馬渓橋
大分県中津市の橋
概要
編集5連石造アーチ橋で、中津市の有形文化財に指定されている。下流の羅漢寺橋、耶馬渓橋とともに、耶馬渓三橋と呼ばれる。
1914年(大正3年)11月に竣工した下城井橋が1922年(大正11年)4月に流失したため、その代替として名前を変えて約70m上流に架けられたもので、1923年(大正12年)1月に着工し、同年10月に竣工した[1]。
2012年(平成24年)7月の平成24年梅雨前線豪雨及び平成24年7月九州北部豪雨により損壊し、通行止めとなった。同じく被害を受けて通行止めとなった耶馬渓橋が2013年(平成25年)6月23日に復旧し開通した[2]のに対して、馬渓橋は、橋に流木が集積してダム化したことが川の氾濫の原因になったとして、住民から架け替えの要望が出されており通行止めのままとなっていた[3][4]。しかし、暫定的な措置として2014年6月に通行が再開されている[5]。
橋の諸元
編集- 所在地:大分県中津市耶馬渓町大字平田・町丈[6]
- 河川:山国川水系山国川
- 形式:5連石造アーチ橋
- 橋長:82.6m
- 支間:13.9m
- 拱矢(アーチの高さ):4.8m
- 竣工:1923年(大正12年)10月
- 設計者:不明
- 管理者:不明
- 文化財等:中津市指定有形文化財
脚注
編集- ^ 大分の石橋探訪 Vol.6 耶馬溪町(1) (PDF) 岡崎文雄、大分合同新聞社、2007年5月11日
- ^ 豪雨被災地のシンボル 耶馬渓橋の復元祝う 大分合同新聞、2013年6月24日
- ^ 「川の氾濫招いた」 馬渓橋の架け替え要望 大分合同新聞、2012年9月11日
- ^ 耶馬渓 進まぬ橋復旧 - 大分 朝日新聞、2013年1月15日
- ^ 馬渓橋通行を再開 「浸水の原因」住民ら不安 : 地域版 読売新聞、2014年6月17日
- ^ 馬渓橋 土木遺産in九州