餅勧進(もっかんじん)は、宮崎県えびの市[1]小林市鹿児島県湧水町[2]一帯に伝わる民俗風習の一つ。

概要

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厄年の男女の厄払い行事で、1月14日の夜に行われる伝統奇祭である[3]。厄年の男女を中心とした5〜6人のグループが奇抜な化粧で変装し[3]、大きな出来事があった個人宅や主要施設などを訪問した後[4]、神事を行った後に音楽に合わせて踊り[4]、厄払い・無病息災・家内安全を祈願する[4]。かつては訪問を受けた家で餅を貰う(勧進する)のが風習であったが[4]、最近では祝儀や焼酎を出すことが多い[4]

脚注

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  1. ^ 踊りながら厄払い えびの伝統行事「餅勧進」”. 宮崎日日新聞. 2022年7月1日閲覧。
  2. ^ 鹿児島)陽気に踊って還暦厄払い 湧水町で「餅勧進」:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2022年7月1日閲覧。
  3. ^ a b えびの市観光振興計画(素案)(平成29年度~平成33年度)”. 湧水町. 2022年7月閲覧。
  4. ^ a b c d e 無病息災・家内安全を祈願「餅勧進」”. 湧水町. 2022年7月閲覧。