月14日閲覧。
- ^ “阪神ドラ2伊藤将司は「27」/新人背番号一覧”. 日刊スポーツ (2020年12月7日). 2021年12月14日閲覧。
- ^ “阪神・高寺 G坂本ロード歩む 高卒2年目ブレークだ!昨季の奥川ら刺激「活躍したい」”. デイリースポーツ online (2022年1月25日). 2022年1月27日閲覧。
- ^ “阪神ドラ7高寺望夢が“1軍デビュー”遊撃守備ヒヤリ、無安打も貴重な経験”. 日刊スポーツ (2021年7月31日). 2022年4月7日閲覧。
- ^ “阪神・高寺 驚異のフェニックスL打率・522締め「率をしっかり残せるバッターに」”. スポニチ Sponichi Annex (2021年11月1日). 2022年4月7日閲覧。
- ^ “阪神高卒1年目の高寺望夢、現状維持で更改 来季は走塁どんどんチャレンジ”. 日刊スポーツ (2021年11月21日). 2022年4月7日閲覧。
- ^ SANKEI DIGITAL INC (2022年1月21日). “阪神が春季キャンプの1軍メンバーを発表 湯浅京己、遠藤成、高寺望夢ら若手を抜擢 中野拓夢は2軍スタート”. サンスポ. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “安芸組の阪神・小林、斎藤、育成・岩田が1軍合流 斎藤は一番乗りで姿見せる”. デイリースポーツ online (2022年3月11日). 2022年4月7日閲覧。
- ^ “阪神2軍 高寺が逆転サヨナラの今季1号2ラン 延長十回2死から/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online. 2022年6月8日閲覧。
- ^ “【阪神】高寺望夢がプロ初昇格 2軍45試合で打率2割8分1厘 7日も猛打賞で打撃好調 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年6月8日閲覧。
- ^ “7連勝で交流戦首位奪取を狙う阪神 初1軍昇格の高寺がスタメン出場 先発は西純/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online. 2022年6月8日閲覧。
- ^ 原田遼太郎 (2022年6月23日). “【鳴尾浜通信】虎の天才、阪神・高寺望夢が初の1軍昇格で得たもの”. サンスポ. 2022年9月23日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年9月23日). “高卒2年目の阪神・高寺望夢が1軍合流 プロ初安打なるか”. サンスポ. 2022年9月23日閲覧。
- ^ “【阪神】高寺望夢がプロ初安打 阪神10代選手が安打放ち打点挙げるのは20年井上以来 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年9月23日閲覧。
- ^ “阪神・高寺 初Hがタイムリー 記念球は「家族に」 プロ2度目昇格即先発で結果” (2022年9月24日). 2022年9月24日閲覧。
- ^ “【阪神】2年目高寺望夢、球団初10代野手でのCS初出場へ出番待つ「思い切ってやりたい」 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年10月9日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年10月9日). “【スタメン発表】ファイナル進出へ 阪神は伊藤将が先発 高寺が「7番・二塁」でCS初出場”. サンスポ. 2022年10月9日閲覧。
- ^ “【阪神】高寺望夢は現状維持 佐藤輝明らドラフト同期組の活躍に「『自分も』って思いある」”. 日刊スポーツ (2023年11月14日). 2024年2月21日閲覧。
- ^ 2024年度 ウエスタン・リーグ リーダーズ(打撃部門) NPB (2024年10月24日閲覧)
- ^ “高校通算31発の上田西・高寺が5安打 合同練習会”. 日刊スポーツ (2020年9月7日). 2021年12月14日閲覧。
- ^ “阪神・高寺のセンスを象徴する圧倒的コピー能力 「人のマネを結構するんですよ」” (2022年9月24日). 2022年9月24日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 個人年度別成績 髙寺望夢 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)