養護院
愛媛県松山市にある寺院
養護院(ようごいん)は愛媛県松山市に所在する寺院である。山号は青面山。宗派は真言宗醍醐派。本尊は青面金剛。四国八十八箇所番外札所、花へんろ第四番札所、風早四国第四十九番札所(釈迦如来)・第五十二番札所(お杖弘法大師)。別名・杖大師。
養護院 | |
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山門 | |
所在地 | 愛媛県松山市北条950 |
位置 | 北緯33度58分46.93秒 東経132度46分32.51秒 / 北緯33.9797028度 東経132.7756972度座標: 北緯33度58分46.93秒 東経132度46分32.51秒 / 北緯33.9797028度 東経132.7756972度 |
山号 | 青面山 |
宗派 | 真言宗醍醐派 |
本尊 | 青面金剛 |
創建年 | (伝)永禄年間(永禄元年(1558年) - 永禄13年(1570年)) |
開基 | (伝)廻玄法印 |
正式名 | 青面山 養護院 |
別称 | 杖大師 |
札所等 |
四国八十八箇所番外 花へんろ4番 風早四国49番・52番 |
法人番号 | 4500005000107 |
概要
編集戦国時代の永禄年間(永禄元年(1558年) - 永禄13年(1570年))に廻玄法印によって市内中西外に修験道場として開かれたと伝えられている。当地の祈祷寺となった。
杖大師の由来
編集伝承では、江戸時代後期の文政8年(1825年)8月25日、風早郡北条に住む亀次郎宅に修行僧が托鉢を請うた。妻が寸志を渡すと僧は大変喜んだ。その後も立ち寄り宿泊すること7度に及んだ。文政9年(1826年)正月、亀次郎の夢枕に修行僧が立ち、仏教の教えを説き、杖・念珠・草履など5品を置いて行ったと言われる。
京都智積院の明星法印はこの話を聞き、四国巡錫の際に亀次郎宅を訪ね詳しく話を聞き、法印は立ち寄った修行僧こそ弘法大師(空海)であると確信し、「仏の慈愛の杖」として紺地金襴の袋に収めて杖を当寺に奉納した。以来、「杖大師」と呼ばれるようになった。
参考文献
編集- 宮崎建樹 著 『四国遍路ひとり歩き同行二人』地図編 へんろみち保存協力会/刊 2010年(平成22年)(第9版)
- 同 解説編 2007年(平成19年)(第7版)
- 現地説明板