高城 仙次郎(たかぎ せんじろう、1881年4月4日[1] - 1934年11月30日)は、日本の経済学者。

略歴

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兵庫県(現神戸市)出身。旧姓は武田。アメリカに渡り、イェール大学、同大学院でアーヴィング・フィッシャーに師事し、博士号を取得。帰国後同志社教授をへて、1911年慶応義塾大学教授となった[2]立教大学商学部(現・経済学部経営学部)教授も務め、三辺金蔵(立教大学第3代総長、慶應義塾大学名誉教授)とともに正統派経済学物価論を講じた[3][4]

1934年「利子歩合論」で慶應義塾大学経済学博士。同年11月30日、胃潰瘍のため死去[1]

著書

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  • 『利子歩合論』有斐閣 1919
  • 『独逸の償金支払能力』秀広社 1923
  • 『独逸戦後の財政と金融』清水書店 1924
  • 『物価問題』丸善 1926
  • 『利子歩合の重要問題』文雅堂 銀行講座 1926
  • 『金利論大要』銀行叢書 東京銀行集会所 1928
  • 『金利概論』巌松堂書店 1929
  • 『物価問題研究 増補』春秋社 春秋文庫 1929

翻訳

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  • フィシヤー『貨幣ト物価』有斐閣書房 1913
  • アーヴィング・フイッシヤー『貨幣の購買力』金原賢之助共訳 改造社 1936

論文

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脚注

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  1. ^ a b Bibliographical Database of Keio Economists
  2. ^ コトバンク
  3. ^ 『立教大学新聞 第29号』 1926年(大正15年)3月15日
  4. ^ 本號の執筆」『商學論叢』第3巻、立教大学経済学部・経済学研究科、1931年6月、311頁。